嘘をつけ?
嘘をつかれた時、咄嗟に出る言葉として「嘘つけ!」という言葉は聞いたことがあるだろう。ちょっとした冗談を言った時や、怒られている時、かわいい女の子にホイホイついて行って、お会計2万円だった時なんかは、心の中で叫ぶ人も多いのではないだろうか。
だがこの「嘘つけ!」について、皆さんも思ったことはないだろうか。
なぜ、「嘘つくな!」ではなく「嘘つけ!」というのかと。
というのも「嘘つけ!」と言ってる時は、大体の場合「嘘をつくな」という意味合いで言っている。それこそ冗談に対して「嘘つけ!」と言う場合、「嘘つけ」はツッコミのワードとなる。自己紹介で言ったおじさんの「私がツッコミの木村拓哉です!」に対する「嘘をつけ」という掛け声が、これに当たる。
ただこれは「嘘をつくな」と言う意味で使われているのは明確だ。仮に本当の意味で「嘘をついてほしい」と捉えられる世界線があれば、おじさんはボケたまんまのに放たれて自由にボケ続けなければならないし、僕らはそれを聞いて薄ら笑いを続けなければならなくなる。lose lose過ぎる状況に陥るのだ。
だから通用することに対して、何の文句もない。なんの文句もないのだが、嘘をついてほしくないときだけ、「嘘をつけ」と言うのがなんか気持ち悪いのだ。これが通用するなら、けつを蹴られた後、僕は「蹴るな!」と言うべきなのか「蹴れ!」と言うべきなのかわからないではないか。この日本語は、僕のケツにとっても重要な意味を持つ問題なのである。
そして調べてみると、ひとつのサイトが見つかった。そのサイトでは、僕と同じ悩みを持った相談者が質問をしていた。
子供電話相談室で。
答えているのはパックンマックンのパックン。小学生レベルの質問をしたことに若干のダメージを受けながらも、「僕も同じことを思いました」と言う言葉に、肩を下ろした30歳。
そしてパックンは、英語ではそんな言い方はしないと言う前置きをした上で言った。
?
そうだよね、困惑するよね男の子。
質問を質問で返すって、もはや圧迫面接やん。
どれと同じなんや。
今こっちはあなたのせいで、謎が2個になったんだが?
ただそこから他の先生の意見も入ってきて、この嘘をつけと言う言葉は、煽り的な意味もあるのではないかと言うことで、回答としていた。「つけるものならついてみろ!」と言った言葉から、嘘をつけと言う言葉になったのではないかと。
そしてこの質問ページは次のような、パックンのコメントで終わっている。
だからあんたは、謎を増やすな。
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