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日曜始まり

    手帳は日曜始まり派である。昔はほとんど日曜始まりだったと思うのだが、最近は月曜始まりが主流になりつつある。昔は(あまり昔々とばかり言っていると私がかなりおばさんのようだが、実際おばさんなのである)土曜出勤が当たり前だった。その分、一日の勤務時間は今よりも短かったし、土曜日もお昼迄(いわゆる半ドン)という会社も多かった。今は土日はお休みという会社が多い。そうなると手帳も土日がくっついている方が、週末の予定が書き込みやすいということのようである。しかしカレンダーは日曜始まりの方がいまだ多い。

 先日、あるお店のカレンダーコーナーを見ていたら、月曜始まりのカレンダーをちらほら見かけた。だんだん増えてくるのだろうか。手帳に合わせてということなのだろう。がしかし、私はやはり日曜始まりが本来なのではないかと思う。特にカレンダーは。なぜなら、世界的にみても(多分)日曜始まりが主だと思うからである。そもそも一週間という考え方は、キリスト教に基づいていて、イエスが復活した日曜日を週の始まりとしている。とここまできて、少し調べてみたら、何と昨今は、ヨーロッパでも、月曜を週の始めとする考えなのだそうだ。

 現実的には、やはり土日を週末と呼び、一週間の疲れを癒す日と考えられているらしい。だがしかし!と私はちょっと暴れてみたい。やはり本来は日曜始まりなのだ。巷にかかっているカレンダーは、今でも日曜始まりが圧倒的に多い。やはり見慣れているから、その方が見た目の安心感もあるし、曜日を間違えることもないと思う。月曜始まりを使いたい人はもちろんそれでいいと思うが、どちらが主流かとなるなら、やっぱり日曜のままにして欲しいと思う今日この頃である。