見出し画像

愛・友情・絆......感動要素がまるっと詰まった映画『推しが武道館いってくれたら死ぬ』!

今回はkayserが担当します。
以前、筆者の記事でも、映画化決定のお知らせをした『推しが武道館いってくれたら死ぬ』平尾アウリ原作の同名漫画を原作とし、2020年にテレビアニメ化、2022年にはテレビドラマ化された大人気作品です。そして、2023年、ついに劇場版『推しが武道館いってくれたら死ぬ』が公開されることに。

筆者も『推し武道』の大ファン!マンガ、アニメ、ドラマと全てコンプリートしています。もちろん劇場版も鑑賞済みです☆今回は、そんな愛すべき『推しが武道館いってくれたら死ぬ』劇場版について紹介します!

まずは簡単におさらい

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は、「月刊COMICリュウ」にて連載中の漫画作品です。原作は平尾アウリ。弱冠13歳にして、漫画家デビューを果たした強者です。

本人も無類のアイドル好き。本作『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は、そんな作者だからこそのアイドルオタクとアイドルとの交流が描かれています。

2020年にテレビドラマ化され人気を博しました。特に、漫画の世界観の再現や楽曲のクオリティの高さは多くの原作ファンを唸らせました。そのアニメの楽曲そのままに、2022年にはテレビドラマ化されます。

アニメとは全く異なる座組であるにも関わらず、原作、アニメの世界観を損なうことなく実写化を再現。そんなドラマ化も話題となり、ついには劇場公開されるまでとなったのです。

ドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』

2022年、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』がドラマ化される際、正直あまり期待していなかったというのが本音。むしろ、原作漫画、アニメがクオリティの高い作品ゆえに、ドラマ化されることに嫌悪感さえ持っていました。全く別物になってしまうのではないかと。

しかしながら、ドラマの放送が始まると、そんな不安は一気に払拭されます。というのも、ドラマでもアニメと同じ楽曲を使用しているではありませんか!!

さらに、アニメの音楽を担当していた日向萌がそのままドラマの音楽も担当することに。もともとの楽曲がよかったため、別の曲になってしまうとかなり違和感があるでしょう。アニメでせっかく作り上げた世界観も壊されることなく、最も賢い選択だったかと思います!

加えて、キャストやスタッフも充実したものになっている点。まずは主人公で、屈指のアイドルオタクことえりぴよ元乃木坂46の松村沙友理が務めることに。元アイドルがアイドルオタクを演じるということでも注目を集めました。

作品に登場するアイドルグループChamJamのキャスティングも秀逸です。若手女優、伊礼姫奈や中村里帆や和田美羽現役アイドル、@onefiveメンバー(MOMO、KANO、SOYO、GUMI)という俳優と現役アイドルが、ひとつのアイドルグループを演じるという妙。芝居の安定だけでなく、アイドルとしての存在感もリアルに描かれており、ドラマ化されるにあたり、スタッフ陣のこだわりが感じられます

そのスタッフのうち、特に演出を担当するのは、映画『NANA』で知られる大谷健太郎やドラマ『教場』高石明彦です。これだけのベテランが揃っていたら、面白いドラマになるに違いないのです。

そして、筆者が特にこだわってほしいと思っていたロケ地に関しても、作品の舞台となる岡山にて地方ロケを敢行していました!実はこういうところは大事にしなければいけないポイントのひとつですよね。地方の持つ独特の空気感はやはり、その土地に行かなければ出せません!

原作の平尾アウリの出身地であり、漫画でも岡山が舞台となっている以上、そこは岡山で撮影するべきなのです。そうでなければ、別の作品になってしまうからです。

こうして、ドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は100点満点の作品となっていました。

映画『推しが武道館いってくれたら死ぬ』

そんなドラマの映画化となれば、面白くないわけがない!監督は思った通りの大谷健太郎が務め、原作にも登場する東京ライブやCM出演に続くテレビ出演など気になるエピソードがてんこ盛りです。映画ならではのえりぴよ舞菜への想いを描いたシーンなど感動必至の作品となっています。

えりぴよの行動は一見ハチャメチャにみえても、全て舞菜を応援したいという純粋な気持ちが根底にあります。それは、オタ友のくまさや基、基のリアル妹、玲奈に関しても同じこと。

人が人を想うこと、愛や友情そしてそれらの絆。それは、アイドルオタクもアイドルたちも変わりはありません。『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は、そんな王道の感動物語。

そして、もうひとつの魅力はコメディ作品であること!映画にも登場する東京凱旋ライブや初めてのCM出演。「なぜその場所で!?」「なぜその演出!?」というひと笑もふた笑もあるのが、『推し武道』の面白いところ。そこもぜひ注目してほしいポイントです!

『推し武道』スピンオフ企画

ドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』では、ChamJamオタクの役を個性的なメンバーが演じています。くまさ役のジャンボたかお(レインボー)といった芸人、基役のイケメン俳優、豊田裕大など。そのほかのオタクたちも芸人~アイドルといった面白いキャスティングがなされています。

その中、田中役の吉本俳優、赤松新によるスピンオフ企画もSNS上にて配信中。ドラマ放送中から配信されていたこの企画も映画公開記念として、さらにパワーアップしています。

ChamJamオタクや運営も巻き込み、本流とは異なる物語を展開。気になる方は、赤松新のSNSをチェックしてみてください!

kayser

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?