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『やさしい日本語』ってご存知でしょうか?

特に、外国人などに伝えたいときに、日本語って難しすぎる!!
簡単な言葉で言い表してあげるということですね。

『やさしい』日本語は、
『優しい』
にも、
『易しい』にも、かけられてるのかなぁと思います。

昨日、隣りの区役所で研修がありましたので、無理を言って参加させていただきました。

以前、防災施策の担当をしているときに、この『やさしい日本語』の導入を推進したことがありましたが、
改めて学びなおして、色んな気付きや再確認がありましたので、アウトプットしてみたいと思います。


①日本語って難しい!!

日本語という言語は、相手に思考や説明等を伝達・表現しようとする際には、非常に難易度の高い言語だと言えます。

はい、この一文、とっても難しいですね。
普通に読めるとは思いますが、、、、
『熟語』はもう分からないですね。
漢字で書いて、意味が分かって伝わりますけど、漢字が分からない人にとっては、頭の中で意味を変換することが難しいですね。

簡単ではないですね。

はい、もう分かりません。
『簡単』と思いきや、『ではない』。
どっちやねん(笑)
言い回しが、回りくどいというか、そもそも日本語として悪い文章でもありますが、二重否定のような言い方もありますよね。

簡単ではない、などと言わずに、難しい、分からないとストレートに言う方が良いですね。


②ある意味、ニホンゴって素晴らしい

ちょっと横道に逸れますが、
考えるほど、日本語は難しいのですが、
言葉として素晴らしいなと感じました。

語彙としては、色んな言葉があります。
美しい言葉、素晴らしい言葉、表現するに相ふさわしい言葉があります。

微妙な心情を表す言葉がたくさんあります。

形容詞としてもかなりたくさんありますし、
前述のとおり、漢字の組合せでも色んな言葉が産み出されます。

また、
敬語、謙譲語、丁寧語など、
原形から変化させるものもありますよね。

おもてなし文化や、
相手を尊重したり、謙虚に自分を表現したりします。

また、ひらがな、カタカナ、漢字で構成され、
色んな文化が入り混じった言語とも言えるでしょう。

ニホンゴって素晴らしい。ということに気付きます。


③だから難しい!!(笑)

はい、本筋に戻ってきました。
ぼくたちは物心つくときから、この難しい日本語を使用し、鍛えられてきました。
日常会話や丁寧に応じる場面でも、いまだに日本語の難しさに直面します。

ましてや、毎朝こうして2000文字前後の文章を書きながら、頭を悩ましています。

この膨大にあって難しい日本語を、外国の方がすぐにマスターすることは不可能でしょう。

中学生になったとき、英語の教科書には、簡単な文面で英語が書かれていましたよね。
きっと、あんな感じで、簡単に言い表してあげると良いのだろうと思います。



④日本での外国人の状況

昨日の研修で教わったことです。

日本には、人口比にして、約2%の外国人がいらっしゃるそうです。
結構多いと感じました。50人に1人ですね。

最近では、留学や技能実習生が随分と増えているそうです。
なので、永住というよりも、一時的に外国から来られている人が多いということですね。

北九州市での割合を学びましたが、8割がアジア系の方々だそうです。
現実的には、
外国人=英語で話せばどうにかなるというのわけではないようですね。

そして、ジャパンで話すわけだから、ジャパニーズで話せば良いようです。
お互い通じない英語や、こちらが分からない中国語や韓国語やベトナム語で話そうとするより、
日本語で話してもらえたら、先方も理解しやすいようです。

だからこそ!
『やさしい日本語』で
話しましょう。


⑤『やさしい日本語』のコツ

長くなってしまいましたね。
アウトプットの本題です。
昨日学んだコツを自分なりに整理してみました。

〇簡単な言葉にしましょう。

前述のとおり、熟語になったような言葉は難しいですね。
ひらたい言葉と言いますか、子どもでも分かるような言葉にしてあげると良いですね。

〇ストレートに表現しましょう。

奥ゆかしい?(笑)表現が多い日本語ですが、回りくどく言わずに、ストレートに表現した方が伝わりますよね。

『それは、良くはないです』←言ってしまいますよね。
『それは、ダメです』←ストレートに言いましょう。


〇身振り手振りも

なんだかんだ、ボディラングイッジィも重要かと思います。
言葉だけで伝えるのは難しいですね。
実際の物を見せながら説明するのも分かりやすいですよね。
身振り手振りや表情などで伝えるのは、万国共通、人類最強のコミュニケーション方法だと思います。


〇ルビをふってあげる

漢字などは、ルビ(ふりがな)を付けてあげると良いそうです。
やっぱり漢字は難しいですよね。
ひらがなで読めると、音としても伝わりますよね。


〇和製英語に気をつける

これは驚きました。
外来語、カタカナで使っている日常の言葉のなかには、
いわゆる『和製英語』が多いそうです。

研修で挙げられたのは、
トラブル、ノートパソコン、ライフライン、ユニットバス、ペットボトルなどということです。


〇一文を短くする

思えば、英語のテストのときもそうでしたよね。一文が長いやつは分からない!(笑)
ピリオドが多くって、スパッ、スパッと切れている文章は分かりやすいです。

短文で『。』
それに続いて、『だから』『なぜなら』『それで』『しかし』など、次の文章が続くと理解しやすいのだろうと思います。

ひとつの文章を短くできると良いですね。
1文の中に、ひとつの意味にしましょうって習いました。


〇『わかち書き』にしてみる

ぼくは わかち書き という言葉を 初めて 知りました。

これは 単語ごとに 言葉が わかりやすいように 区切って 示してあげる ものです。

いちいち 『、』を つけていたら 見にくく なりますから、 このように スペースを あけてあげることで 読みやすく なりますよね。

これを わかち書き と言うそうです。 勉強に なりました!

わかりやすいように 全角の スペースに してみましたが、 このように 半角の スペース ぐらいでも 良いですね。



⑥やさしい日本語は、みんなに優しい!

今日の結論は、この部分です。
導入として、伝わりやすいように、外国人の例で話を進めてきましたが、
お年寄りや、
子どもにも、
誰しもにとって、
『やさしい日本語』はとても優しいと思います。

どうしても、難しい言葉で言ってしまったり、
カッコつけて、横文字や難解な言葉をチョイスしてしまいがちですが、

わかりやすく、シンプルに、ストレートに、短く伝わる言葉を選んであげると良いのかなと思います。


一応、ぼくなりには、毎朝の記事を書く際に、少しは気にかけています。
難しい言葉を使わない。
読みやすいように、『、』を使うこと。
漢字・カタカナ・ひらがなを上手く選ぶこと。
漢字でもひらがなでも良いものは、ひらがなで書く。
あまり一文を長くせず、改行や段落の付け方は、スマホ画面で読みやすいように意識しています。

今日からは、これらに加えて、『やさしい日本語』にも思いを込めて書いていきたいと思いました。
日常会話からトレーニングもしたいなぁと思います。


とても素晴らしい学びになりました。

国際交流協会の皆さん、国際政策課の皆さんに感謝いたします。

こんな素晴らしい冊子もあります!!


今日もご覧いただきありがとうございます。




<1年前の”今日”の記事★>

(笑)この記事も更新しないと・・・(笑)





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