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10.14 生神女庇護祭(しょうしんじょ ひごさい)

10世紀、コンスタンティノポリスがイスラム軍の攻撃を受けているとき、教会でみんなで祈っていたら、マリア様が出現して、輝くベールでみんなを覆ったという記念日。この奇跡に勇気づけられてイスラム軍を撃退したとか。

という、ありがたい話はさておき、
私はただ何かにかこつけてママリーガが食べたかった……!
ママリーガは、とうもろこしの粉を練ったマッシュポテトのようなもので、モルドヴァおよびルーマニアの主食のようなものです。
今夜はモルドヴァ料理です。

いま「モルドヴァってどこ? 何の関係もないや」と思われましたか?
モルドヴァはルーマニアの右隣の国で、あなたや私の精神の一部を形成している「♪マイアヒー、マイアフー」のバンド「オゾン」の出身地。
いわば私たちの心のふるさとなのです。

料理説明

ピクルス・スープは、夏~秋にピッタリの味です。
酸っぱいものがいろいろ入っています。(ピクルス、ソミュール、レモン、ケッパー & サワークリーム)

夫は「マリネ奉行」です。20代のころから好きで作ってきたそうで。
たぶん眠っていても「マリネを作って」と言えば作れそうです。
本来は「ニシンときのこのマリネ」を作るつもりだったのですが、この時期、ニシンは売っていないため、オイルサーディンで代用した、とのこと。

サルマーレの中身は、玉ねぎと、ひき肉(大豆ミート)と、ケチャップ・ライス。
何を刻んで入れても成立しそうなので、冷蔵庫の掃除をするときにいいかも。

ママリーガは、カーニバルで買ってきたコーングリッツで作りました。
コーングリッツをお湯に投入して→温めつつ練るだけなのですが、私の力では無理。
だんだん「つきたてのモチ」のようになっていって、重くて練れません。
ちょっと砂糖を加えて甘くしたのが好きです。

さて、いつもはおかわりをしているのに、なぜか今日は膨満感でおかわりができない。
夫が気付きました。「これは3種の穀物の盛り合わせだ!」
たしかにスープには大麦が、サルマーレには米が入っていて、ママリーガはとうもろこしの粉……! 膨満感も当然です!

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