達磨の眼【本伝統文化を世界へ】

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達磨の眼【本伝統文化を世界へ】

ライブインテリジェンスアカデミーの公式noteです。日本の伝統文化を国内外に伝えていくためのブログです。当アカデミーの事業の一つである「仏画曼荼羅アート教室」の活動状況もアップしていきます。新たに当アカデミーがこのブログを運営していきますので、よろしくお願いいたします。

マガジン

  • 〇△▢の風景

    私が見つけたちょっと誇らしい心に沁みるお寺の風景を一緒に楽しんでいただこうと思っています。

  • 仏画曼陀羅アート

    仏画と般若心経などのお経を融合させてアート作品を作ります。仏画のもつ美しさ、お経の文字がもつ神秘さを重ねオリジナリティーあふれる仏教アートにチャレンジします。関西を中心に教室を展開しています。関心があれば、一緒に作品を作りましょう。

最近の記事

魅力満載の 京博の「雪舟伝説」

昨日、「雪舟伝説」を観に京都国立博物館へ行ってきた。過去、何かの折に国宝の雪舟作品は観たことがあり衝撃を受けたことがある。その中でも、仏画を楽しむものとして「慧可断臂図」は目に焼き付いている作品である。 今回の京都国立博物館の「雪舟伝説」の展覧会では、雪舟が日本の美術史上に大きな影響を与えたことの功績を伝える特別展になっていた。まさに「雪舟伝説―『画聖(カリスマ)』の誕生―」と名打ってのものだった。 第1章から第7章までにわけられ、第1章「雪舟精髄」と題し国宝6点と重文3点が

    • 彩色によって個性あふれる作品に 6月に体験会開催

      昨日は大阪西区民センターで仏画曼荼羅アート講座だった。 昨年9月、開催された体験会に参加され、 関心を寄せ、続けられている方々の作品である。 今年に入り、顔彩での彩色が始まり、 配色の難しさなどを体験しながら進んでいる。 課題の仏画の彩色は見本がなく、 ひとり一人が自由に色を配し楽しんでいる。 だから個性や気持ちが絵に表現される。 同じ画題でも、これほどまでに違うのか、と。 ■体験会を開催します。6月25日(火) 13:30~15:30 募集は15名(先着順) 参加費1,

      • 国宝の寺 浄土寺(尾道)を訪ねて

        先日の尾道訪問は「仏画曼荼羅アート」の打ち合わせを兼ね浄土寺に伺った。 ご存じの方も多いと思うが、尾道 浄土寺は尾道三山の一つとして飛鳥時代に聖徳太子が開創したと伝えられている、中国地方屈指の古刹である。瀬戸内海の交通や商業として発展した尾道の歴史文化に必ずと言っていいほど登場する寺院である。およそ七百年の時代を重ね、いまも尾道の発展を見守り続けている。 朱の山門をくぐると正面が本堂、その右手に阿弥陀堂と多宝塔が建つ。これらは中世仏教建築の代表的な建築物として現存して

        • 大阪コリアンタウン 若い女性たちによって門戸がひらかれる

          先日、大阪 鶴橋に行ってきた。おそらく十数年ぶりになるだろう。現役時代はたまに焼肉を食べるために出かけていたが、いまは年齢的に焼肉を食べる機会もめっきり減り足が遠のいていた。 このたび、おじさん仲間と鶴橋界隈の町の変貌ぶりが話題になり、それなら是非行こうと実現した。以前よく行ったJR環状線鶴橋駅の高架下の焼肉店の路地は観光客らしき人たちで賑わっていた。露店も増えいっそうの集客に繋がっているように思えた。 焼肉ランチを済ませ、お目当ての「大阪コリアンタウン」へ。

