見出し画像

京都に行きました(三日目/最終日)

二泊三日の京都の旅も最終日です。
窓から朝日が差し込むのを見て(やった!晴れてる!)と軽く拳を握るくらいには前日の雨が厄介でした。
朝食はかのーさんオススメのホテルから徒歩数分の手作りパン屋さん。
実は実家がパン屋なので手作りパン屋さんには興味津々です。
間口が一軒もない街のパン屋さんは菓子パンも調理パンもレギュラーもモチモチでフックラで美味しかったです。

しっかりと朝食を腹に納めて、荷物をまとめてチェックアウト。
…と、その前にお土産やら諸々の荷物やらを自宅宛てに送ろうと前日にまとめていたので、そちらを並びの郵便局から出しました。
その際に窓口の担当の方が京都の平野レミさんって感じにびっちりと指示してくださりサクサクっと荷物が出せたよ!ありがとう!!

手持ちの荷物も軽くなったところでいよいよ東寺に向かいます。
ホテルからは徒歩で10分もかかりません。

ぐるりと巡って南大門から入ります

東寺は拝観料を納めたら拝観できるお堂などと、そちらを納めなくても拝観可能なお堂と、通常は開かれていないところがあります。
何処に伺いたいのか調べて行かれると良いかもです。
今回はメインが講堂の立体曼荼羅でした。
(以前と配置や照明の演出が異なっているとのことなので見たかったのよねぇ)
そして鉄博からも見える京都のシンボル「五重塔」は通常は非公開なので特に狙って(笑)おりませんでした。

まずは食堂へ。
(ショクドウやないよジキドウだよ。)

蓮の葉に載せたろうそくに火を灯す(が、風が強くてマッハで消えたw)

堂内撮影は不可ですが、以前に来た時とは色々と違っておりました。
本尊の千手観音は変わりませんが、嘗て拝観した折には向かって左側は特別何かをお祀りしてはりませんでした。
今回1930年の食堂火災でほぼ炭化した四天王がお出ましになっております。
詳細を調べると樹脂のコーティングが進化しこれ以上崩れることがない加工が可能となったのでお参りできるとのこと。ありがとう科学の進化!!

さて、いよいよ講堂と金堂へ向かいます。
お庭を含む有料拝観のエリアに入る為、お店(お土産売ってるトコ)へ行きがてら、嘗て南大門に納められていた「夜叉」像をお参りすべく伺ってみれば…。
修復のためにそちらにおわすことなく、引き伸ばした画像がお堂の中に飾られておりました。
以前に参拝した折、こちらの夜叉堂にも参ったのですがすっげー怖かったので実はよかったのかもね?みたいな感じで拝観料を納める窓口に急ぎました。

窓口に行って「アワワワワ!」となったのは、この時期「特別拝観」となっており、なんと!!全然期待していなかった五重塔が開かれているっていうではありませんか?(行くなら?)(イマでしょ??)
観智院さんの参拝含めての拝観を希望したのはいうまでもございません!(きっぱり)
金堂→講堂の順に拝観しました。

京都や奈良に住んでいなければ軽々と仏を拝観するのって難しいですよね?
だから例えばトーハクやらなんやらに著名な仏が来るなら見に行きますよね?
すると昨今は間近に仏を見られるし、企画によっては映像でも見せてくれたりしますよね?
最近は私もそれで良いかもなぁ?と考えておりました。

が!
違うよ!博物館と美術館とかにおわす際には仏の魂は抜かれておられるですよ。楚々として居られるのは魂が入っておられないからじゃんね?
金堂の薬師如来様と両脇に控える日光月光菩薩様。
講堂におわす如来、明王、菩薩様方は『動いて』いたんですよ!!(真顔
例えばさ、不動明王の脇に居られる降三世明王の六臂はものすごい速さで動いてるの!動画なの!
それほどの速さで動かないとダメな戦いを見せる動きを表してる動画なんだよね。
最初に気づいたのはかのーさん。
これ動画だよね?と促してくれたです。
そこから延々と仏の動画的表現とその意味するところの話をしておりました。
楽しかった~♡

そして以前に拝観した時はまだLEDが普及しておらず、皆さまが薄闇に沈んでおられる感じだった。
それが光源を分散して幾つもの灯りとしてのLEDが角度を変えて照らしておるので様々な表情を見る事が可能になってます。
マジで科学の進歩ありがとう!

まさか開いているとは思っていなかった五重塔。
さっくりと拝観できました。
中はねぇ、極楽浄土だったよ。
もしも冬の特別拝観とか今後の拝観で見られる方がいらしたら、脳内で彩りを補完したらイイです。
それはまさに極楽浄土だからね!
かのーさんが柱の龍の筆致が違うのを後年の作かなぁと考えていたのが印象的。うん、龍だけがものすごい躍動感で空を舞っておったです。


時折、雨粒が落ちてくる空は龍が登りそうだったよ

次に観智院さんにも行きました。
個人的に庭はよくわからんし、茶の湯とその表現する空間も分からん(スイマセン。猛然と「へうげもの」読んでます;;)から、お部屋と庭はサラリと拝見しました。
で、満を持しての五大虚空菩薩様と愛染明王さまです。
五大虚空菩薩のむかって右から二番目(ON象)の方がクサナギ君に似てるとの意見を聞いた途端、ブラタモリのクサナギ君にしか見えなくなって困りましたw。
小銭をかき集めて愛染明王のお言葉を賜る護符を頂きましたが、ちょっと申し訳ないけど意味が…ね?(難しいのよねぇ


観智院さん前の通りは平安時代の道幅がそのままに残ってる

東寺を出たのがちょうど昼の頃合い。
戻りの時間まではまだまだあります。
昼食を京都駅付近でとるとして、うまくしたら叡山電車に乗れるかな?などと期待を込めて調べましたがちょっと難しいねと結論が…( ;∀;)
東寺駅すぐのホテルだったのに歩いて移動しまくったので全然最寄りから電車に乗っていないので、ラストくらいは乗りましょうと、一駅だけの近鉄に乗りました。
近鉄京都駅ってそこだけ奈良みたいだったよ!

あおによし美しい

京都線プラットホームから先に出るかのーさんを見送り、自分は新幹線ホームへ移動しました。
平日の午後の新幹線はゆったりとした余裕をかましており、予定していた便よりも早めに空席があるとわかったので、さっさと「のぞみ」に乗り込みました。

京都たのしかったねv

次に訪れるなら音博での参加にしたいなぁと思いながら、帰路に着きました。
かのーさんと京都のみなさんありがとうv