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原稿執筆パック レポ

はじめに

前回のnoteに書いたとおり、先日湯河原にある「THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA」さんの原稿執筆パック(三泊四日)を利用した。

このnoteはその備忘録を兼ねたレポである。
あんまり役に立たないことばかりかもしれないが、ご容赦願いたい。

初日

まず、わたしは東京へ向かった。
弥生美術館へ行くためである。

久しぶりの東京駅。やっぱりこの建築、好きだわ…(ほれぼれ)

名古屋から新幹線で東京駅へ向かい、乗り換え。
弥生美術館へ向かう前に、湯島天満宮へ向かった。


たぶん、梅の木。見ごろの季節だととてもきれいだろう。

湯島天満宮は、ひそかにいきたかったスポットである。というのも、高校時代、黒子のバスケを愛読していた私にとって、緑間真太郎が作ったコロコロ鉛筆の出どころということで、地味に気になる場所だったのである。
お参りし、お守りと鉛筆を買って弥生美術館へ。徒歩圏内ではありそうだったので、ナビを頼りに向かう。

紆余曲折ありながら、たどり着いた。


ちなみに、東京大学の近くにある。

目当ては「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」。かわいい着物がいっぱいで、眼福だった。綺麗……。
隣接の竹久夢二美術館も鑑賞できる。夢二の絵もきれいだった。近所に住みたい……。

そのあと、東京駅に戻り、湯河原へ向かった。普通電車に揺られ、のんびりと。


思わずとってしまった。
さすが温泉地。こんなのれんまで。
湯河原温泉のいわれとして、たぬき伝説があるらしい。かわいい。

湯河原には初めてきた。土産屋より、干物屋さんが目立った。さすが海も見える町。

旅館までは今回はタクシーで行くことになった。
送迎を依頼していたが、行くことができなくなったため、と連絡があったからだ。(そのため、タクシー代は宿にて負担する、とのこと)

ちなみに、もしこのレポで興味を持った方がいたら、絶対にお伝えしたいことがある。

送迎は頼むべき。都合がつかないなら、タクシーを依頼すべし。
理由は後程説明する。

さて、そんなこんなで宿にたどり着いた。


入り口。フォトジェニック!

インクづくり体験を始めたからか、入り口のオブジェがインクと顔料の入った瓶が並べられている。壮観。
わたしは顔料の入った瓶を見て、極彩の家を思い出した。

建物の構造は、リニューアル前に行った方がすでに述べているが、結構特殊だ。入り口が最上階で、客室へは階段を使って降りていくことになる。
エレベーターはないためこの階段が唯一の道なのだが、傾斜はきつくないので、重いキャリー持ちでもなんとかなると思う。

さて、わたしは目標宣言オプションを追加したので、ここで宿泊中の目標を聞かれた。
設定したのは、宿泊中に一万文字。
……ほかの方に比べるとゆるいかもしれないが、結構たいへんだったぞ!!!頑張って書いた!!!

ちなみにチェックインの時、帰りの送迎について聞かれるので、お願いした。連泊の場合はチェックアウトの時間に合わせた10時発。
(でも宿泊プラン紹介だと15時半の記載なので、実際延長可能なのか聞けばよかったな……)


わたしが泊ったのは八畳のお部屋。

よぎぼー!!!

ヨギボーとTV(有馬見たいから)のためにこの部屋にした。
原稿やる気あるのか?とか言わないで!!
ヨギボーがなぜ人をダメにするクッションと言われているかわかった。これは……スヤア……

とりあえず荷解きをして、向かった先はお風呂。
いや原稿しろよ。
でも温泉にきてお風呂に行かない手はなかろう、というわけで入ります。意志が弱い。

大変気持ちよかった。

お風呂の温度だが、少なくともわたしは入っていてちょうどいい、と思った。ちょい熱いくらい?で、まったり楽しんだ。
お風呂入ると頭がすっきりする。風呂に入るのが楽しみでご飯食べてから入ろう!とか思ってたのにずっとご飯前に入ってた。
宿泊者は16時~朝の8時(たしか)まで入り放題なので、当然朝風呂も入った。気持ち良かったです。

お風呂のタオルは、風呂場の前に棚があり、そこから各自必要分を持っていくスタイル。前からなのか、リニューアルによる変更なのかはわからなかった。わざわざフロントに言わなくていいのは楽ちんである。

さて、宿の楽しみと言えば、ご飯である。

通常のお泊りプランだと、夕飯は手巻き寿司なのだが、原稿執筆プランは1日目は定食である。こんな感じ。

3種のおさかなフライ。あじ、さわら、ふぐだった……かな?(役に立たない記憶力)
ご褒美のミカンジュース、美味しかった!!

