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学生たちのアンケートからエネルギーをもらった!

一昨日、福岡大学にて、『九州地域政策』という法学部の授業のひとつを担当し、講義をしてきました。

この授業は、もう何年になるんだろ?毎年担当させていただいております。

この授業科目のテーマとして、
防災対策、災害対策に関連する行政機関等がオムニバス形式で、講義を担当して、様々な角度から施策・政策を学ぶものです。

ぼくの担当は、行政機関とは全くことなり、
『地域』や『市民活動』のフィールドでどんな活動が行われているのか、話してほしいとのことで、
ぼくだけ異色な感じで参画させていただいております。


防災や災害対応には、いわゆる自助・共助・公助のジャンルで、それぞれが機能することが必要です。

前述のとおり、講義のなかでは『公助』の役割についての説明が主だったものだと思います。
学生のアンケートの中には、その中で『自助』をしっかりしていくことが大切と何度も解説があったようでした。

自助・共助・公助の言葉が生まれた真髄としては、
『共助』の機能がとっても重要だということです。

いざ災害時には、地域のなかで、ともに声をかけ合い、
災害が起きてしまった後には、ともに助け合い、励まし合っていくことが重要です。

そうした地域や、社会づくりにおいて、
個人個人に委ねられてもどうしようもなく、一方で、行政がいくら推し進めても難しいテーマです。

そこで、平素からの、声をかけ合える地域づくりや人の繋がりの育みが重要ですし、
行政だけに限らず、市民活動者というプレイヤーによる、地域づくり・社会づくりを進展させていくことが重要だと思っています。


福岡大学の講義にて、そんな部分を担当し、お話を展開させていただきました。


これが、ぼくの講座での配布資料です。
レジュメかつ穴埋め式のシートになっています。

講義の中で、
ところどころで、重要なキーワードの答えとして、
穴埋めの回答をお知らせしていくものです。


ぼくの担当は、夕方の最後の授業(5限目?)ということもあってか、皆さんお疲れモード。
どの大学でもそうですが、基本的には、後ろの方から席が埋まり、講義当初からうつ伏せになっている学生も多いです。

でも、穴埋め式のシートを配布して、ひとつずつ話を展開していると、
そのポイントのところで、みんな一斉に書き始める動作が見てとれます。

みんなちゃんと聞いてくれてるんだ~ってぼくが安心します(笑)

まぁ、こういうのも講義を進めていくコツのひとつかもしれませんね。


先ほどの資料のとおり、
ぼくからは5つの要素について話をさせていただきました。

①NPO法人好きっちゃ北九州で、地域愛の育みや、防災まちづくりを進めていく理由や意義について

②どんな大雨災害が起きようとも絶対に犠牲者を出さない!みんな de Bousaiまちづくりについて

③子ども達をターゲットとし、多世代交流のツールとして、実感型・体験型による「あそぼうさい」について

④好きっちゃの活動をご一緒していただいている若いエネルギーであり、子ども達からは斜め上の関係として喜ばれる「好きっちゃアカデミー」について

⑤防災をテーマに、プラットフォーム型の組織として繋がり合い、学び合い、ともに発信していく「防災Lab.北九州」について

順に話していきました。

内容も多く、かなりの早口で講義を進めましたが、さすが若者たち、しっかり聴き取ってくださっていたようです。
逆に、どんどん早口ぐらいでいかないと飽きてしまうのかなと思いました。

お話を進めていくうちに、皆さんの顔がだんだんと上がってくるようになり、講義の中盤から終盤には、ほとんどの学生の目線がこちらを向いていることを実感しました。



最後にアンケートを書いていただきました。

アンケ―トはこれです。


質問のひとつ目は、5つのテーマにおいて、参考になった、興味をもったものを選択してください、というものです。

これがまた、驚くほど、様々に回答が分かれており、皆さんの興味関心も多彩なことを感じます。


防災Lab.北九州において、SNS100日間リレー投稿を実施した話題もあり、大学生たちがどのSNSを利用しているか実態調査をしてみました。
この結果はまた今度集計して発信してみたいと思います!


最後の自由記載欄。

皆さん、こんなアンケートがあったら、どれぐらいこの部分に記載しますか?
ちょろっとだったりしませんか?

これがまた!
驚くほど、びっしり書いていただいている学生ばかりで、
とてもとても感心しましたし、嬉しかったです。

最初は、「この子たち、授業聞いてくれてるんかなぁ?」と思っていましたが、アンケートを見てみると、しっかり聴きとってくださっていることを実感します。

また、皆さんの感想や想いが、様々なベクトルになっていて、とても感慨深いです。

また何人もの学生が、
「こういう活動に自分も参加してみたい」
「福岡でもやってほしい」
というような声が多く、とてもとてもとてもとても嬉しかったです。


もう、毎年のことなんですが、
準備するのも大変だし、
福岡市まで行くのも往復で時間がかかるし、
講義のスタートには、ため息をつきそうになるんだけど、

今年もそうでした。
講義を実施させていただいて良かったです。
皆さんのアンケートを拝見して、こちらが元気をもらったように思います。


ダブルヘッダーはしんどいだの、誰からも褒めてもらえないだの、愚痴をこぼしましたが・・・(笑)

今回も、とても良かったです。

ぼく自身、とても良い経験となりました。



今日もご覧いただきありがとうございます。



<1年前の”今日”の記事★>

高専祭、スゴイんですよ~。
後輩たちがしっかりと繋ぎ、育んでいってくれているのを嬉しく思います。



<2年前の”今日”の記事★>

ぼくの2年ちょっとの790の毎日の記事で、
どれかひとつだけ、永久保存することを選ぶなら、この記事を選びます。



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