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2023年11月号の見どころ(Vol.64, No.11)

今月も会誌編集委員会の様子をお届けしてみたいと思います.編集委員会は毎月1回開催しています.原稿の締め切りや入稿締め切りの関係から月の初旬に開催することが多いですが,決まった曜日・時間には行っていません.直近ですと,月曜夜や金曜昼,火曜昼といったように曜日も昼夜もバラバラで開催してきました.この理由は「昼間は仕事で予定がいっぱいだけれど夜なら出席できます」「夜は家事・育児に追われて出席できません」「金曜日は授業なんです」など,みなさん様々な事情があるからです.大学教員,企業研究者,若手からシニアまで,様々な立場・環境の編集委員がいる中,数ヶ月連続で出られない,といった編集委員を一人でも少なくするための工夫です.Slackも日々併用して事前に議論を進めたり,進捗を確認したりしながら進めています.無理なく,楽しく,が私のモットーです.

ちなみに9月には,前会誌編集長の稲見先生の「稲見前編集長が考えた国内学会の変革と未来展 その1」が公開になりました.「DXで学会誌の外への繋がりを拡大」というインタビュー記事の際に掲載しなかった内容を番外編として3部に分けてお届けします.学会の存在意義や運営について興味深い内容ですので是非読んでみてください.

特集「デジタルツインコンピューティング」

今月号の特集は「デジタルツインコンピューティング」です.人,ロボット,観光,地域活性化などを始めとした我々の生活に寄り添うデジタルツインを広く扱う特集となっております.「デジタルツイン」って聞いたことがあるけれどなんだろう?という方にもオススメです.会誌65-1号(2024年1月号)では都市のデジタルツインの整備及び活用という視点から,国内の取組をまとめた特集を予定していますのでこちらもお楽しみに!

連載「こたつde議論」も好評

連載が始まった「こたつde議論」も,読者コメントを読ませていただくと評判がよく,うれしく思っております.編集委員会に届いている声の一部をご紹介しますと,『異分野の組合せを進める難しさについて,研究者の視点で説明されているが,企業内で見ても同じことが当てはまる部分があり,興味深く読ませていただいた.』『異分野連携による融合研究の障害除去アプローチとして「リサーチクエスチョンのオープン化と成果物化」について書かれていたが,とても重要な視点と感じた.』『6カ月12回にわたる連載を楽しみにしてます.』などがありました.もしまだ読んでいない方がいらっしゃれば是非第1回からお読みいただければ幸いです.

巻頭コラム「人生はゲームだ(前編)」

今月号の巻頭コラムは東京大学松原仁先生の「人生はゲームだ(前編)」です.なぜ「前編」なのか? 巻頭コラムが始まって以来,初の「前編」「後編」の理由は読んでみてのお楽しみ! 

そのほか,個人的には大学の授業で「先生,質問です!」の立ち上げ当初に質問をくださった,当時ジュニア会員だった方との出会いがありました.授業後に話をしに来て教えていただいたのですが,とってもうれしいひとときでした.

本会会誌編集委員会は2023年11月12日(日)に開催される,技術書典15にも出展します.新デザインのTシャツも販売予定です.お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください!