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成果報告会&販売会を終えて

 おはようございます!春がどんどん感じられることをうれしく思いつつもスギ花粉に苦しめられている塩田一平です。目のかゆみが最近止まらなくてしんどいです。もう今はスギではなくヒノキがピークみたいですね。僕はヒノキ花粉には反応しない体質でよかったですが、ヒノキの花粉症の方もいると思われます。早く花粉とコロナが無くなる世の中になってほしいものですね。

 さて、2月26日にオンラインで行われた2020年度成果報告会、そして3月15日(販売会@くずはモール)をもって僕の2020年度価値創造デザインプロジェクトが終了しました。くずはモールで行った展示会については後ほど説明させていただきます。一言で表すと非常に濃密な10ヶ月間だったなと思っています。それくらい僕にとって大きな変化があったプロジェクト活動になりました。ちなみに価値創造デザインプロジェクトとは別で意味のイノベーションプロジェクトもさせていただいているのですが、そちらはまだまだ続きますし、またnoteで書かせていただきます。とりあえず、2月に成果報告会が行われたのでまずはここから説明していきます。

成果報告会に至るまでの準備

 12月の合同ゼミが終わった後、僕は先生に「成果報告会はオフラインでできますかね?」という疑問を投げました。すると先生は、「なるべくオフラインでしたいとは思ってる。けどコロナ次第やなあ…」とボソッとおっしゃっていました。そう、コロナ。こやつに苛まれ続けたプロジェクト期間でもありました。幾度となく発令される緊急事態宣言や第〇波のフレーズ。僕はもう正直聞き飽きました。そんな中、一縷の望みをかけて成果報告会がオフラインで行われることを望んでいました。しかし、その希望はもろくも崩れ去ってしまいました。ただ、合同ゼミのようにチームメンバーで集まって発表ができるということだったのでその点は不幸中の幸いだったのかなと思います。

二月の頭にいとへんのスタジオに訪問させていただいた際に、合同ゼミのスライドを大江さんと小野さんに見ていただきました。こうしたほうがいいんじゃない?といった指摘をいくつかいただいたため、再度いとへんメンバーで話し合いを行いました。ここで、二つの気づきがありました。

一つ目が、ミーティングはオンラインよりもオフラインの方が断然進むということが確信に変わったことです。コロナが出てきてしまった以上、オフラインとオンラインをどう有効活用していくかが今後のカギになってくるとは思いますが、とりあえずオフラインで話す時間を多くとるようにしました。

そして二つ目が、合同ゼミとの差別化です。合同ゼミは研究であり、成果報告会は研究に加え、自分たちのプロジェクト内容を詳しく言えます。もちろんスライドの軸となる部分は合同ゼミのスライドなのですが、自分たちがどんな活動をしてきたのか?また、プロジェクトを通して学んだことは何か?といったこともスライドに盛り込むようにしました。

そうこうしているうちに当日を迎えました。

オフラインでも伝えることは変わらない成果報告会

成果報告会当日。午前中はゼミの二回生が昨年の冬から取り組んでいた課題解決型ビジネスコンテストの成果報告をしてくれました。中間報告で見たときとまるっきり変わってるチーム、中間報告よりも情報量が多くなり説明が明瞭なチーム、スライドが見やすいチーム、など明らかにグレードアップしていました。あと一か月後には本格的なプロジェクトが始まるから、ぜひとも二回生たちには今のままの熱量で取り組んでいってほしいな。

そして午後は僕たち三回生の出番。いとへんチームは4番目の発表でした。

成果報告会には大江さんや白須さんたちがお忙しい中見に来てくださいました、本当にありがとうございます。

オンラインでもオフラインと伝えることは変わらないからこそ、しっかりと約一年間の集大成を発表させていただきました。

ちょっとぼかしてますがご了承ください(汗)

発表は無事に終えることっは出来ましたが、反省点もいくつかあります。

・最初と終盤に起こったインターネット接続の不安定による声のトラブル
・途中でスライドが逆戻りしてしまったこと
・聴衆の顔を見れなかったこと

スライド自体は問題なかったはずだが、このようなトラブルがあった以上自分の中ではやりきれない気持ちでいっぱいでした。

しかし、発表を終えた際に同じ場所にいたゼミメンバーがお疲れ様!と言ってくれました。そして、二回生がわかりやすい発表でしたと言ってくださいました。さらには、白須さんや小野さんが発表めちゃよかったよとも言ってくれました。周りの人たちがいてその協力があってこその自分たちなんだなと改めて実感しました。これは後ほど記載する販売会でも感じました。結局、自分でできることには限界があるのです。自分一人ではできないことをどう他人と協働しながらやっていくか。この学びをプロジェクトを通して得ることが出来ました。

今までのやり方を受け継いでいくことはもちろん大事。しかし、既存の考え方にとらわれず、新しい意味や価値を生み出し、それを伝統的な価値の流れとどう繋げていくかが重要になってくるとも感じました。

