来たる年の目標と過ぎた年の振り返りをするようになって、もう何年目だろう。年々、目標設定が絶妙になってきて、頑張れば達成できそうな、ちょっとサボってしまいそうなラインを設定している。本当は年を明ける前や、2024年の目標を立てる前に振り返りをしようと思っていたのに、気づけば2024年になってしまった。まあ、細かいことは気にせず、早速2023年の振り返りをしていこうと思う。（数日くらい誤差〜）

2023年の目標はこんな感じ。

　では、ひとつずつふりかえっていこう。

①  本30冊/年、映画30冊/年。必ず感想書いて、他の人のレビューも読む

　本の中でもエッセイをたくさん読むようになった年。一人で映画館にも何回か行けた。肝心の感想を書くができていないせいで、読んで、観て、レビュー読んでの簡単サイクルになってしまったのは要反省。最初の数ヶ月は記録できていたけれど、結婚式準備や引っ越し準備やら、腰を据えて読書や映画に没頭できない時期が続いて、いつしか記録が曖昧になってしまった…でもちゃんと記録残していかなきゃ。


　ちなみに本に関しては、趣味趣向の新しい扉がひらけた予感。一人の作家を決めて、その作家の本を全部読破したら、一人分の考え方をインプットできるよと聞き、年の前半は芥川龍之介全集にトライ。思った以上に文語表現やその時代特有の時代背景の描写が多く、疲れた通勤電車で読むにはあまり向かず…途中まで読んで断念。

　そんな時にたまたま江國香織さんが目に入った。お恥ずかしながら、短編しか読んだことがなくて、どんな作家さんなのかも全くイメージがなかったので端っこから読んでみることに。これが本当によかった。
行きつけの美容師さんも大好きだそうでエッセイの「いくつもの週末」を教えていただいたのだけど、これは何度も読み返してしまうほど、今の私にマッチしていて2023年のマイベスト本に決定。おかげでエッセイへの扉がひらけて、狂ったようにエッセイを買い集めるようになったから、きっかけってどこに落ちているかわからないなあ、と思ったのでした。

②  撮影を目的にしない、その人としたい事をする（＋撮影なかんじ）

　これは2023年、私の趣味への課題として大きく掲げていたもの。かなり達成できたんじゃないかな。（もちろん上手くいかず悲しい思いをすることもあったけど。）
おかげで、初めての人との出会いが例年よりも少なかった分、仲の良いカメラ友達とは年に何度も会って、撮影以外のお茶やご飯の時間が取れて、たくさんおしゃべりができた。この人たちともっと仲良くしていきたいなというのが見えて、撮影を目的にしなくても会いたいと思い合える関係性っていいもんだなあと再認識できたし、何より自分が心地いい時間を過ごす方法の一つだなと思った。

　それと同時に、まだまだ人への間口が大きくて自分とは相性が合いにくい人へのセンサーが鈍かったなというのは反省すべき点。いまの私は新しい刺激よりも、ストレスを感じにくい居心地の良い関係性を模索する方が優先だなあと思った。

③  目に見える達成物を残す（展示するとか、ブック作るとか）

　目に見える達成物としては、自分用のフォトブックを作成したほか、結婚式で配る冊子とその時の展示に力を入れた。といっても本来やろうとしていた、“撮影”の展示はできなかった。2023年の私は彼とのプライベートに重きを置いていた分、展示とか何か新しい作品作りに挑戦することに二の足を踏んでしまってしまった。下半期は特にむしろその状況を割り切って、展示や写真集を観る側に徹してたくさんのものに触れられたからとてもよかった。

　写真集を買うことに例年以上にハマって、何度も見返していく中で、撮影や写真への向き合う気持ちに変化があったような気がするな。

④  しんどいときは水分補給

　これは目標の中でもダントツで達成したといっても過言じゃないほど、水分をこれでもかと摂りまくったと自負している。カフェインとの付き合い方もだんだんわかってきて、今までみたいにまた好きな時に飲めるような予感。

　例年通り目標を立てると、なんだかんだと達成に向けて意識しながら生活するから私の性に合っているのかも。①〜④合わせて全体で達成率は65%くらいかなあ。

　2023年も無事終わり、2024年も今日で2日目。自然災害や病気、予期せぬことはきっといきなりやってくる。1年前の私は今日の私がnoteを書いていることも、今の世の中のことも身の回りの人たちの変化も、なにひとつ思いもよらなかったと思う。
こうやって一年を振り返られる時間こそ、一年間大きなトラブルなく生きてきたと実感して、またこの先の一年を無事過ごそうと思える大事な瞬間なのかもしれないな。

　堅苦しいことはさておき、また一年後に私が私をどう振り返っているのかを楽しみにしながら日々過ごしていこう！

※2024年の目標はこの記事を読んでね。