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Monologue #04 “仕事は理由になりません”

今年から、PTAの役員になった。
本部役員という、PTAのとりまとめみたいな所だ。

ところで、このPTAの役員というのは、進級間際に書面で“役員に立候補しますか?”というプリントに答えるところから始まる。

そこに、未就学児がいるか(いれば負担が多いから免除)、既に何かの役員になっているか(重複して役員にはなれないから)、等の確認があるのですが。

その中に

「仕事は理由になりません」

という一文がある。(正確には“あった”。無くしたそうだ)

言いたいことはわかる。
しかし、なかなかインパクトのある一言だ。

子どもがいなかったり、いても男性だったりするとこの手のことに直面するケースは少ないかもしれない。

しかし、“母親”になるとこの言葉を突きつけられるのである。

しかも、“仕事は理由にならない”と言いながら、やるのはボランティア、という何とも言えない話。

世の中、会社では、女性の幹部が少ないとか、そんな話もある中で。

見事に女性しかいないんですね。

あまりジェンダーがどうとか、気にするタイプでもないのですが(というか、環境のおかげもありますが。正社員で勤めてるから幹部云々は置いておいても、あからさまに“女性だから”なんて理由でどうこうされない。私が気にしないんじゃなくて、男性だって差別したり下に見る人なんていないんですよ)。

個々の男性の考え方とは別に、仕組み的には無償労働になると、こんなにも女性ばかりになるのか、という驚き。

しかも、善意ではなく、退路を断たれてのボランティアは凄まじい。

ただ、首を突っ込んでみると、ただ不満を言いながら仕事を擦り付けあっている訳でもなく。

結構、大鉈を振るう勢いで制度を変えているのも見えて面白いです。

子どもたちに何もしたくない訳では無いから。

不要なものは捨てて、新しいものを導入して。
今の形が合わないのなら、合うように変えれば良い、と、1年ごとにほぼ入れ替わっていく人の中で引き継ぎながら、知恵を出し合っているのはとても面白そうです。

これから一年。
何がどうなるかはわかりませんが。

少しでも良い結果に繋げられると良いな、と思います。



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