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Avatar360 with RICOH THETAが社会で導入されたらどんな変化があるのか

今回は先日リリースしたAvatar360 with RICOH THETAが社会で導入されたらどう変わるのか、iPresence営業統括の藤永さんにマーケティング担当の藤本がインタビューしてみました。

先日リリースした内容はこちら↓

<iPresenceが新しいアプリケーション【Avatar360 with RICOH THETA】の提供と有償PoC希望者の募集を開始! テレプレゼンスアバターロボットtemiにRICOH THETAを搭載、遠隔コミュニケーションの視野を360度へ!広く色彩豊かに遠隔空間へ没入!>

Avatar360 with RICOH THETAとは

4Kと360度映像対応のRICOH THETAを、iPresenceが提供している自走式テレプレゼンスアバターロボットのtemiに搭載することで、限られたところしか見られない点を解決、視覚的にストレスフリーな環境下で、まるでその場にいるかのような感覚や独特な没入感を体験しながら自由に歩き回り、遠隔コミュニケーションを楽しめるツールです。

RICOHTHETA連携ビデオチャット画面(1280px)

インタビュー内容

藤本:
Avatar360 with RICOH THETA(以下、Avatar360)の実証実験が日々行われていますが、実際に現場で経過をずっと見てきていかがでしょうか。
テレプレゼンスアバターロボット(以下、テレロボ)が存在しなかった今まで、テレロボが少しずつ導入され始めている現在、そしてテレロボに360度カメラを搭載したAvatar360を本格導入しようかという未来に向けて、現場はかなり早い速度で変化していると思っています。
もし今後本格的にAvatar360がオフィスや社会のあらゆるところで導入されたら働き方はどう変わるのか、営業の観点から思うことを聞かせてください。

藤永:
そうですね。そもそもオフィス自体、テレロボが動き回ることを想定して造られていないから、スムーズに歩くには難しい場所であると言えますね。
ロボットの障害物を検知するセンサーが反応しにくい場所や高さに、物が配置されていることが多いので。

遠隔からテレロボを使いたいというニーズはあるけど、ぶつかってしまうことを懸念して導入しにくかったのが、これまでの課題でした。
しかし360度カメラを搭載することで、前後上下を難なく見ることができるようになりました。

これにより例えば椅子と椅子の間を通りたい時、従来では検知できなかった足元に引っかかってしまったり、ぶつかって身動きがとれなくなってしまったりといった課題も、きちんと足元までカメラで確認しながら通れる場所を見極めながら、遠隔操作ができるようになるので、より移動範囲を広めながら自由度高く、柔軟な対応がしやすくなります。

またオフィス内で呼び掛けられた時も、従来はロボットごと転回して移動する時間が必要でしたが、360度カメラがあることで体は前を向いたまま顔だけ相手の方へ向けるのと同じように、360度カメラ画面を動かすだけで瞬時に相手の方を見ることができるため、より素早く状況の確認やコミュニケーションをとることがしやすく、リアルタイム性やスピード感、業務の生産性を高めることができるようになります。

つまりテレロボを導入するにあたっての課題を解決すると同時に、遠隔コミュニケーションや作業量の質を高めることに寄与できるという結果に至りました。

藤本:
作業効率が上がりそうですね。上下込みで360度見れるから、まさに「その場にいる」みたいな感じですよね。テレロボだけよりももっと臨場感があって、オフィス内に本当にいるかのような感覚で仕事ができそうですね。

藤永:
そうですね。蛍光灯の点検や空調の点検などのファシリティ管理とかまでも出来るかもしれないですね。

藤本:
確かにそうですね!

藤永:
まぁ上を見ることはオフィスの中ではあまりないかもしれないですけど、やっぱり真下、テレロボ本体がどういう足場のところにいるのかということと、向きたい方向へ反射的にすぐ向けるというのは、オフィス内利用では結構なメリットだと思います。

藤本:
ほぼ真下や真上が見れるのはいいなと思いました。テレロボだと左右360度見回すことは出来るけど、上下の首の可動域は限界があるじゃないですか。そこの可動域を広げてくれたので、より障害物も分かりやすいし動きやすそうですね。

藤永:
遠隔操作者にとって安心感がありますね。

藤本:
瞬時に対応できる点もいいですね。オフィス内利用以外にも使用用途はありますか?

藤永:
展示場や展示ルームのような場所を見て回るのにも適してますね。テレロボの操作をスタッフが行って、来場者を遠隔で接客することができます。
実際に試した企業様を例にさせていただくと、東京の本社内から大阪の展示ルームに設置されているテレロボに遠隔でつなげて、現地に来場された方を接客するというような使い方をされていました。

藤本:
遠隔商談
という感じでしょうかね。

藤永:
そうですね。

藤本:
反応はいかがでしたか?

藤永:
反応は非常によかったですね。
Avatar360はテレロボにスタッフが接続して遠隔で接客するやり方と、お客様がテレロボに接続して遠隔コミュニケーションを体験するやり方と2種類の切り口があります。

テレロボにスタッフが接続して遠隔で接客する場合、360度カメラがあると複数人を一度に相手にしたり、お客様と商品両方を見て即座に反応できたりするので、時差が少なく精度の高いプレゼンテーションが可能になります。

お客様がテレロボに接続して遠隔コミュニケーションを体験する場合は、提供されたURLをクリックするだけで簡単に行きたい場所へアクセスすることができます。
行ったからには訪れた先の物や風景、人を細かく知りたいという欲求にかられると思うんですけど、360度カメラとテレロボの内蔵カメラの2台が同時に使えることで、視野がぐんと広くなって得られる情報量も格段に増えるので、本当に現地にいるかのような感覚で行った先の全体像を知れるんです。

だからこそより集中できて深い没入感を体感できるようになります。
接客する側もこの深く没入いただいている状態で、より良い接客やプレゼン、コミュニケーションをできるようになるので、Win-Winの関係が成り立ちます。

つまりテレロボを操作して何が見れるかがメリットというよりは、全体像が見えていること、没入感が増すこと自体がメリットですね。
尚且つスタッフ側もプレゼンの精度を上げられるようになる点がメリットと言えます。

藤本:
なるほどですね。
テレロボも360度カメラも操作するとなると、情報量が2倍以上に膨らんで見るものや感じることも増えますもんね。私が実際に操作した時の話ですが、戦隊モノのアニメや漫画で主人公がロボットに入り込んで操作しているシーンの擬似体験ができたような感覚になったので、操作すること自体がすごく楽しかったですし、処理する情報が増えるので従来のテレロボを操作する時よりも随分集中していたなと感じます。
遠隔コミュニケーションで得られる満足感がかなり違った印象でした。
テレロボとは一味違うAvatar360でしか感じられない特別な没入感、ぜひ色んな方に体験して見てほしいと思います。
今後どんな風に社会に広がりを見せ、変化していくのかとても楽しみですね。
今日はお時間いただきありがとうございました!

藤永:
ありがとうございました!

ということで今回はAvatar360 with RICOH THETAが社会で導入されたらどんな変化があるのか、iPresence営業統括の藤永さんにインタビューした時の内容をお送りしました。

普段とは一味違う新しい体験をあなたにも感じてほしいと思います。
興味が湧いたならぜひご一報ください。
フォロー、コメント、スキもお待ちしております。

ではまた次回!お楽しみに!

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