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フィードバックからフィードフォワードへ:Moving from Feedback to Feed Forward

6月も今日で終わり。

今月は、毎晩深夜に2時間ほど動画を撮影している。
英語コーチングで担当しているクライアントさんが毎日送ってくる課題に対するお返事を5-7分の動画にまとめてお返ししているのだ。

英語をツールに、目標を持って世界に羽ばたこうとしている20-30代の若き方々4名。小欲(自己実現)ではなく大欲(業界や社会に一石を投じる)を掲げ、まっすぐに目標に向かってエネルギーを注いでいる方々と、週に一度の面談と、ほぼ毎日、メッセージや動画のやりとりをしている。

そのやり取りの中で、大いなる気づきを得た。

クライアントさんのひとこと:

あれでいいんですね!でも、自分では何がいいのかよく分かっていません…なので(褒め言葉を)まっすぐに受け取り辛い感があります…

自分の人生に多くを求める人は、総じて自己満足度のハードルが高い

周囲がいくら「すばらしいー!」とほめても、自分の中にいるもう一人の自分が「まだまだいける、もっと自分は伸びるはず」「これくらいで妥協したらダメだ」とささやいている。

だから、単なるフィードバックでは物足りないのだ。

こうした方々は、これまでとことん自己分析、内省をされてきた方ばかり。

自分で自分にフィードバックする方法を知っている(実際、現役コーチもいらっしゃるし)。客観性と主観性を行き来させながら、自己成長を促すことを習慣的にやってきた方々だ。

じゃあ、なぜ私のような者のところに来てくれるのか?
伴走者がいると、何が違うのか?

それは、
・自分が見たい世界(観)を生きている(生き抜いてきた)
・様々な観点から物事を洞察できる
・2言語で自分を成長させる自分の言葉を持っている
・複数の業界を渡り歩いてきた上で通用する普遍性を体現できる

そんな理由のようだ。

だから、あらゆる角度から観察して、言葉がけをする。
顕微鏡のごとくズームイン&アウトしたり、視線や口調から心理状態を読み取ったり、5感を駆使して相手の「今」に迫っていく。

私の頭の中では、情報をアンテナでキャッチしてこんな具合にプロセッシングしている。

具体的に、何がいいのか(具体性)

1週間前から、何が変わったのか(習慣の力)

次に〇〇を△△くらいやれば、どんな進化・深化が起こりそうか(個別性、将来を見通す能力)

何に注力すれば飛躍のきっかけがあるのか(成長性)

自分の個性がどの場面で表現されているのか(自己表現)

文章力や発言内容(自己表現)を一段階上げるには、どこがティッピングポイントになるのか(開拓の方向性)

相手が受け取りやすい形で言葉にしていく。

実はこれは、フィード「バック」ではなく、進化(深化)のためのフィードフォワード、前に進むために提供できるギフトのことだな…。

バック(戻す)ことはもちろん、フォワード(進む)の意識を存分に織り交ぜて、双方向でやりとりを深める方法をいろいろ実験中です。


Photo Credit:https://www.cultofpedagogy.com/

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