＜目次＞

・保育園や幼稚園のDVDの舞台ウラ
・DVD一枚1,500円～3,500円の差
・新発想の保育園や幼稚園のDVD
・一見法外な料金なのに大好評！
・お母さんの涙

皆さんのご家庭にもあるんじゃないでしょうか？保育園や幼稚園で購入した、発表会やお泊り保育のDVD。いまではすっかり定番の商品ですよね。料金的には1,500円～3,500円あたりが一般的ではないでしょうか？

【保育園や幼稚園のDVDの舞台ウラ】

これらの舞台ウラを暴露してしまいますと、受注をするのはプロの制作会社である事がほとんどです。そして撮影や編集をするスタッフは、本職ではなく、学生アルバイトやサンデーカメラマン（本職があり、土日だけ撮影の仕事をする）がほとんどです。これはブライダルの記録DVDも同じシステムです。何故プロのカメラマンや編集マンを使わないかというと、安価である程度のレベルのものを量産するシステムだからです。ここで「状況に応じてより良いものを作る」という考え方は必要ありません。決められた場所で決まったシーンを撮影し、決められた通りの順番で編集をする事が求められます。才能とかセンスとかというよりは、機械の様に動いてくれるスタッフが喜ばれます。

しかし、そういうスタッフでも経験値が上がると、その決められた条件の中で上手に自分の主張を入れる様になり、我々プロが想像もつかないような解釈の作品を作り出す事も多々あります。なので、学生アルバイトやサンデーカメラマンだからといっても、餅は餅屋、素晴らしい才能、センスをお持ちの方はたくさんいらっしゃいます。

が、その評価は意外と低く、制作会社の「クレームの来ないギリギリのライン」という枠に入っています。

【DVD一枚1,500円～3,500円の差】

1,500円～3,500円という料金の差、どこに違いがあると思われますか？スタッフのギャランティだけではそれほど大きな差にはなりません。私はどちらも作った経験がありますが、その違いは下記の通り。

このあたりはどこの制作会社でも作っている保育園や幼稚園のDVDなのですが、私は思ったのです。

「プロならではの発想で、
　新しいタイプの保育園や幼稚園のDVDを作れないか？」

【新発想の保育園や幼稚園のDVD】

そこで思いついたのが、イベントごとに発売するのではなく、マンスリーの月刊DVDにしたらどうだろう？と。イベントなどで緊張したお子様たちではなく、お父さんお母さんが普段は見る事ができない、保育園や幼稚園で普通に生活をしている姿をDVDにしてはどうかと。そして、お父さんお母さんは自分のお子さまにしか興味はない筈なので、お子さま一人ひとりを抜粋して集めた、世界に１枚だけのオリジナルDVDにしたらどうかと。

【一見法外な料金なのに大好評！】

この企画はものすごく手間のかかる撮影と編集になるので、普通に考えたら無謀な企画だったのですが、その頃私が営業をかけていた保育園が非認可の保育園で、富裕層の方がお子さまをお預けになる、ちょっと特殊な保育園だったのです。
DVD一枚の料金は8,000円。内容としてはよくある全員が写っている記録ビデオがあり、その後に、本人だけを抜粋した５分程度の映像が入っています。馬鹿高いですが、手間暇がかかっているので意外とトントンな料金です。
これが大評判で！
お父さんお母さんには、とても喜んでいただけました。

【お母さんの涙】

皆さんはいかがでしょうか？保育園や幼稚園で遊んでいるお子さま、想像できますか？そのDVDでは、普段の園内での生活を撮影しているので、お昼寝をしている様子、お友達としている会話や喧嘩などがおさめられており、特にお母さんに涙を流して喜んでいただけたのは、お昼ごはんの準備の時、率先して先生のお手伝いをする様子や、お友達と力を合わせて物事をやりきる様子。家ではなかなか見せない自立した姿は感動的だった様です。

この企画、料金が高いので対象は限られてくるのですが、いろいろと企画を練っているうちに、新たな展開を思いつきました。今年はそのニューバージョンの企画で各所に営業にまわりたいと思っておりますが、はたしてどうなるか！
乞うご期待！