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2024年5月号の見どころ(Vol.65, No.5)

新年度が始まりまして,みなさま新生活に忙しい時期ではないでしょうか.4月1日より副編集長に高橋尚子先生が就任されました.今月号には高橋先生ご執筆の「副編集長就任にあたって 会誌の沼にはまってみる」が掲載されております.編集長である私自身も塚本元編集長から編集委員にお声がけいただき,会誌の編集側に関わらせていただいた2014年4月からこの4月で丸10年がたち,11年目に突入しました.これまで私は会誌編集委員(2014年4月~2018年3月),新世代企画委員(2018年4月~2022年3月)を経て2022年4月からは会誌編集長に就任させていただき,2期目に入りました.委員会名簿にもありますように本会は多くの委員会のご支援・ご協力によって運営されております.いつもありがとうございます!

特集「音楽×情報処理」

さて,今月号の特集は「音楽×情報処理」です.弦楽器,管楽器,打楽器といった楽器に着目したものや時代やジャンルに着目したもの,コミュニケーションとしての音楽の在り方や新たな音楽の可能性まで非常に多岐に富んだ楽しい特集となっております.全7章から構成されていますがすべてプロの音楽家によるご執筆である点も注目ポイントです.特集を取りまとめてくださったのは会誌編集委員の太田智美氏で,ご自身も音楽と情報技術の両輪でご活躍される研究者でもありこのような特集を企画してくださいました.

巻頭コラムはまなまるさんによる「とって変わるもの」

音楽つながりで,今月号の巻頭コラムはピアニストである,まなまるさん(永藤まなさん)による「とって変わるもの」をご執筆いただきました.AIが多く浸透してきた今日,アナログを感じるものとして音楽を,特に「クラシック音楽」を挙げてくださり,表現の視点から記載してくださっています.

IT紀行:「タイガー計算キ展」で機械式計算器の魅力に触れてきた!

本会が分散コンピュータ博物館として認定している1つに「東京農工大学情報工学科西村コンピュータコレクション」があります.今月号のIT紀行は,こちらで現在行われております「タイガー計算キ展」に,会誌のマンガを執筆してくださっている編集委員山本ゆうか氏が娘さんとご一緒に出向き,取材した内容『「タイガー計算キ展」で機械式計算器の魅力に触れてきた!』となっております.多様な年代の視点が入った魅力的なマンガになっているのでお楽しみください.「タイガー計算キ展」は6月1日まで開催されているそうですので,IT紀行をご覧になって興味を持った方は是非足を運んでみてくださいね.

会誌編集委員会では魅力的な記事をたくさんお届けしていきたいと思っておりますので今月号もお楽しみください.