タイトルそのままです。
以前このようなエントリを書きました。

企業がジェンダーをいじるのはそろそろ終わりじゃないかな

https://note.mu/inuningen/n/n07c9e82cb969

ここで、いじるコミュニケーションを辞めると書きました。

あれから半年たち、いじらないことで困ることは何一つ起こらず、友人と日々楽しいコミュニケーションを取れています。

いじりはいじめに繋がる可能性のある、かなり攻撃性の高いコミュニケーション方法です。

扱いのめちゃ難しい武器みたいなもので、扱いに長けている人ならそれをうまく使いこなせるかもしれませんが、一般人にはそれはほぼ不可能。誰かをメタメタに傷つけてしまう、そういうコミュニケーション方法です。

私はテレビやラジオで話したり、コミュニケーション方法を取材したり、コミュニケーションが仕事になっていますが、それでも自分がいじりという武器を扱いこなせるとは到底思えません。

この人はとてもコミュニケーション強者だなと思う人でもいじりで誰かをグチャグチャに傷つけている姿も見た。

で、いじりをやめたらどんな事が起こったかというと

友人と酒飲んだ次の日、全く後悔しない
（酒飲んだ次の日、毎回私は失礼をやらかしたのでは？といつも怖くて後悔していた）

いじらない代わりに相手の良いところをどんどん言うようになり、愛が深まった
（信頼関係も生まれるし、相手の良いところを言うことで友人のことを好きだと再確認できる

歳下の人と接する事が楽になった
（これまで自分の不要な言葉で相手を傷つけるかもしれないと、歳下とのコミュニケーションを怯えていた部分があった。
いじらない事でその怯えはかなりなくなり、フラットに接する事ができるようになった。
部下とかいないけど私にもし部下がいたら接する時楽になるんだろな）

こんなことならもっともっと前からやめておけばよかったな。
てなわけでいじるコミュニケーションやめて
すごく生きやすくなります。

そして

自虐について
これは私が自虐しまくっていた時の記事です。
7年前。とてももがいています、辛そうです、一生懸命自虐を肯定しようと頑張ってます。偏見もすごいです。女子にモンハンの例えは伝わらないか、とか平気で書いてます。↓

https://www.google.co.jp/amp/s/getnews.jp/archives/273185/amp（何度試してもリンク飛べないので抜粋して記事のスクショ載せておきます）

[](http://)

今、この時の記事を見てとても辛い。
この時私本当に辛かったの覚えているから。

私がここで主張している自虐の良さは、実は自虐の良さではなく、友人と共感し合えることでもたらされる癒しです。それを自虐の良さだと勘違いしてるんですね。当時はそれを傷の舐め合いと断じていました。

そして自虐をやめて2年半。

自虐する代わりに、子どもの頃の満たされなかった自分を大人の自分でぎゅっと抱きしめて、よしよし、頑張ったねってしてあげるんです。

自分にかけるべきは自虐という呪いの言葉じゃなくて日々精一杯頑張って生きていることへの労りの言葉。

自分に労りの言葉なんかかけられないよ、という人は好きな人、いわゆる推し。
推しを褒め称えてみて下さい。
誰かと比べてここが素晴らしいじゃなくて、推しの存在そのものを。

その言葉は自分に跳ね返って自分を愛せる土台を作ってくれることもあると思うのです。

私たちは皆尊いんですよ、綺麗事でなくね。もうこれを堂々と言えるくらい私は強くなりました。

てなわけで私は自虐といじりを辞めて、いま史上最高にメンタルの状態が良いのでした。

※追記
自虐は自傷と性質が近いと思っている

（というか自傷という大きなベン図の中の１つ？）
自虐もより辛いことから逃げるための逃げ場で、でもその逃げ場も積み重なるとより辛くなるし依存性もある。

自傷する人に、自傷なんかするな！と怒るのがだめなのは知られている。そりゃそうです、傷ついてる人が怒られるのは違う。
それよりも人は何故自傷してしまうのかを知り、相手の自傷するほどに傷ついている現状について傾聴をして、想いを寄せて、自傷までに追い込んだ原因からどう脱出するかを圧をかけないように考えたい。プロに頼りたい。

自虐も一緒で、自虐しないと社会的に抹殺されるような空気のある場がある。だから自分を守るために自虐が必要な人がいるわけで。自分の職場の権力者が人を属性でレッテル貼るタイプだった場合、そんな自分に呪いをかける行為するなんてダメじゃん、すぐに辞めろ！なんてとてもじゃないけど言えない。そんな職場すぐにやめてしまえとも言えない。だって生活かかってるんですから。（でも、すぐに休んでみて欲しいとは思う。違うコミュニティの人と話してみるとか）

徐々に自虐をしないでいいように環境を整えていくしかない。

そのためにも

今まだ自虐を強要する社会で自虐してしまう人に、自虐なんかするなとは言っちゃダメだと思う。

自虐するまでに追い込まれたことや傷つけられたことを傾聴して、一緒にそんな社会を呪いたい。

ただ、自分の不安解消するために誰かに自虐を強要してる人、そういう人には今すぐやめろって気持ち。

そういう人も何故自分がそういうコミュニケーションをとってしまうのかをカウンセラーと対話して知るのが良いと思うけど、でも人を傷つける方法は今すぐやめて。と思う。