【こども食堂】一風堂キッチンカーで熱々ラーメンお届け!「みんなの居場所」で広がる笑顔の輪
一風堂のキッチンカーを用いた「こども食堂」への参加を始めてから、早くも3年が経ちました。本記事は、最近の一風堂の「こども食堂」に関わる活動の記録です。
西へ東へ!一風堂キッチンカー
一風堂キッチンカーの始まりは、2021年4月。スタート当初はコロナ禍真っ只中でした。飲食店が休業や時短営業を余儀なくされる中で、「待っているお客様に私たちから会いに行こう」と導入を決意。はじめは制約が多い中でできることを模索する日々でしたが、現在は対面でのイベントも可能になりました。一風堂キッチンカーは計2台に増え、主に関東と九州を拠点として積極的に活動を継続しています。
トラックが駐車できるスペースとコンセントさえあれば基本的にどこへでもラーメンを届けられるので、炊き出しや医療施設へのケータリング、音楽フェス等のイベントにも出店するなど、活動の幅を広げています。
中でも今、一風堂が特に力を入れているのが、「こども食堂」への参加です。
一風堂と「こども食堂」
一風堂と各地のこども食堂を繋いでくれているのは、「認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ」さん。各地域の「こども食堂」ネットワークがより活動しやすくなるための後押しを行い、応援する企業・団体と「こども食堂」をつなぎ、「こども食堂」の意義や実態を伝え、理解を広げる調査・研究を行っているNPO法人です。
「むすびえ」さんの取り組みは公益社団法人「ACジャパン」の2023年度公共広告支援キャンペーン※に採択され、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等、全国の各メディアで放送・掲載されています。(2023年7月から約1年間の予定)
「むすびえ」さんが一番大切にしている、「こども食堂」が持つ「みんなの居場所」としての価値。これに一風堂も共感し、ともに活動を続けています。「こども食堂」は、地域の皆さまのお腹を満たすことのみならず、共働き家庭に多い「孤食」を減らす役割や、地域の子ども同士・親同士のコミュニケーションの場としての機能も果たしているのです。
食べて応援「替玉募金」
一風堂が創業38周年を迎えた2023年10月、一風堂全店で「替玉募金」を実施しました。10月16日~22日の期間中に店舗でお客様にご注文いただいた「替玉」と「小玉(少な目の替玉)」の売上金額を、一風堂の今後の「こども食堂」の活動資金として使わせていただくというもの。
「せっかく募金になるなら」と、いつもより多く替玉をご注文になるお客様もたくさんいらっしゃり、おかげさまで7日間で、なんと760万円余りの募金が集まりました。取り組みに共感してご協力くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
活動エリア拡大中
皆さまの支援に感謝しながら、2024年2月からは、埼玉県川口市、千葉県松戸市、佐賀県唐津市などの「こども食堂」に参加しました。地域の食堂や公園、ショッピング施設など開催場所は様々ですが、キッチンカーで駆けつけて、その場でつくった熱々のラーメンを笑顔でお渡ししています。
2024年4月時点で、これまで一風堂が「こども食堂」で提供したラーメンの累計杯数は、約4500杯となりました。今後も「こども食堂」への参加や認知・支援の輪を広げていくために、全国で月2回以上の参加を目標として取り組みを継続してまいります。
「むすびえ」さんによると、「こども食堂」は全国に9,132か所あるとされています(2024年2月発表。むすびえ、地域ネットワーク団体調べ)。ただし、身近にあるにも関わらず、「どんな場所かイメージがつかない」「自分には関係がない気がする」という方がまだまだ多いのではないでしょうか。さらに、「こども食堂」は基本的にボランティアベースのため、活動費用の捻出やスタッフ・会場の確保など、運営面での課題も多いのだそうです。
「誰ひとり取り残さない社会」の実現のために、いま自分ができることは何なのか。ひとりひとりが考え行動を起こすことで、わたしたちの未来が変わっていきます。「こども食堂」の支援は、あなたにもできる選択のひとつです。ご興味を持たれた方は、「むすびえ」さんのサイトからぜひ情報を探してみてください。
食を通して新しい価値を創造し
「笑顔」と「ありがとう」とともに
世界中に伝えていく。
一風堂は今後もこの「創業の精神」を胸に、店舗だけでない様々な場所で、社会や未来のために積極的に行動していきます。一風堂の取り組みに共感してくださった方は、是非ラーメンを食べて応援よろしくお願いします!
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