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2023年5月号の見どころ(Vol.64, No.5)

新年度になりました.みなさま本会会誌も楽しんでいただけているでしょうか.会社では新入社員が入社し,学校関係でも新学期が始まり,授業が開始しました.そして本会会誌では今月号から新連載が始まりますよ!

新連載「博士号とった人に聞いてみた」

会誌では博士課程をこれから目指そうという方のご参考になるような,通常の研究計画や研究経緯といった解説「研究会推薦博士論文速報」を年に1回掲載してきました.こちらの企画は毎年好評であり本年度も企画中です.毎年推薦にご協力いただいている研究会のみなさま,どうもありがとうございます.

一方で,進学するか否かを決断するときにはそういう表の経験談に出てこない裏話的なことが意外に重要であり,聞いてみたいのではないかと編集委員会では考えました.担当編集委員として酒井政裕氏に取りまとめていただきながら編集委員会で検討を重ね,新連載がいよいよ始まります.最初は研究会推薦博士論文速報で推薦された研究者の方々にお声がけさせていただき,快くお引き受けいただいた方々にご執筆いただきまして,いよいよ今月号から連載開始です.

今月号では,
「博士を入る前にどんなことを想像していましたか?」
「小学校のころ末は博士と言われていましたか?」
「博士をとって、これは完全に違っていた、ということはありますか?」
「研究計画は最初に思い描いたとおりでしたか?」
といったざっくばらんな質問に対して答えてくださいました.これから博士課程を目指す可能性のある高校生や大学生が,博士課程を身近に感じることのできる連載になるのではないかと思いますので是非ご覧ください.社会人の方にとっては社会人博士という道を検討するきっかけになるかもしれませんね.

また,本連載ではこちらに答えてくださる方を募集中です.みなさまからの自薦・他薦をお待ちしております.URLは5月号発行日(4月15日)以降にこちらおよび学会ホームページに掲載予定です.

巻頭コラムや小特集もお楽しみに

巻頭コラムは4月より国立情報学研究所(NII)所長になられました黒橋禎夫氏にご執筆いただきました「データ基盤から知識基盤へ」です.これまでの技術革新を振り返り,今後についてのメッセージをご執筆いただきました.

小特集は「AI採点システム」です.手書き文字をAI技術で認識,意味理解し採点を行うシステムの研究開発が行われています.本特集では,試験分野の自動化の現状をわかりやすく解説いただきました.教育業界での採点システムの現状と今後について,AI採点システムによって大学入試がどう変わるのかなど,是非お楽しみください.