【あまりに過酷】ピクミン1
「4」でピクミンロスに陥り、任天堂の思惑通りピクミン1に誘導されてしまった。
ダンドリ…ダンドリ…もっとダンドリ…。
自然の表現でよくある、「生命の神秘」とか「原始的」とはまた違う、独特の空気感があるゲームだと思う。
放射線かなにかの影響で立入禁止区域になり数年経った土地が、人間の知らないうちに急激に成長してて手をつけられない、みたいな。
GC時代にありがちな、画面が全体的に薄暗いのもちょっと不気味で良い。
湿気が多く、快晴というわけでもないのに紫外線で肌がヒリつき、それでいて息を吸い込めば肺が凍りそうな雰囲気。そこに暮らす原生生物たちは逞しい。
「4」で完全に調子に乗っており、せっかくなのでと今回も無犠牲クリアにチャレンジしてみた。
日数やピクミンの総数については、無理のない範囲でベストを尽くすという方針だ。見ないフリをするってことだ。
この時代のピクミンはマジで橋とか渡れない。勝手に広がってポロポロ落ち、勝手に死んでしまう。ダイコンに手足が生えただけのような生き物だからまあ仕方ない。野菜が歩いてるだけですでに結構偉いし。
ヘビガラスの洗礼
突然だけど、本来青ピクミンが必要な場所を強引に突破する方法を発見した。ただ、投げる角度や投げた後のピクミンたちの挙動次第で時間を無駄に食うことがあり、その場合は念のためリセット。
苦労してそこを越えた先には殺戮マシーン ヘビガラスが3体も沸く激アツスポットがある。
ヘビガラスは顔を出す際たまに地面に突っかかることがあって、そのタイミングに囲って倒す。(2は紫がいるので、誘導よりも顔に叩きつける方が効率良いと思う)
逃げ回ってる間、ピクミンがそこそこの頻度で転ぶ。そうなるともちろん食われるのでリセット。これが本当にダメ。ピクミンたん、これはもはや利敵行為…なのでは…?
こういう話書くの…?
ゲーム面ではこの時点ですでに完成されていて、面白すぎるのでどうやっても真剣に遊んでしまう。エモい〜!と喜んでポエムをしたためる余裕がない。CMソングに釣られて買った当時の子供達にとってちょっと無慈悲な難易度をしていると思う。私もそのうちの1人です。
作中最強キャラマロガエル
マロガエルがすごくヤなところにいる。
ジャンプして、頂点で少し留まったタイミングでピクミンを戻すといい感じなのだけれど、それが難しすぎて倒し方を検索してしまった。60匹程度で囲むと嫌がるモーションが入り1ターンキルを狙えるらしい。
死んだ。
60匹程度で囲んでも何というか、角度が悪いと普通に飛び跳ねる。力尽きる瞬間にジャンプする時とそうでない時があって判断がつかない。あとよくわからん巻き込まれ方で死ぬ時がある。何だこいつ!
マロガエルを何事もなく倒し、ブタドックリに見逃してもらえるまでなかなか時間を食わされた。
サライフーセンデススパイラル
大水源到達初日はドドたま(ドドロのたまごの意)方面、2日はフタクタドックリ方面、3日目はクマチャッピー方面を探検。最後は結構時間を持て余してしまったので、極めた人はもっと早く進めるんだろうなあ。
水辺から帰ってくると巡回ルート非固定のサライムシが拠点のピクミンをあちこちに放り投げ、フーセンドックリがそれに反応し、吹き飛ばされた先でクマチャッピーが起こされる。地獄絵図?
大湿原のあと一度遭難地点に戻り、ラストダンジョンに向かう。
最後の試練
BGMがとにかくスゴいので聞いてほしい。
深夜作業中に流すと結構怖い。
ダイオウデメマダラを倒すとこのゲーム終わっちゃうので、推奨されている爆弾は使わず、できるだけバトルが長引くよう地道に顔を叩く方針にシフト。(???)
側面に向かってピクミンを張り付かせるとビヨンビヨンと間抜けな音が鳴る。ベロ攻撃の横範囲は意外と狭い。ベロベロしてる最中に呼び戻すと、安置にいるピクミンでも謎判定を喰らい、口に吸い込まれてしまう。
振り払おうとジャンプしたら、最高到達点のあたりで呼び戻す。タイミングを間違えると今度はお尻に吸い込まれる。
こんなに大きい敵を倒してもピクミン1ではファンファーレの一つも鳴らない。ボスの登場ムービーも流れない。
自然界では生き死にが身近にありすぎて、すべてが淡々と済まされる。この脚色されていない無常さが好きだ。
Switch版ピクミン1、なんとピクミン2とのセット。神ゲーと神ゲーがいっぺんに遊べるとはなんてオトクなんだ。
数十年後、もしかするとブレワイとティアキンなんかもセット売りされるような時代がくるのかもしれない。その頃にはピクミンシリーズも「13」くらいまで続いているといいな。
以下スクショコーナー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?