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Monologue #02 環境問題とマナーの問題

※閲覧期限のある記事です。

この、牛乳“直飲み”が、我が子の学校でも検討されているらしい。

初めて添付の資料を見たときの感想は「え?!」であった。

ペットボトルや缶などは直接口を付けて飲む、という認識はあったが、紙パックに口を付けて飲む、というのは「行儀が悪い」という印象だからだ。

環境問題に対応するのは素晴らしい。

が、正直、これが導入されたら、子どもたちに「外ではやらないでね」と言う自分が目に浮かぶ。

ただ、学校でやっていることを「行儀が悪いから外ではやらないでね」と言うのは何が何だかではあるのだが。

子どもたちは日常的に行えば、紙パックに口を付けて飲むことに違和感は感じなくなっていくだろう。

彼らが大きくなって、街のそこかしこでそれが行われるようになれば、我々だって違和感はなくなるのかもしれない。

しかし、それは多分まだ先の話で。

親世代の我々が違和感を感じるということは、彼らの“当たり前”が、まだ大人になっても“当たり前”には成り切らないことを指す。

それは、きっと、我々が今でも“理不尽なのに変わらない”と思っていることのように。

たとえ、仮に早くにその変化が訪れたとしても、まず批判されるのは若者の方だということも。

学校現場も様々なことが持ち出され、実は全ての先生方がそれで良いと思っているわけではないことも知っている。

特に、現場で教壇に立っている先生方は子どもたちの近くにいる分、対応しなければならないことも多い。

我々、保護者と同じように頭を悩ませている。

有名なのはタブレット問題だろうか。

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利用の問題に続き

重さの問題もある。
今や小学生のランドセルの重さは、我々サラリーマンの通勤カバンより遥かに重い。

確かに、今の価値観でだけでなく、先々のことを考えて、今学ぶべきものもあると思う。

私たちの受けた教育が正解ではないし、今の教育方針が間違っているわけでもない。

ただ、社会は同じ世代だけで構成されてはいないし、大抵は年長者に主導権がある。
それが正しいと思っている訳ではないが、“正しいか否か”では判断されないこともたくさんある。

それだけが、気がかりだ。


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