        魅力満載の 京博の「雪舟伝説」

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          街を彩る白とピンクのハナミズキ

          街路樹としてよく見かける「ハナミズキ」 このハナミズキは北米原産で、 1912年にワシントンD.C.に贈ったサクラの返礼として贈られた木 ピンクとホワイトの2種が交互に植えられているのはよく見かける 今年もサクラのあとを彩る 改めて近寄って見ると清楚で美しい 写真/ 渡邉雄二 #ハナミズキ #北米原産 #サクラの返礼 #サクラの後を彩る #清楚で美しい

          街を彩る白とピンクのハナミズキ

          寺院は 心の高揚を楽しむワンダーランド

          毎月一回、有難いことに仏画曼荼羅アートの講座で寺院へ行く機会がある。訪ねるたびにメンタルスタビリティ(精神的高揚感)のようなもの感じる。それは、境内の空気感や本堂で手を合わせ祈ることの他に、移ろいゆく季節の中で草木の変化に触れることなど、私にとって寺院はワンダーランドである。 一昨日、大阪の池田市にある黄檗宗寺院である「佛日寺」に伺った折に、いつも寺院裏の勝手口からの小径を通る。白壁に添って小さな地蔵さんが並んでいる。それぞれの地蔵さんの、小径を挟んで目の前には牡丹が植えら

          寺院は 心の高揚を楽しむワンダーランド

          古木の牡丹桜 命のアーチのよう 【佛日寺の風景】

          桜爛漫の風景は終わりを告げようとしている そんななか 大阪池田にある佛日寺の境内にある 小さな古木の牡丹桜が見ごろを迎えている どことなく哀しげに映るが 小さいながら迫力を誇示し続けているようにも見える よく見ると 長い枝が土に付いている 支え棒のように 大地にめり込み命脈をつなぐ命のアーチのように 写真/ 渡邉雄二 #佛日寺 #佛日寺の風景 #牡丹桜 #小さな古木 #哀しげに映る #命のアーチ

          古木の牡丹桜 命のアーチのよう 【佛日寺の風景】

          尾道に新しい風が吹く 社会から学ぶことを知る

          久しぶりに尾道を訪ねた。新幹線の福山駅で降り山陽本線に乗り換え20分で尾道駅に着いた。駅には観光客らしき人たちが目立ち尾道の人気ぶりがうかがえた。天気に恵まれたこともあり「サイクリングの聖地」として多くの海外からのサイクリストが押し寄せているようだ。フェリーで向島に渡り「しまなみ街道」を楽しむサイクリングが大人気で観光の目玉になっているのが伝わってくる。 尾道を訪ねるたびに、不思議と尾道は郷愁をそそる。尾道の地形や風土、そして環境がそう感じさせてくれるのだろう。今回も、そん

          尾道に新しい風が吹く 社会から学ぶことを知る

          煩悩百八をとっ払うよりは煩悩と仲良しに 一カ月で描いた万顔の2枚

          煩悩百八を払い除けることをただただ願いながら、自分の本尊を描く大それたチャレンジを提案した。 煩悩は、人間の成長や発展に必要な欲求としての側面を持ち合わせている。ただ、心をコントロールすることで煩悩に振り回されることなく生きることを願っての今回のチャレンジである。 少しずつ本尊を紙上に描く。一体一体が違う煩悩と想定して108体を描くことを提案した。しかし、紙のサイズが限られているのですべて網羅できないというのも想定している。煩悩百八のそれぞれを本尊の顔の表情をすべて異なる

          煩悩百八をとっ払うよりは煩悩と仲良しに 一カ月で描いた万顔の2枚

          春 爛漫 -紅時雨- 

          咲きかけも また美しい 紅時雨 写真/ 渡邉雄二 #桜満開 #紅時雨 #咲きかけ #美しい #薄曇り

          春爛漫

          先日、近くの夙川沿いで孫と一緒に ちょっと早めのランチ花見をした。 座ったベンチの真ん前に、 しだれる枝に白い小さな可愛らしい花 「ユキヤナギ」が咲き乱れていた。 後ろには紅椿、 そして川沿いには、これからは私の出番よ、 と言わんばかりにソメイヨシノが咲き誇っていた。 #春爛漫 #夙川 #ランチ花見 #ユキヤナギ #紅椿 #ソメイヨシノ

