※「たまご🥚日記」とは、
🥚の成長日記であります。しっかりとした、記事は他をご参照ください。あしからず。

■執筆日：2021年7月14日（水）
■ペンネーム：いぬまる
■読書対象者：いぬまる（自分得）

今日は、「消費税」について考えてみたいと思います。

【要約】

・日本の消費税は、「消費課税」「一般税」「多段階課税」「間接税」「前段階控除方式」の仕組みを持っている税制である。

学問を学習するに当たって重要なこと

　どの学問を学習するにしても、まずはその分野の”言葉の意味”（専門用語）を知ることがとても重要になると、僕は思っています。言葉の意味を知っているという事は、それだけ「思考が深いところまで達していることを意味する」と、僕は思っています。「言葉」は世の中の物事の概念を大きく整理したり、小さく整理したりします。そうやって、一見複雑な世の中の物事や事象を誰にでも分かりやすいように、理解できるように説明してくれるのだと、僕は思っています。言葉を大事にしない人はプロ失格である。

by　いぬまる

（なお、一般の人に話すときには、どれだけ分かりやすく、多少間違っていても概要を伝えることの方が大事だと思っています！！）

１．消費税の概要

　消費税法は、「消費一般に対して広く公平に税負担を求める」税として、1988年に導入された税金です。（消費一般に対して広く課す税のことを、専門用語で「一般税」と言います。また、消費行為に対して税金を課する事から、「消費課税」と呼ばれたりします。）今は2021年なので、創立33の税制に当たります。それまでは、日本に消費税はありませんでした。従前の税制の中心は「所得課税」を主体とする法人税と所得税が軸でありました。しかし、今では、国の歳入のうち、約2割を占める税制（平成30年度時点）となっており、日本の税制にとって非常に重要な財源となっています。

［　補足　］　何を担税力として税金を課するのか？

「担税力」とは、税金を課する事が出来る力のことを言います。

・消費税・・・・・・・消費（消費行為に対して担税力を見出す）

・法人税・所得税・・・所得（儲けに対して担税力を見出す）

２．日本の消費税の特徴

日本の消費税の特徴としては、次の仕組みが採られています。

①　一般税

　国内の全ての財貨の販売・サービスの提供を「課税の対象」としています。→　このことを広く一般に課税を求めていることから専門的に「一般税」と呼ばれています。

②　多段階税・間接税

　生産・流通・販売などの各段階における「事業者」を「納税義務者（課税事業者）」としており、消費税の最終負担者を「消費者」としています。（各段階において課税を求める税のことを専門的に「多段階税」と呼んでおり、「税の負担者」と「税の納税者」が異なる税金のことを専門的に「間接税」と呼んでいます。）

③　前段階控除方式

　また、各段階において課税を行う仕組みを行っている場合になんら対策を講じなければ、「税の累積」が生じる結果となってしまうため、「預かった消費税」から「支払った消費税」を控除することにより税の累積を排除しています。→　この税の仕組みを排除する仕組みのことを「前段階控除方式」と呼んでおり、控除する「支払った消費税」のことを「仕入税額控除」と専門的に呼んでいます。

つまり「日本の消費税」は、

　消費行為に対して課税の根拠（担税力･･･税金を課する事ができるちから）を見出している「消費課税」（注１）であり、広く公平に課税する「一般税」(注2)であり、各流通の各段階において課税を行う「多段階課税」(注3)であり、税の負担者と税の納税者が異なる「間接税」(注4)であり、多段階税の税の累積を排除するために、預かった消費税額から支払った消費税額を控除することにより納付税額を求める「前段階税額控除方式」の仕組みをとっている制度という事です。

(注1)・・・他の種類には、「消費課税」のほかに「所得課税」「資産課税」などがある。

(注2)・・・「一般税」に対比するものとして、「個別税」がある。

(注3)・・・「多段階課税」に対比するものとして、「単一段階課税」がある。

（注4)・・・「間接税」に対するものとして、「直接税」がある。

※参考文献

・森田修編『図解消費税』（大蔵財務協会,初版,2020）

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明日も引き続き、僕と得の

「消費税」について考えたいと思います！

おやすみんみん。