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不安定の中の居心地の良さ

今まで長年働いてきた薬局を退職すると決めた私。とは言っても完全に薬剤師を辞めるわけではない。パートを掛け持ちしているため、もう1つの薬局では引き続き働く。とは言っても続ける方の薬局は週に1日半日だけというもはや働いているのか?と言いたくなるレベルだが、ここでは在宅訪問指導をしており、それは私にとって心理学の勉強の場にもなっている。

退職する方ではそれなりに働いていたので、大きな柱を1本失うことになる。

ただこうして退職日が日に日に近づいてきて思う。
なぜ、私は今になって辞めようと思ったのか?まあまあ前から辞めようかな?と思う機会は何度かあった。でもその時は辞めなかった。

もちろん大学で心理学を学んでいるうちに進みたい道が明確になってきたから、そのための時間を確保するのが一番の理由だ。

もう一つはどんな人に囲まれて過ごしたいか?と考えた時、やはり夢に向かって挑戦している人の中にいたいと思ったからだった。一緒に働いているメンバーがみんな何も挑戦していないのかと言われたらそうではない。もちろん働きながらやりたいことに向かって頑張っている人もいる。でもそれは私含めて極々少数派。

私はそれが意識高い系とかそういうものではなく、その人がどこに価値を置くかだと思っている。もちろん日々の仕事を淡々と進めていくことに重きを置いている人もいるだろうし、安定した収入のために働いている人もいるだろうし、人それぞれ大切にしたいところが違って当然で、それに良し悪しはないと思っている。

同じような価値観の人に囲まれて過ごす時間の居心地の良さを知ったとき、退職する覚悟ができたのだった。

安定を手放すことに怖さもあったけど、それ以上に自分を成長させる環境に身を置くことが私を動かす原動力となると確信して一歩を踏み出したのだった。

どんな環境に身を置くかが大事とは言われているけど、それが本当なのかも実験してみよう!

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