          人の目に届かない所で自分の時間や思いを社会に還元 こんな笑顔が自然に

          ご覧のとおり、この歩道橋は人通りが少なく高速道路の下ということで薄暗い。 昨日、自転車を押しながら歩道橋に上がったときに反対側によく見かけるおじさんがいた。今日も手すりを掃除されていた。時間に追われる仕事ぶりではなく丁寧に清掃しているから、もしかしたら “ボランティア” かな、と。 それを確かめたく声をかけた。イヤな顔をされるのも嫌だし、と思いながら、すると顔をあげこの笑顔だ。うぁー、いい顔しておられる。 いつもはシルバーとしてマンションの清掃に従事されているとのことだが、

          人の目に届かない所で自分の時間や思いを社会に還元 こんな笑顔が自然に

          江戸後期の絵師 池田孤邨が描いた「五節句」の絵解きを楽しむ

          季節ごとに行われる、無病息災、子孫繁栄などを願うための伝統行事である五節句は、1月7日の人日(じんじつ)の節句をはじめ、3月3日の上巳(じょうし)の節句、5月5日の端午(たんご)の節句、7月7日の七夕の節句、9月9日の重陽(ちょうよう)の節句がある。 人日の節句は、春の七草を食べて一年間病気せずに元気で過ごせるように願う日で、 若菜を摘んで新しい生命力をいただく「若菜摘み」という習慣がある。 上巳の節句は、ご存じ「桃の節句」ともいわれ、もともとは慶びや厄払いをする節句だった

          江戸後期の絵師 池田孤邨が描いた「五節句」の絵解きを楽しむ

          今月14日、乙女文楽と落語の共演が法楽寺で開催

          月一度、仏画曼荼羅アートの教室でくすのき文庫を提供いただいている法楽寺で、 今月14日に友人の乙女文楽の人形遣いの吉田光華さんの公演がある。 今回は、落語と共演。三代目 林家菊丸さんとコラボ舞台が実現する。 春のひととき、軽妙な落語と人形舞が堪能できる。 お時間があれば、ぜひお越しください。 詳しくはチラシをご参照ください。 #乙女文楽 #吉田光華 #人形遣い #落語 #三代目林家菊丸 #落語と乙女文楽の共演 #法楽寺 #大阪南田辺

          今月14日、乙女文楽と落語の共演が法楽寺で開催

          毎年変わらぬ艶やかな姿に

          春の陽射しに照らされる乙女たち ほんの少し乙女の開花を見過ごした 前回ここに立ち寄ったのが一週間前、 そのときはまだまん丸の蕾だった アッという間の開花 半分くらいは落ち、 木に残る花弁は変色している それでも美しい 今年もお陰さまで 艶やかな姿を楽しませてもらった 写真/ 渡邉雄二 #春の陽射し #乙女椿 #落下の椿 #艶やかな姿 #乙女を楽しむ

          毎年変わらぬ艶やかな姿に

          ワクワク感満載の仏画曼荼羅アート 新年度からの日程 【仏画曼荼羅アート―日程・体験会―】

          昨年度から仏画曼荼羅アート講座の体験会を積極的に開催しています。それは、仏画曼荼羅アートを知っていただく機会を増やし、仏像(仏画)や般若心経などをより身近に親しむ機会の場をつくりたいと思っているからです。そして、何よりも参加された方々が、作品を制作する楽しさや喜びを体感していただくことを願っているからです。 今後の体験会は、一部の教室では6月、7月に開催しよう準備を進めています。また、新たな場所では、私が観光大使をしています尾道の「浄土寺」、そして地元の「西宮越木岩会館」な

          ワクワク感満載の仏画曼荼羅アート 新年度からの日程 【仏画曼荼羅アート―日程・体験会―】