見出し画像

第2話 相棒との出会いは、胡散臭いバレーボールチーム。

2022年の2月末に現職を辞めて、会社をつくることにした。
本作は、リアルタイムで創業を目指すそんな僕自身の物語。

第2話は、僕にこの道を選ぶきっかけをくれた共同創業者の友井について紹介しようと思う。第1話を読んでいない方はそちらをぜひ。

ほぼ神奈川なのに都立に通う男、友井。

前回触れたように、自分の人生どうしたもんだと考えていた僕に「起業」という選択肢を与えてくれた男がいる。それが友井だ。

彼との出会いについて話す前に、まずはこちらをご覧いただきたい。

出典:本人のfacebook

友井である。
本人のfacebookから拝借した。当然、無許可だ。
見つかったら確実に怒られるので、そのときはちゃんと謝ろうと思う。

以下に簡単なプロフィールもまとめてみた。
あんまり詳しいことは覚えていないから、真偽については”偽“を前提に読んでほしい。
会社のホームページができたらちゃんとしたプロフィールをもらおうと思う。

友井翔太 28歳
東京の最果て、町田市出身。
3歳で株式投資を始める。
ほぼ神奈川なのに都立高校に入学。その後、慶應ボーイに。
証券時代は証券貸借トレーダーとしてたぶん活躍。さらに塾講師やキャリアトレーナーの経験から悩める人のモチベーションアップを得意とする。麻雀は手なり派。運強め。

出典:僕の記憶

はじまりは、とあるバレーボールチーム

さて、そんな彼と出会ったのは5年半前。僕が25歳のときだった。

かわいい女の子とわちゃわちゃしたかった当時の僕は、サークルメンバー募集サイトでゆるめのバレーボールチームを探しており、とても雰囲気の良さそうなあるチームの練習に参加。
そこで僕と同様、初参加だった2 歳下の彼と出会い、その日のうちに意気投合した。
どういう経緯で仲良くなったかは全然覚えていない。まぁフィーリングが合ったのだろう。

その後、何度かそのチームには参加したのだが、結果的に僕らが参加していたバレーチームは、実はアム◯ェイの勧誘目的で設立されたものだった。

どういう経緯で自分が気づいたかや、勧誘の流れなんかについてもいつか書いていきたいものだが、長くなるのでここでは割愛する。
ちなみに周りの子らは勧誘されていたにもかかわらず、僕も友井もなぜだか最後まで勧誘されなかった。不思議。

そんなこんなあり、参加していたチームが勧誘目的だったことが明るみになったタイミングで、僕と友井は純粋にバレーをしたいやつや、勧誘を受けて怖い思いをした面々を集めて、新しいバレーボールチームを立ち上げることにした。

まぁいくら僕らに正義があったとしても、向こうからしたら引き抜きであり、僕らは彼らのビジネスチャンスを犯す逆賊なわけである。
当然、揉めた。かなりお怒りでご自宅に呼び出されたりもした。懐かしい。

結局、最初にバレーに参加してから1年くらい経ったころ、僕らのチームは本格的に始動。新チームの代表は、反乱の首謀者となった僕がそのまま務めることになった。タクウェイの誕生である。

そして4年が経ち、現在。
なんだかんだ人が増え、チームは一つの小さな組織のようになっている。
メンバーの募集とか、体育館の管理とか、お金の管理とか、面倒なことを自分では一切やりたくなかったダメ代表の僕は、ある程度規模が大きくなったタイミングで、チームを一緒に立ち上げた友井と、最年長のもう一人に副代表を頼み、運営全般を任せるようになった。
僕は参加するだけ。象徴となったのである。


持っている強みが違うからこそ、面白い

話が脱線したが、小さな組織体をこの数年、僕が代表、友井が副代表として運営してきた。所詮サークル、遊びでしかない。
ただ、人の加入や各種イベントごとの企画・運営・手配など多岐にわたる場面において、友井の物事を遂行する力の凄さをすぐ近くで僕は見てきた。
その力は、今まで出会ってきた人の中でも群を抜いている。

彼は努力を厭わないし、それをひけらかさない。
そして結果で示す。

「自分は頑張った」「努力を認めてくれ」と言う人がこの世にはたくさんいる。けれども、彼は努力の人にも関わらず、それを絶対に言わない。

コミュニケーション能力であったり、思考の運び方であったり、分析力であったり、それらの能力ももちろん高い。
だがそれ以上に、僕自身が一番苦手とする、愚直に物事を遂行する力が他者よりも3段階くらい抜けているのだ。

その彼から一緒に会社を作ろうと打診があった。

会社を始めるにしても、同じような特徴の人とやっても面白くないし、会社にとっても自分にとっても可能性を狭めるだけだろう。
だからこそ、フィーリングが合い、自分にはない強みを持っている彼と共同で事業を始めるということは、どこか自然なことのように感じられた。

そしてまた、僕が道を間違えそうになっても、彼であればしっかりと諌めてくれるはずだ。

ジョブズ然り、世の中の著名な経営者と共同創業者の間にはさまざまなストーリーがある。
いつか自分たちがつくる会社が広く社会に知れ渡る企業になれたとき、きっと僕は笑いながら言うだろう。

「この会社が誕生したのは、全部アムウェ◯イのおかげだよ」と。

リアルタイムの創業物語。
次回からはいよいよ、どの領域に挑戦していくかについて書いていく。

TN

この記事が参加している募集

つくってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?