コロナ騒動中に意識的にしないと決めたこと

こんにちは。
フリーランスピアニストの犬飼です。

今回の歴史的な騒動が大きな話題になり始めたのが2月の上旬頃だったでしょうか。個人的にはフリーランスピアニストとしての1年目を無事に終え、更にここ3年間活動してきた一宮レジデンスアーティストの最終コンサートも終え、暖冬から春に向かっていく時期でもあり、1つの節目のようなタイミングでした。そんな最中、騒動を受けて大学で関わっている病院コンサートが真っ先に中止になり、そして3月に予定されていたコンサートも次々中止になりました。テレビやスマホの画面で起こっていると思っていたことが、思ったよりも早く自分の身の回りに影響が出始め、これは他人事ではないと不安になりました。更に3月には中1の弟が休校になり、前代未聞の経験したことのないような出来事が次々と起きました。

でもその頃は、4月には平穏な世に戻るかな、しばらくの辛抱かな、なんて思っていました。ところが4月、5月と次々にコンサートが中止になり、遂に7月まで全滅、新しい仕事はもちろん入ってこない。緊急事態宣言の発令と外出自粛、新年度が始まらない、などなど、、、

更にショックを受けたのは志村けんさんが亡くなったこと。
この人だけは絶対に「大丈夫だぁ」と思っていたのに、急にいなくなってしまった。

あれ・・・なんだこれは・・・?

マジで起きてるの・・コレ・・?現実・・・?

書いてる今でも正直まだ夢の中にいるんじゃないかとさえ思う。

こうして色々と大切なものが失われていって、なかなか明るい光が差し込まない日々に、自分がやるべきことは一体何かということを前向きに考え、やってみたり、やれなかったり、できたり、進まなかったり、やらなくてもいいことをやっていたり、目に見えてこなかったり、わかんなくなったり、空回りしたり、そんな風に、気づいたら思った以上にあっという間に時間が経っていました。

何をやるべきかを考えると同時に、「何をしないか」ということも大事だと考え、前向きな意味でそれを実行してきたので、記事にしてまとめます。

➀情報を追いすぎない
騒動が大きくなるにつれ、テレビやSNSを見るたびに画面に映るコロナニュース、ネガティブな話題。情報を知ることはもちろん大切だけど、ネガティブな情報をあまりにたくさん摂取し続けると心が蝕まれていく気がしました。特にSNSのタイムラインをザーッと流し読みする癖は無意識のうちに気持ちを落ち込ませています。音楽家や美術家との繋がりが多いので、SNSを開けば目に入るイベントの中止、中止、延期、の文字。やむを得ないことだけど、これを見続けるのはよくないなと思い、あえて情報をシャットアウトする時間を作りました。例えばTwitterではコロナ関連ワードをミュートキーワードに設定して表示しないようにしました。そうすると、意外にも普段と変わらず明るくアホな(もちろんいい意味で)ことを書いている人がたくさんいて、スッキリした気分になりました。

②SNS上にネガティブなことを書かない
情報を追いすぎないのもそうですが、自分自身が発信する内容にも気を付けました。SNSはやろうと思えば自分の愚痴や不安を簡単に発散することができるし、実際そんな話題が世間でかなり増えました。でもぶちまけられて見せられる側は毒を飲むようなことになるかもしれません。影響力は小さいけど、それでも少しでも暗い話を画面に映さないために、見たくないワードをネット上に増やさないために、せめて自分だけはコロナ関連の暗い話題は基本的にしないようにしました。「コロナ」というこの文字でさえ、今になってようやく初めてネット上に書いています。逆に明るくてくだらないことや、前向きなことをなるべく書くようにしました。

③SNS上に変な情報を増やさない
情報の加速により色んな意見や考察やデータが溢れ、どの記事が正しくて何が間違っているのかわからないような状態になりました。そんな中で、識者でもない素人の見解は不要だと思い、余計なことは発信しないようにしました。「こんな情報がありました」みたいな紹介投稿みたいなのもしませんでした。正しい情報は一次ソースからとらないと、人づてになればなるほど情報は変化して伝わってしまう恐れがあるからです。噂は怖い。

④政治について触れない
これは普段からSNSで触れないようにすると決めています。こんな緊急事態になって政府の対応に注目する世の中、政治批判の投稿もめちゃくちゃ増えたように感じました。これに関しては本当に色々な意見があると思うし何が正しいかもわかりませんが、今は自分はネット上で一切意見しないようにしました。僕も種類は全く違いますが舞台にあがっていて、観客から見える世界とステージから見える世界が別物であると思っています。自分が演奏者のとき、どうしたら目の前の人たちを満たせるかを考えますが、全員を納得させるなんて難しい話で、アンケートには一定数の批判がつきものだったりします。自分が観客側になったときはまた無責任に勝手なことを思うものです。政府の決定はステージの規模が大きすぎる、1億以上の人に向けられたもので、全員が納得するなんてことは不可能です。何をやってもどこからかは批判される、そんな仕事をしてくれていることが凄いし、総理大臣だって1人の人間だし、僕は政治をやる側になったことがないから大変さがわからないし、見える世界も知らない、なんか、なんも言えねえ(語彙力)、ってなってしまいました。批判するにしても汚すぎる言葉で批判する人たちには違和感があります。

深夜にザッと書いてみました。
意識的にしないことで、ちょっと地味だけどきっと前向きな効果があると思っています。
次回は騒動中に「やったこと」をまとめられたらいいな。。。

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