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日本人の三大死亡原因、第1位が中絶って本当!? 性教育アドバイザーあやの独り言vol.003

※こちらは2018/07/30に掲載した記事の再掲です。

こんにちは✨彩-irodori-保健室、あやです。

NHKで放送中の「透明なゆりかご」(2018年)見ていた方いますか?

初回放送から、

「日本人の三大死亡原因の第1位は何か知ってる?」「アウス(人工妊娠中絶)だよ」

なかなかショッキングな始まりにびっくりした方も多かったのではないでしょうか?

原作は1997年のデータを元にされているようだったので、ちょっと気になり近年のデータを元に調べてみました。

◆厚生労働省発表 平成28年度三大死亡原因

1位 悪性新生物(がん) 37万人

2位 心疾患 19万人

3位 肺炎 11万人

◆平成28年度の人工妊娠中絶件数 16万人

*******2023/12/12追記*******
(2022年は女性のガンによる死亡件数16万人、中絶件数14万件。1位が塗り替えられた理由は、近年の不妊治療患者数増加を考えると、現代人の体が妊娠しにくくなっているからではないかなと感じています)
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現在の統計上では、人工妊娠中絶は3位に入ってくるということになります。

1位じゃないだけ良しとする意見もあるかもしれませんが、こんなランキングに入ってしまうこと自体、異常ですよね。

そもそも中絶が年間16万件って!

ドラマの中では1日に2、3体の「命のかけら」を業者さんに引き渡すというシーンが出てきましたが、きっと大きな病院ではもっとですよね。

ちなみに、がんで亡くなられた37万人のうち、女性だけに注目してみると15万人。

女性に限定すると、人工妊娠中絶は、死因1位のがんよりも多く、実は病気で亡くなる命よりも、人工的に奪った命の方が多いということになります。

日本では、母体保護法により生存権が保証されるのは妊娠22週目から。それ以前の胎児は生命として扱われません。

とはいえ、例え人の形をしていなくても生命は生命。こんなに沢山の赤ちゃんがこの世に生まれることなく、消されて行っているなんて・・・

少子化と言われ、夫婦6組に1組は不妊治療をしている不妊大国のはずなのに、本当にやるせない気持ちでいっぱいになります。

堕胎は女性にとって本当につらくて苦しい選択。でも、レイプや家庭の事情でやむなく決断する方も少なくないのが現実。

だからこそ今、性や命に対する正しい知識が必要だと思うんです。

性教育というと必ず出てくる、「寝た子をおこすな」

寝てると思ってるのは、そう都合良く思っていたい大人だけなんですよね。

本来、自分を大切にする、命を大切にすることを教えるのに、早いも遅いもないはずなのに。

子ども云々の前にまずは大人から。

未来ある子ども達の為に、大人こそ正しい知識、正しい行動を・・・と願います。

#群馬 #性教育 #おうち性教育 #ポジティブな性教育

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