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成功するには失敗するしかない

みなさん、こんにちは。
わたしはとある日本企業のサラリーマンです。所属する部署で、2年前まで管理職に就いていましたが、メンタル不全に陥り管理職を降りました。
気力と体力が回復したら、また管理職に復帰してバリバリと仕事に励もうと志してきましたが、最近自分が就いていた仕事を第三者視点で見ているうちに、「なんて非生産的で、非効率な仕事をしていた、もしくはやらされていたのだろう」と考えるようになりました。果たして自分の仕事のどのくらいに意味があるのか、もしくは自分の働き方が効率的なのか、という視点で日々考え、本を読んで勉強するようになりました。まだまだ勉強中ですが、自分の頭を整理する意味も込めて、noteを使ってアウトプットしていきたいと考え、この記事を書いています。


今回参考にした書籍はマシュー・サイドの「失敗の科学」です。
失敗から学習する組織と学習しない組織について、世界中の実例を取り上げ失敗の構造を解き明かしている名著です。
この本は「成功するには積極的に失敗しよう、進んで失敗しよう。そこから学び、次に活かすことが結果として成功への近道となる」と説いています。
更に日本に起業家が少ない理由についても解説しており、日本の文化が失敗を「不名誉なもの」としていることにあり、これが起業家精神を阻み、過去数十年間の経済的停滞に繋がっていると分析しています。

実験結果から得られた「失敗するべき」理由

本書にはたくさんの事例が取りあげられていますが、最も単純、かつインパクトがある事例をご紹介します。
ある陶芸クラスで行われた実験です。初日に生徒が二組に分けられ、一方は作品を「量」で評価し、もう一方は「質」で評価すると告げられました。「量」のグループは最終日に全作品を提出し、その作品の総重量で評価されました。「質」のグループは質のみの評価なので、自分で最高だと思う作品を一つ提出すればOKです。
この実験結果では面白い事実が明らかとなりました。全作品中もっとも「質」の高い作品を出したのは、「量」を求めたグループだったのです。

「量」のグループは、作品を次から次へと作って試行錯誤を重ね、粘土の扱いもうまくなっていったそうです。「質」のグループは、最初から「完璧な作品」を作ろうとするあまり頭で考えることに時間をかけてしまった。後に残ったのは壮大な理論と粘土の塊。。。

完璧主義の罠に陥らないためのポリシーを持とう

マシュー・サイドは心理学者の言葉を借り、完璧主義の罠に陥りやすい人にこんなポリシーを持つことを勧めています。
「すばらしいミュージシャンになるためにまずひどい曲をたくさん演奏しよう」
「強いテニスプレイヤーになるために、まずは沢山試合に負けよう」

私もポリシーを考えました。
「良い記事を書けるようになるために、まずは評価されなくてもいいから100記事書いてみよう」

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