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介護に苦しんでる友達の話

昨日突然うちに来てくれた久しぶりの21歳息子のママ友。

前々から聞いていたけど、、、友達のご両親、お父さんが糖尿病、お母さんが認知症。

お父さんは認知症であるお母さんにイライラ怒りながらお酒を飲み、、、に毎日を過ごしていて、近くに呼び寄せた一人娘(私の友達)が毎日食事や買い物、その他の手続き関係などの介護をしている。

普通に介護する分にはいいと思うけど、お父さんの愚痴、怒りの矛先がお母さんと友達に向けられ暴言、イライラで毎日喧嘩しているらしい。

友達はホンマにしんどい、腹立つわーって言いながらも色々施設の手配など身の回りの事もしてあげている。

一人っ子なので兄妹に頼ることも出来ず、わたしから見るとめちゃくちゃしんどそう、、、

お母さんの施設を探してもここは汚いからダメ、ここは密になるからダメなどダメ出しばかりで探してる友達も私から見ると気の毒で仕方ない。

私はそこまでせなあかんの?と何度も言ってしまう。だって、友達は旦那さんにも何一つ手助けしてもらえなくて疲れ果ててるように見えるから。

でもその子が言った一言が、私は衝撃だった。

その子は小さい時の両親の思い出はほとんどなく、いつも無視された状態で育ったらしい。何の関心も向けられることなくいつも淋しくてと言ってた。だから、「私は多分これだけ腹が立っても、小さい時親と寄り添いたいと思ってた思いを、満たそうとしてるのかもしれへん。だから放っておかないかも。」と言った。

なるほどと思った。私は愛もお金も満たされて育って来たのでその子の気持ちが全く分からなかった。そんなひどい事されてるのに何故自分から不運をつかみにいくのだろう。と不思議でならなかった。

私も主人の両親が全く同じ状況でお義父さんが糖尿病、お義母さんが認知症。そしてお義父さんがおかあさんにひどく当たるというので、何度も家に呼び出され、色々してきました。勿論色々助けてもらった恩もあり、一生懸命相談や愚痴に耳を傾けました。しかし、改善するどころかひどくなる一方で私もお義父さんの愚痴吐のゴミ箱の様な扱いになって行き、旦那も元々実家にいい思いがなく行きたがらなかったので年末に行った時嫌味を言われてしまい。少し距離を置こうと思いました。

私が疲れ果ててしまっては自分の家庭に影響あるし、一番大切なのは自分の家族です。そこを犠牲にしてまでいくら両親でも助ける事は出来ません。この決断に至るまでは罪悪感と戦いながら数年かかりました。色々ありましたが、、、

本当の自分を理解してくれる人がいる事って本当に大切な事なんだなぁー。主人、子ども達、そして両親に感謝しなければならないなぁー。

そして自分が年老いた時、素直で若い人達の言う事を聞ける心を持って謙虚にならなければいけないと心から思う今日この頃です。

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