フライは表はさくさく、中身はふっくら柔らかく、大変美味しかった。フライ→ごはん→サラダ→お味噌汁→漬物→フライ……というループができてた。
三十路の胃にはちょっときつかったけど

デザートも美味しかった!たぶん売店に売ってたらお土産用に買ってた気がする。(聞いたら売ってもらえたんだろうか……?)
いわゆるレアチーズケーキなのだが、蕩ける触感で美味しかった。別添えのみかんソースも美味しい。正直これを食べるために再度行く機会を狙ってます

目標達成するとご褒美としてドリンクが一杯無料でつけられる。わたしは下戸なのでみかんジュースにした。甘くておいしかったです。

部屋に戻って作業に打ち込む。睡魔にまけそうになったタイミングで就寝。

ちなみにこちら、布団はセルフサービス。わたしの場合は部屋の隅に置いてあったので、自分でシーツをかけて寝た。こういうの、合宿っぽくていいな。一人だけど……。

2日目・3日目


2日目と3日目は食事の内容が異なるだけでやってることはほぼ一緒なのでまとめて書く。

起床し、朝風呂へ。
ゲームとTwitterの誘惑に負けそうになりながら、作業。ちなみに普段はBGMとしてiTunesの音楽か、YOUTUBEでよさげな音楽を聴いたりという感じなのだが、部屋にTVがあるので時々つけて作業してた。TVみながら作業するの、結構新鮮。

朝食のため、カフェへ移動。ちなみにこちら、部屋で食事をする一般の旅館とは異なり、4階にあるカフェまで移動して食事をとる。
でもこれはこれで気分転換になってよかった。


2日目の朝食。あじのひらき。
3日目の朝食。サバのみりん干し。

おちょこ御前、という少しずつおかずが入った小鉢が並べられたスタイル。魚の食べ方が汚くて2日目は結構魚が残ってたと思う、申し訳ない。
反省して、さばのみりん干しはほぼ食べた。
魚は焼き立てで、味がしっかりしていておいしかった。両日ともに鍋は湯葉の卵とじである。ご飯と合わせて雑炊仕立てにすると大変美味しかった。

食べ終わったら部屋に戻って誘惑を振り切りながら作業をする。

ちなみに、上記に「旅館に行く際は送迎を使え、さもなくばタクシー」となぜ言ったわけを説明する。
実は2日目の朝、必要に迫られてわたしは近くのコンビニまで歩いた。その道のりが……すっごく大変だった。

御託を述べるより、この写真を見たらわかると思う。これはわたしがコンビニからの帰り道に撮ったものである。


こ、これは……

お判りいただけただろうか。

この急勾配である。ほぼ手ぶらでも恐怖を感じるのに、いわんや大荷物の時は。
悪いことは言わないので、送迎を使ったほうがよい。
要は宿について忘れ物に気づいて調達しようと思ったら、この道をたどる羽目になるので、必要なものは揃えて宿では籠って作業することに専念した方がよい。


宿泊中はこのドリンクスペースのコーヒーや紅茶が飲み放題

TRTさんの魅力は、このドリンクスペースにもあると思う。
こちらは紅茶、コーヒー飲み放題。種類も豊富で、選ぶのが楽しい。
最近はお茶菓子(わたしが宿泊した時、初日はアルファベットチョコ、2日目以降はアルフォート、それからハッピーターンと丸いおせんべいがあった。あと農家の方から頂いたというみかんも置いてあった)も置かれているので、作業のお供には困らないと思う。

わたしもお世話になりました。

ただ、部屋のかぎがいわゆるカードキーではなく普通のかぎ式なので、コップを持ったまま開けるのが意外と難解であった。
わたしは部屋から近かった(階段降りてすぐの場所なので、カフェにもお風呂にもアクセス良好でした)ので、そこまで億劫にもならなかったが、遠い場所に部屋があると一気にめんどくさいと感じるかもしれない。

出汁茶漬け
唐揚げ定食。ちなみに選択可能

昼食はこちら。おそらく二日目の昼食は、一泊二日プランと、二泊三日のプランでも同じ昼食だと思われる。リニューアル後の目玉メニューであるひとてま茶漬けだ。

好みで薬味や具材を組み合わせて茶漬けにする。ほっと落ち着く味だ。鯛のゴマダレは鉄板のおいしさ。

わたしは三泊四日目なので三日目の昼食が存在する。キャプションの通り、三種類(ハンバーグととんかつだった……はず)から選べる。わたしは唐揚げ定食にした。
唐揚げは衣がさくさく、味が染みてておいしかった。エビフライも美味しい。美味しいけどやっぱり三十路にはきつい

部屋に戻って作業。ちなみに三日目は有馬記念を見てた。武豊騎手は一体何者なんですか
わたしが子供のころどころか生まれる前から活躍してるし……この人を超える騎手なんて、この先現れるんだろうか。
いや、大谷選手や藤井七冠みたいな人が出てきたんだ、いつか武豊機種を超える大物が現れるだろう、多分。

