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ピッキングとは?シングルピッキング、トータルピッキング解説【ピッキング手法】【物流業務】

ピッキングとは

ピッキングとは倉庫内の商品を集める(ピックする)ことです。
担当者が出荷する予定の商品を倉庫でピックしていきます。
ピッキングにはいくつか方法があり、シングルピッキング、トータルピッキング、シングルピッキングとトータルピッキングを掛け合わせたマルチピッキングがあります。
ピッキングする際カゴやカート、台車を持って倉庫を周ります。
ピッキング後は検品担当者や梱包担当者へと引き継ぎます。

シングルピッキング

オーダーピッキング、摘み取り方式とも呼ばれます。
1回の注文ごとにピッキングする手法です。
A、B、Cから注文があるとすると、Aの注文分をピッキングし終わり次第Bの注文分をピッキングしていきます。
シングルピッキングはピッキングのスタンダードです。
1日の注文回数が少ない場合に効果的です。

トータルピッキング

種まき方式とも呼ばれます。
BtoBで採用されることが多いです。

複数の注文分をまとめてピッキングします。
シングルピッキングでは注文単位でピッキングするのに対し、トータルピッキングでは商品単位でピッキングします。

A、B、Cから注文があるとして、それぞれの注文内容が以下とします。

  • A:パイナップル 3個、みかん 6個 

  • B:パイナップル 5個、りんご 2個

  • C:パイナップル 1個、りんご 1個

トータルピッキングでは商品単位でピックするため、パイナップルをピッキングする場合は9個一気にピッキングします。
みかんは6個、りんごは3個ピッキングします。
商品をまとめて持ってきているため、トータルピッキング後は仕分けを行います。
仕分けはA、B、Cそれぞれの注文ごとに商品を振り分ける作業です。
マテハン等の機械的な設備を導入して仕分けすることもあります。

マルチピッキング

シングルピッキングとトータルピッキングを掛け合わせた手法です。
複数注文のピッキングをしながら商品仕分けを行います。
企業ごとに方法は様々あるため、作り込んだシステムが必要となります。

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