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SOFT SKILLSを読み返した

久しぶりに読み返した。自分が買ったのは第一版だが、今から買うなら第二版が良さそう。

この本はソフトウェアエンジニア向けの本だが、プログラミングやデザインパターンなどコードの話は一切出てこない。代わりに「キャリアの考え方」「勉強の仕方」「生産性の高め方」「お金・健康・心」など通常のソフトウェアエンジニアの本には書かれていないが生きる上で大事なことが散りばめられている。

自分は特に「生産性の高め方」に関する章が好きで、今の自分の働き方も大いに影響を受けている。

この本のおかげでPCやスマホの通知を切ることの大事さを知り、今もその習慣は続いている。思えば今やっているデジタルデトックスの発端もこの本からかもしれない。

メールやSlack返信などまとめてできる仕事はまとめてやることもこの本から学んだ。

自分は厳密なポモドーロタイマーの仕組みは合わなかったが、その概念を知ったのもこの本だ。今や当たり前となったiOSやMacOSのスクリーンタイムやAndroidでのデジタルウェルビーイングアプリだが、当時同じ仕組みのレスキュータイムというアプリを紹介していたこの本はその点でも画期的だった。

巻末のまつもと ゆきひろさんの解説コメントも良い。技術のある人からの「技術単体では存在価値がない」と言い切られることの重み。

アウトプットはハードスキルとソフトスキルの掛け合わせだと思っていて、ソフトスキルを補強してくれるこの本は改めて名著だと思う。

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