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「状況」や「考え」を聞くのも大事だけど「気持ち」も忘れずに聴きたい。

毎年このシーズンは、
接客系のとある大会で、事前研修や
審査員の仕事をさせていただいてます。

大会前の研修ではモチベーションも様々。
自分から出場を決めて
レベルアップを図る人は学ぶ気満々!
一方、「新人は全員出ることになってる」
などの理由で出場させられる人は
当然モチベーションは控えめ。笑
当たり前ですね!

そんな人には、
「今、ここにいてどんな気持ち?」
と聴いてみます。
私は研修をする時、早い段階で
心理的安全性を高めているので、
みんな自然に本音を話してくれます。

「行けって言われたから来たけど
上手くできなさそうで不安」
「自分だけ下手で恥かきそう」
「人前に出るのが恥ずかしい」
などなど。

その一つ一つを共感しながら
受け止めて、言葉をかけていく。
研修中だから、じっくり聴くことは
できないけど、それでも1ストローク、
「聴く、声をかける」をするだけで
その後の受講姿勢は格段に違うのです。
イヤイヤ参加していた人が
終了後には
「やるだけやってみます!」とか
「接客面白いかも、と思いました」とか
言ってくださるのは本当に嬉しい。

人って面白いもので、
自分の気持ちを口にして
吐き出してしまうと、
相手の言葉がスッと入るみたい。

☆☆☆

ビジネスの現場で「聞く」といえば
商談や営業の状況はどうだったか?
今後はどのように展開していく考えか?
というように「状況」や「考え」を
聞くことが多いですよね。

「先方、商品は気に入ってくれてますが、
予算の折り合いがつかなくて、
契約までには至りませんでした(状況)
今後は予算を抑えたプランも提示して、
サービス内容の差も伝えた上で
当初の提案での契約を目指したいと
考えてます(考え)」

でも案外大切なのは「気持ち」を
聴くことだと思うんです。
「先方と話してどう感じた?」とか
「今、どんな気持ち?」とか。

普段あまりされない「気持ち」に
対する質問なので、多分相手は
「えっ?」ってなると思うけれど、
それがいいのです。

「正直、予算抑えめのプランで
決められちゃったらどうしよう、
という不安もあります」
とか聴けたら、
それを受け止めて、不安を軽くする
言葉かけもできますよね。

人間は気持ちの生き物。
ビジネスシーンであっても、
気持ちをどう取り扱うかは
パフォーマンスに直結します。

不安や疑問、イライラなど、
ネガティブな気持ちを
吐き出し、軽減する。
喜びや達成感、ポジティブな気持ちは
人に話すことで何倍にもなって、
よりモチベーションが上がる。

「今、どんな気持ち?」
ぜひ、聴いてみてください♪

最後までお読みくださり、
ありがとうございました!!

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