見出し画像

作業中こそインストを

音楽を聴くシーンは様々ですが、移動中、作業中が、音楽を聴くもっともポピュラーな場面ではないでしょうか。

どちらも音楽とは別の行動をしながら、BGMとして音楽を聴くという、使い方としては同じです。集中すべきところはにあって、集中する手助け、気分を乗せるキッカケの為に音楽を聴いている。ながらで音楽を聴いている訳です。

とりわけ作業中は、移動中よりも別のものに集中する必要があるため、音楽としての主張はある程度弱いものの方が、望ましいのではないかと思います。テレビやラジオのように、コンテンツの意味が強いものをBGMにしてしまうと、そちらに気を取られて気づいたらラジオを聞いて2時間経っているなんて事も起こりかねません。

そんな作業用の音楽として、インストってすごい重宝するものやと思うんですよ。歌詞と言う直接的な意味を持たないインストは、作業の邪魔をしにくく、集中力を高める良い手助けになると思います。

そこで本日は、そんなインストを中心に行なっている、オススメのバンドをいくつか紹介していきたいと思います。

1.Rega

往年のバンド好きならお馴染みでしょう。鬼エモいインストバンドRegaでございます。

Regaの凄みといえば、なんといってもエモい事。歌詞がない楽器だけの音楽にも関わらず、滾るんですよ。おしゃれな落ち着いた音楽っていうより、拳を振り上げたくなるカッコ良さがあるバンドなんですよね。


このorangeなんて、何回聞いたかわからんぐらい聞きましたよ。サブスクで聴けるのに、良すぎてわざわざ買いましたからね。2017年の休止直前にリリースした曲で、なんでこのバンドが日の目を見ないのか、疑問に思いましたよ。

そこから2019年に活動再開を果たして、今でもバンドを続けているregaでございますが、曲は歌詞のないインスト。作業の邪魔をせず、ただただ熱い感情だけを残してくれる、名曲たちばかりでございます。



2.Sakerock

星野源が所属していたバンドとして、ご存知の方もいるでしょう。トロンボーンが主旋律にいるインストバンド、sakerockでございます。

よくジャンルがぐちゃぐちゃな様をsakerockの曲に例えて、「ホニャララなバンド」と言われていますが、全くその通りでして、まぁ掴みどころがないバンドなんですよ。

ただ掴み所が無い中で、どの曲に対しても違った感情を持たされ、振り回され、そして曲にハマってしまう謎の魅力を持っているのも、sakerockなんですね。それこそさっき貼った「MUDA」のような曲もあれば、

こんなマリンバリフ作ったら、ハマるに決まってるやんけ。と思わせられるエメラルドミュージック

そして、

バグってるくらい哀愁がハンパないインスト曲SAYONARAまで本当にいろんな顔を見せてくれます。アルバムを通して聞いても、どれも違った顔をしているのに、どれも不思議と好きになってしまうバンドでございます。

トロンボーンの柔らかい音に、何度聴いても飽きない曲ばかりですので、ぜひ作業のお供に聞いてみてはいかがでしょうか。

3.Special others

わざわざ紹介するほどでもありませんが、インスト界のレジェンドSpecial othersでございます。

Special othersってバンド好きの人からすると有名すぎて、世間的にどのくらいの知名度なのかわかりません。ただどれくらいすごいかって言いますと。

インストで、武道館を埋めたんよ。

バケモンですよ、バケモンインストバンドなんて、多分音楽に興味がない人からすれば、オーガニックカフェで流れてるBGMでしょう。歌詞もなく楽器だけですから、ある種仕方ないとも思います。わかりにくいですもん。

でもそのジャンルで、武道館まで埋めちゃったのがスペアザなんですよ。


もう説明は不要ですね。

ちなみにおすすめはpotatoです。



4.Lite

海外人気の高い、ポストロックを牽引するインストバンド、Liteでございます。

こちらも人気の高いインストバンドではありますが、このバンドの細かい音楽性は専門家に任せるとして、素人目にこのバンドの良さは、ワクワク感やと思うんですよ。


地を這う様なうねるベースアグレッシブドラム、そしてそこに加わる妖艶なギターラインと、全てが折り重なって引き込まれて、感情を昂らせてしまう独特の空気感を持つバンドが、このliteでございます。

イントロからワクワクが止まらない。そして途中の展開も裏切られる事なく、最後まで突っ走るその魅力を、皆様もぜひ作業のお供に体感していただきたいと思います。


インストはどこまで行っても歌詞がない音楽

インストバンドは、どこまで行っても歌詞がない音楽です。ポップスやロックと違い、少しとっつきにくくニッチなジャンルであるのは確かでございます。

ですが、音楽を聴くシーンを考えていただければ、むしろインストバンドがハマるべきところ日常に溢れていますし、それでいてインストバンドはインストでなければ表現できない魅力を持っているのも、これもまた事実でございます。

この記事をきっかけに、みなさんのプレイリストにもインストが入ることを願いながら、一旦辞めさせてもらいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?