公認会計士・田邊昌志Note(InvestorsHUB公認Note)

公認会計士、買収経験のある会社経営者の視点からM&A/ファイナンス市場の裏側や…

公認会計士・田邊昌志Note(InvestorsHUB公認Note)

公認会計士、買収経験のある会社経営者の視点からM&A/ファイナンス市場の裏側やM&Aのニュース解説、深堀専門家の見解、用語解説、当事者へのインタビューなどを毎週木曜日に発信していきます。3分程度で読める内容となっていますので、通勤中や休憩中など是非ご覧ください。

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InvestorsHUB公式Noteを始めます!!

こんにちは。公認会計士・田邊昌志Note(InvestorsHUB公認Note)編集部です。タイトルの通り、株式会社InvestorsHUBは公式noteを始めます。 まずはInvestorsHUBの紹介をします。InvestorsHUBの設立は9月15日。2011年9月15日のリーマンショックや、コロナによる未曾有の出来事の中でも果敢に攻める経営者や、起業家、投資家の皆さんのお役に立つハブ的役割を果たしたいという想いでこの日を設立日としました。  InvestorsHUB

    • スタートアップ支援拡充へ

      お世話になっております、InvestorsHUB編集部です。さて、昨日のサッカー日本代表のドイツ戦見られましたか。私は、期末レポートの締め切りが迫っていたので書きながら応援していました。サッカーのW杯4で日本代表がドイツ代表に奇跡的な勝利を治めたという歴史的瞬間に立ち会えて光栄です! ちなみに、弊社InvestorsHUB本日は通常営業しております。 さて本題ですが、日本のスタートアップ支援が加速しています。 政府は5年後の2027年に、国内スタート アップへの投資額を現状

      • 事業再編が増加している理由

        お世話になっておりますInvestorsHUBです。今週は、事業再編が増加している理由についてご説明させて頂きます。 事業再編の数が昨年に比べ増加しております。コロナ禍の影響もあり、業績不振により事業再編を迫られるケース、集中と選択をせざるを得なかったケースが増えたものと考えられます。 国内市場は成熟化にあり、人口が減少に転じていることも要因として考えられます。また、オーナー経営者の高齢化も原因の一つとして考えられています。その他の理由としては、M&Aに関与する事業者が増

        • のれんとは

          お世話になっております!InvestorsHUB編集部です。 今週はのれんについて解説していきます! のれんというと居酒屋やお寿司屋さんなどの入り口にある、のれんの看板を想像する方も多いかと思います。のれんとは、一言で表すと目に見えない資産価値のことです! のれんとは、企業結合会計基準にて「取得原価が受け入れた資産および引き受けた負債に配分された純額を上回る場合の超過額」と定められています。  具体的には、企業のノウハウ、ブランドイメージなど、売り手企業の持つ将来性や、買

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        • M&A・事業承継用語解説
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        記事

          M&Aにおける基本合意書(mou)とは

          こんにちは!InvestorsHUB編集部です。先週は三連休でしたが、いかがお過ごしでしたか。天気がくずれなかったおかげで、3連休を楽しまれた方も多いのではないでしょうか。余談ですが、私が通っている大学は祝日という概念がないので昨日は大学に通学しました😭😭 今週はM&Aにおける基本合意書(MOU)についてご説明します! 基本合意書(mou)とは意向表明書の受領後、売り手と買い手の間で関心がある項目について締結する契約です。 基本合意に記載される具体的な項目は、買収価格、

          日本M&Aセンターホールディングスの有価証券報告書訂正について

          こんにちは!InvestorsHUB編集部です。9月に入りましてもなお厳しい残暑が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。 2022/4/27にM&A仲介最大手の日本M&Aセンターホールディングスが、仲介事業において売上を前倒し計上する不正を行っていたことが判明いたしました。 日本M&Aセンターホールディングスは多額の利益を上げ業界のトップを走る優良企業です。業界のトップを走るM&Aセンターホールディングスが何故不正を行う必要があったのでしょうか。 不正の実態は調査委

          日本M&Aセンターホールディングスの有価証券報告書訂正について

          なぜ多くの中小企業がM&Aに躊躇するのか

          こんにちは!InvestorsHUB編集部です。9月に入りましてもなお厳しい残暑が続いておりますが、お変わりございませんでしょうか。InvestorsHUBは2期目を迎え、プリンシパル投資、マーケティング施策を積極的に行なっております。そこで、InvestorsHUBの日々の活動や新着案件のご紹介をメールマガジンにて発信しております。先週に初回配信を行い、月1本の頻度で発行していく予定です。 ご興味ありましたら下記URLからご登録下さいませ。 https://forms.gl

          なぜ多くの中小企業がM&Aに躊躇するのか

          年買法とは

          こんにちは、InvestorsHUB編集部です。残暑もようやく和らぎ、過ごしやすい季節になってきました。今週も先週のFAに続いて用語解説を行いたいと思います。 非上場株式の価値評価方法は主に、配当還元方式、類似業種比重方式、純資産価格方式の3つが挙げられます。 配当還元方式とは、1株当たりの配当金額と資本金をもとに計算する方法です。この計算方法では、ほかの2つの計算方法よりも評価額が小さく出るという特徴があります。 類似業種比重方式は、自社と同じ業種の会社の株式価格を参

          FAのメリット・デメリット

          こんにちは!InvestorsHUB編集部です。今回は用語解説を行いたいと思います。 FAとはファイナンシャルアドバイザーの略であり、M&Aで幅広いアドバイス・サポートを手掛けるアドバイザーのことです。FA形式ではアドバイザーが売り手・買い手側のいずれか一方につき、依頼主の利益を最大化させるためにM&A業務を行います。日本でもFA形式の認知度は増してきており、中小企業でもFA会社を選ばれる方が増えています。 FA形式のメリットとしては、FAは売り手・買い手側のいずれか一方につ

          M&A仲介の今後について

          こんにちは、InvestorsHUB編集部です。 昨年、一般社団法人M&A仲介協会が設立されました。協会は大手M&A仲介会社である日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズ、ストライクの3社が中心となって設立されています。なぜ今頃になって大手仲介業者たちは仲介協会設立に動いたのでしょうか。 ここで重要なのは、M&A仲介協会であり、M&Aファイナンシャルアドバイザー協会ではないということです。仲介協会は社会問題となっている後継者問題に協会員一丸となって取り組むために発足

          市場再編とM&A

          こんにちは!InvestorsHUB編集部です。弊社は本日からお盆休みが始まります。 さて、東京証券取引所は、4月に5つの市場を3つに再編致しました。最上位のプライム市場には東証1部企業の約8割にあたる企業が移行しますが、上場基準を満たせず経過措置制度を使って移行する企業もあるほか、新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果をもとに、スタンダード市場を選択する企業も多数います。  1部上場企業でありながら新市場区分への移行についてスタンダード市場を選択す

          M&Aは高度経営判断

          こんにちは。InvestorsHub編集部です。連日厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしですか。近年、M&Aが経営戦略の一環として注目され、実施する企業も急増しています。しかしながら、M&Aには高い経営能力が求められています。 M&Aには多くの専門家が関与します。またM&Aは多くの専門家が分業で行うことが一般的です。売り手の会社内容を深く理解し、売り手と買い手をマッチングさせる専門家、DD(デューデリジェンス)の専門家、税理士・弁護士・ビジネスコンサルタントと様々で