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ついに退職

今日は8年勤務した薬局の最終勤務日だった。有休消化するので退職日は3月になるが、実質今日で退職。

仕事は超多忙で人材不足、大して昇給もなしとなかなかの労働条件ではあったものの、こんなに長く続けられたのは「人」に恵まれていたからに間違いない。

最終日の今日も入社当時、一緒に働いていた上司が遠方から高速を使い、ご自身の出勤時間をずらして朝イチでわざわざ会いに来てくださった。この上司とはもう6年ほど一緒に働くことがなく、顔を合わせることがなかった。にもかかわらず、一目会いたかったからと今朝足を運んでくださったのだった。朝一すでに涙をこらえるのに必死な私…

色んなことを思い出しながら勤務を終えた頃、他店より電話が。以前同じ店舗で働いていた子だった。「今日が最終勤務日とお聞きしてたんですが、どうしてもそちらの薬局に行くことができなくて電話させて頂きました」と。LINEもつながっているにも関わらず、このタイミングで声を聞かせてくれたその気持ちがとても嬉しかった。

他にも事務さんも電話くださったり、たくさんの贈り物やメッセージの書かれた色紙を頂いて、私はどれだけ恵まれているんだろうと。今回退職することにした理由の一つ「大学院受験」もみんなが応援してくれて、こんなに応援されているのに諦めるわけにはいかない!と改めて覚悟を決めた日となった。

最後に薬局長に名札を返したら「これ、ずっと取っておくからいつでも戻ってきてくださいね」と。「いやいや、心理学やり抜きますからそう簡単には戻ってきませんよ!!」って返したけど、また分からないよね、私のことだから(笑)。心理学と薬学の掛け合わせで何かやりたくなる時が来るかもしれないし…

心理学をやり抜いた先、どういった道へと進みたくなるか、そこからまたどう枝分かれしていくかは分からないが、それはどうであれ、こうして「いつでも戻ってきてくださいね」と声かけてもらえることって本当に幸せなこと、恵まれている、ありがたい…と思いながら、薬局をあとにした。

薬局は退職したけど、ここでのご縁はこれからも変わらず大切にしていく。
そして、大学院合格を報告できるようにやり抜く!!

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