先生が成果報告会で伝えてくれたこと

 成果報告会の最後に先生がおっしゃっていた言葉がたくさん印象に残っています。それは

・企業や会社をダイナミックな作品として捉えてみるのも面白いのではないか。・型は身に付けた後破っていかないといけないが、まずは型を身に付ける必要がある。(PJの引き継ぎを意識しているからこそなるもの)・収益性は、その事業がどれだけ経済的に持続可能になるかをみるための一つの判定基準。
➡他のステイクホルダー/アクターが、その事業に対して自ら持つ資源(ユーザーがお金を出して払ってくれるのか)を提供してくれるのかどうかが大事になる。
・サービスデザインにおけるサービスとは、有形商品に対する無形商品という意味ではなく、両方を含む概念。

ということです。一つ目に関しては詳しく説明することが出来ないのでこの点また先生に詳しく聞いてまたアウトプットしたいと思います…。

そして、今年度はオンラインも取り入れざるを得なくなったプロジェクトになりました。だからこそ、オフラインとオンラインのいいところをうまく組み合わせてアウフヘーベンを起こすことが必要でした。これは、自分が社会に出ても大事な考えになってくるので常に臨機応変に対応しながら順応していきたいです。

商品販売会に向けて

冒頭にも記した通り、成果報告会が終わった後、私たちは商品販売会を行うことが決まっていたのでその準備に取り掛かりました。

まずはこちら。自分たちで製作したパネルの写真になります。個々でのポイントは近畿大学のマークを取り入れたことです。近畿大学のマークを入れることによってこの商品のターゲットである若者を含む人の目に留まると思ったからです。あと、陽斗からアドバイスをもらっていたのもあります。


そして、販売会の1週間前にはもう一度大江さん小野さんと販売会をするにあたっての最終ミーティングを行いました。毎月に一度はお邪魔させていただいていたほどプロジェクト中はスタジオにもお世話になっていましたが、これからあまり来なくなるのかと思うと感慨深かったですね...。

商品も既に出来上がっていたため、私たちはPR写真を撮るために鴨川に行き、写真撮影会を行いました!(下の写真のような感じで写真を撮りました!)

↑こちらは、僕たちが運営しているインスタのプロフィールでありこちらにも商品の詳細等も掲載しておりますのでもし良かったら見ていただけますと幸いです!

販売会@くずはモール

 販売前最後のミーティングを終え、私たちは先月くずはモールで販売会を行いました。この販売会を開催するにあたって、僕たちが販売会をしたいという願いを聞き入れてくださった大江さんや小野さんをはじめ、日本極東貿易の方たちの協力があって叶ったイベントです。ここで改めて感謝の意を申し上げます、本当にありがとうございました。

さて、この販売会は3月10日から15日までの6日間行われました。下の写真のような感じで販売会を行いました。

この販売会には一般の方だけでなく、ゼミの同期やゼミの先輩や後輩、その友達などたくさんの人にお越しいただきました。中には差し入れをしてくださったり、価格を厭わず購入して下さった方もいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです、ありがとうございます。結果的には目標としていた10万円を超える約12万円ほどの売り上げを記録することが出来ました。僕はいつも人に恵まれているなと思っているのですが、今回のイベントで改めて人に恵まれている環境に自分がいるんだなと実感しました。人に恵まれる環境というのは決して当たり前ではありません。このような環境にいられること、常に感謝の気持ちを忘れず日々過ごしていきたいと思います。

特に、近畿大学のマークを付したことによって興味を示してくださるお客様がたくさんいらっしゃったため、大学とのコラボであるということを主張することは大事だということを販売会を通じて学びました。また、一般のお客様といっても興味を示していただいたのは年配の方が多く、自分たちがターゲットとしていた若者はあまり興味を示してくれなかったのでここはまだ課題が残るところだなと痛感しました。

今回の販売会後には、towryのサイトで商品のネット販売を随時行なっております!こちらがサイトになりますのでよかったら是非ご覧ください!


冒頭にも書きましたが、この販売会をもって3回生のゼミ活動としての2020年度の価値創造デザインプロジェクトが終わりました。僕は、少しでも伝統工芸品の良さやデザインの奥深さが若い人々に伝わるように、4回生になってもある程度いとへんに携わりたいなと思ってます。

終わりに

 くずはモールでの販売会も無事に終了し、何とかプロジェクトを形にすることが出来ました。ここまでくるに当たって幾度とない壁にぶち当たってきました。当初自分たちが考えていた・理想としていたこととは違うものになりました。それでも、今では頑張ってきて良かったと胸を張って言えます。そもそも、学生のうちに社会人の方と関われること自体貴重な経験なのに、それを体験できたことは非常にありがたいことだなと思います。

これから社会人になってこの経験がいつかどこかで少しでも活きてくれたらいいなと思います。

最後に、これまでプロジェクトを遂行するにあたって関わってくださったいとへんの皆様をはじめ、絣工房を見学させてくださった葛西さん、多くの場面でアポ取りをしてくださった小野さん、こんなリーダーについてきてくれたメンバー、そしてプロジェクトを遂行する上で何度もアドバイスを下さった山縣先生。本当にありがとうございました。

今月から大学4回生。ラストイヤーになりました。今年の抱負で宣言したことを達成できる一年にしていきます!

今回もお読みいただきありがとうございました。


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