……閑話休題。

煮詰まったなーとかお風呂入りたいなー、というタイミングで(入浴可能時間なのを確認したうえで)お風呂に向かった。
ちなみに朝は誰もいなかったが、夕方の入浴は必ず誰かとばってイングした。きもい女がいてすいません……。

さっぱりしたところで夕飯まで作業する。


二日目は手巻き寿司。地元の食材をふんだんに使っている
デザート。三種のケーキとほうじ茶。


三日目はしゃぶしゃぶと天ぷら。
デザートとほうじ茶。水まんじゅう……?(オイ)
目標達成のご褒美。新メニューの湯河原果実牛乳

連泊プランだと二日目以降の食事が自動アップグレードされる。(一泊二日プランでも、追加料金とはなるが手巻き寿司への変更は可能)

本当に美味しかった!手巻きずしのいいところは、次はどう組み合わせようかな、という楽しみがあるところだと思う。次はどれを食べようか、考えるのは楽しかった。

三日目のしゃぶしゃぶと天ぷらも美味しかった。無理やり食べきったけど、追い焚き(というと違うような気もするが)が行けるなら危うそうなときに頼めばよかったな……。次回はそうしよう。

睡魔以下略。

四日目(最終日)


朝風呂に入り、身支度と準備。

朝食はこちら。

さわらの甘酢あんかけ。億の鍋はとりなべ。卵とじにしていただく。

これがここでの最後のご飯かあ……。と思うと名残惜しい。
TRTさんのおかげでおさかな大好きになった気がする。なかなか食べたような美味しいおさかな料理に巡り合えないだろうけども。

部屋に戻って荷支度。荷物が多い……!
なんとかキャリーに詰めて、9時半ぐらいにカフェの方に行った。実は、カフェには本や画集が並んであるのだが、食事を終えたらそそくさ部屋に戻ってたので、意外と読まずじまいだった。
画集をパラパラめくったりしながら時間を待つ。

ちなみにチェックアウトは、鍵をフロントにおいてある桶式のかぎ入れに入れるだけでよい。追加料金がある場合は別途清算が必要となる。

わたしは送迎を依頼したので、バスに乗り込んで湯河原駅へ。
道中本当にアップダウンというか傾斜がすさまじく、酔わないか心配になるくらいだった。
無事たどり着き、熱海駅へ向かい、新幹線に乗り換えて地元へ帰った。

以上が私の旅程である。
参考になっただろうか。※ならない

以下、蛇足としてよかった点と気になった点を述べる。

良かった点


・スタッフの皆さんの距離感
服屋で話しかけられると逃げるタイプの陰キャのわたしにとって、TRTさんのスタッフさんの距離感は心地よかった。
必要な説明はしてくれるし、聞いたらちゃんと答えてくれる。めっちゃいい。

・コーヒー・紅茶飲み放題
こちらも作業のお供には大変助かった。ちなみに夜、希望があればコーヒーもしくは紅茶をポットに入れて届けてもらえるサービスもある。
わたしは初日だけ利用した。量が思ってたより多くて飲みきれなかった……。申し訳ない。次はちゃんと飲みきります!!

・ヨギボー
和室だと必ずいるヨギボー
この子にはずっと助けられた……。うずめてよし、乗っかって良し。
たぶん売店に小ぶりなのがうってたら買ったんじゃないかと思う

・温泉
めっちゃいい 温かい 寒い時期にはやはり効く

気になった点


・部屋のトイレについて
トイレ自体はウォシュレット付きで、それはいいのだが、水を流すレバー(家庭で多い形状ではなく、どちらかというと商業施設などに多い銀色の推すタイプ)からなんか水漏れしてた、ような……?
別の方のレポで見かけたようなにおいはなかったが、なんか濡れたような?感は気になった。

結論


原稿執筆パックはいいぞ

なんか煮詰まったなーという人にはお勧め。
ガチ修羅場の人はそもそも移動することすら困難だと思うのであれだが、締め切りはまだだけど煮詰まったなーとか、環境を変えて作業したい!という人にはかなり適してるんじゃないかと思う。

あとご飯自分で自分で作って盛りつけてお皿洗いしなくていいってすごい効率いいですね……。
人に用意してもらう飯はうまい

アクセスも東京駅からなら一本で行けるという、関東圏の人にとっては良好な場所にある。送迎頼んでしまえば楽ちんだし。
それ以外の地域でも、東海道新幹線の駅までのアクセスさえ何とかなるなら、割と行きやすい部類じゃないだろうか。

ともかく、興味を持たれた方はぜひ行ってみてほしい。
いいところですよ‼‼‼‼


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