ウズラを飼い始めて...
ウズラを卵から孵化させて、2ヶ月が経った。
2月に有精卵の卵を購入して、そこから毎日約20日卵を90°ずつ6時間に1回転卵させた。
そして、2月の下旬に卵が孵化してからだ。
それからは初めてのことばかりでアクシデントも多々あった。
情報源もネットしかないので本当にあっているのか不安だった。
雛なので成鳥のように生命力が強くないので温度管理に特に気を配った。
弱い個体は強い個体にいじめられることがあったり、孵卵器からいつ生まれてくるかわからないこともあって、不安になって十分に眠れないことも多々あった。
ピヨピヨと耳鳴りが聞こえてくることもあった。夢でウズラが出てくることもしょっちゅうあった。
本当に雛から育てるのは大変だった。
生まれてから2週間くらい経った。
世話も1日2回シーツを替えて餌、水やりとだいぶ手がかからなくなってきた。
それでも1日2回は大変だった。他にも動物がいるので余計に大変だったのだと思う。
何のためにこんなことをしているのだろうと思うことがあったが、辛いときはウズラの可愛さに癒やされた。
シーツを替える際にウズラが衣装ケースから出て行ってしまうことが何回かあった。
すぐに捕まえられるのもいれば、すばしっこくてなかなか捕まえられなくいのもいた。
我が家の猫が脱走したウズラにパンチして、脱腸して死んでしまった子もいた。
1ヶ月経つと、温度も常温に近づけることができた。
1ヶ月経つともう成鳥らしい。
鳥の成長は早い。
それからは欠けることなくみんな元気に過ごしている。
2ヶ月経つと、交尾をし始めた。
そこで新たな問題が出てきた。
それはケンカだ。
ケンカする個体は別々のケージに移した。
雄同士のケンカは死ぬまでやり続けることがあるらしい。
ある日、父が脱走したウズラを誤って別のケージに入れたことがあった。
学校から帰ってきてウズラを見ると、端の方でうずくまっているウズラがいた。
よく見ると、目の後ろあたりを両方えぐられていた。
目は両方とも閉じていた。
急いで別の入れ物に移した。
ケージを見ると至る所に血が飛んでいた。
いじめたであろう雄は1番返り血を浴びていてケロッとした顔をしていた。
恐ろしいと思った。
他のメスも少し血が付いていたので複数でいじめていたと思われた。
いじめられたいたウズラは丸1日はご飯を食べなかった。
2日目からは食べ始め、水も飲み始めたが、目が閉じたままだった。
目の近くをやられたので目が見えなくなったのかと思った。
2,3日すると片目が開いて少し元気になってきた。
そこからまた数日でもう片方の目も開いていた。
ご飯も水もこぼすことなく飲み食いできているので目は見えていた。
ほとんど回復したようだ。
ほっとした。
すごい生命力だなと感じた。
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