個人が取り組める不動産投資は住宅だけか
個人が取り組める不動産投資は、やはり限られています。一番手掛けやすいのは、ワンルームマンション投資、次がアパート投資、次が一棟マンション投資、という順ではないでしょうか。
でも我が国の実情を考えてみると、少子高齢化で住宅の必要性はどんどん低くなっていると思います。むしろ必要な不動産は、商店・飲食店、ホテル・旅館、医療・福祉施設などの商業用不動産なのではないかと思ってしまいます。
現状、REITのような形で商業用不動産を購入できる仕組みはありますが、それ以外の購入術はありません。新築物件など皆無ですし。
全国で中心市街地がシャッター街になっている、という話をよく聞きますが、結局そういう中心市街地の不動産を保有しているオーナーが、物件を稼働させなくても、特に困ることがないからだからなのではないかと思います。そういう人から物件を買い取って商業用不動産の運用をしてみたいものです。
空き店舗をリノベしてまちづくりに活かす取り組みも全国では行われているようです。
○自治体が手掛ける事例
自治体が中心市街地活性化の一環として実施している例です。
注目できる例としては、浜松市が行っているリノベーションスクールという事業(施策?)があり、空き店舗を活用する若手の起業家を育てる取り組みを行っているようです。面白い取り組みと思います。ただ、起業する若手の人にとっては結構リスクが大きめのような気がします。逆に空き店舗を貸し出すオーナーはリスクが低いような気がします。これを見ても、都心に物件を持つことはすごくメリットがあると感じられます。
浜松リノベーションまちづくり (hama-rino.com)
○民間事業者が手掛ける事例
民間でも、空家活用の一つの手法として、空家や空き店舗をまちづくりい活かすような取り組みをしている建築・不動産会社があります。
注目できる例としては、石巻市で空き店舗や不動産をリノベーションして活用している巻組という会社があります。クリエイター支援やシェアハウス運営など、不動産を中心にいろいろな事業を手掛けているようです。
巻組|石巻のクリエイティブチーム (makigumi.org)
地域活性化としてなかなか興味深い取り組みだなと思う一方、個人投資家が参画できる余地はどうもなさそうです。(パット見るとありそうなのですが、詳しい事業内容などを見ていくと、なかなか参画するのは難しそうです)
そういう意味では、ワンルームマンション投資という投資手法はすごくよくできた投資手法だと改めて思います。
将来こういう商業不動産にも投資対象を広げる夢も持ちつつも、当面は手持ちの物件の借入金の返済を頑張っていきたいと思います。
また、こういう商業不動産リノベーションに個人でも参画できそうな事例をご存じの方がいれば教えてください。
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