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補強をしなかったベイスターズ

1998優勝メンバーが返ってきた

2021年のシーズンオフ。
ベイスターズファンにとって嬉しいニュースが入ってきた。
石井琢朗がベイスターズにコーチとして帰ってくる。

DeNA前後からのファンである私にとっては、
正直なところ現役時代の石井琢朗のことは知らない。
だが、1998年の優勝メンバーであり、
ベイスターズファンに愛されていたことは知っていた。

石井琢朗以外にも、鈴木尚典、齋藤隆、相川亮二といった、
ベイスターズファンのみならず、野球ファンならだれもが知る有名人が一軍のコーチになっていた。

そして監督は野球ファン皆から愛された三浦大輔だ。

周囲のベイスターズファンの高揚感を感じたし、
私自身来年のベイスターズは期待できるかもしれないと思っていた。

そして始まった2022年シーズンのオープン戦。
マスコミの興味関心は新庄剛率いる日ハムに集まっていたが、
そんななかでもベイスターズは結果を残していた。
オープン戦は終わってみたら12球団中3位という結果に終わり、
昨年の11位からは大躍進していた。
レギュラーメンバーのみならず若手も活躍し、層の厚さを感じた。

今年は本当に強いかもしれない。
私は野球アプリのプロスピの順位予想でベイスターズを一位にした。


迎えた開幕戦。高まる期待感。

開幕戦の日。
在宅勤務だった私は仕事を定時17:30で切り上げ、テレビをつけた。
ベイスターズ名物の大物スターを使って、
会場を微妙な雰囲気にさせるショーの音を聞きながら、
スタメンを確認して試合の予想をする。

今年のベイスターズの開幕投手は東だった。
東といえば一年目に大活躍をして新人王をとった選手だ。
昨年は手術の影響で投げることはなかったが、
実績から言えば今永に次ぎ、濱口にならんで横浜のエースと言えるだろう。

対するカープ打線は鈴木誠也が抜けており、
打順に並んだ名前からは正直に言って怖さはない。

ベイスターズも外国人打者がいないし、
相手の大瀬良も良い投手だから、なかなか点を取るのは難しいかな。。。
でも東なら悪くても6回3失点くらいでまとめてくれるかな。
ロースコアの投手戦になるだろう。

試合開始前の私はそんな風に思っていた。

試合が開始し一回は両チームとも難なく終了した。

ファンの脳裏によぎるロペスの影

そして迎えた二回の広島の攻撃。
松山の打球を知野が後逸した。

痛烈な打球ではあった。
でも捕ってほしい打球だった。

知野は昨年の終盤から頭角を表し、
オープン戦でも結果を残し開幕戦のスタメンを勝ち取った。
本職はサードだが、
この日は怪我で抜けたソトに代わってファーストを守っていた。

ロペスがいたらな。
私だけでなく多くのベイスターズファンが思ったことだと思う。

ホセロペス。
ベネズエラ出身で2020年までベイスターズにいた強打の一塁手だ。
打撃での貢献はもちろんだったが、
この選手の本当のすごさは守備にあった。

1632守備機会連続無失策。

ボールを触ることの多い一塁で二年間にわたり失策が無かった。
彼の方向に飛ぶ打球をファンも選手も誰もが安心して見ていられた。

2021年も彼はベイスターズに帰ってくると思っていたが、
帰ってくることはなかった。
本当のところは分からないが、
レギュラーでの出場にこだわりがあったらしい。

でもファンとしてはもう少しロペスを見ていたかったと思ってしまう。
せめて次のファーストがちゃんと育つまでは。。。

開幕戦敗戦。でも見えかけた希望

結局この知野のエラーをきっかけに3失点した。
東はこれ以上の失点はなかったものの、
6回に先頭打者に4ボールを与えた後に指の皮がめくれて降板した。
その後に登板した投手たちも抑えきれずに、
結局3-11でベイスターズは敗戦した。

結果としては惨敗だった。

だが、まだ初戦に負けただけだ。
次につながるプレイも見られた。
知野がヘッドスライディングで勝ち取った内野安打だ。
知野選手がきっといつの日にか、
ベイスターズに欠かせない選手になってほしいと思った。
試合後のベンチでは知野選手が瞳に涙を浮かべていた。

まだこのチームは大丈夫だ。
負けや失敗を悔しいと思えているうちは。


20試合を終えて

4月29日。GWの初日にこの記事は書いている。

開幕戦から時が流れて24試合を終了して、
10勝、14敗のリーグ5位。
阪神がぶっちぎりに最下位を走ってくれているおかげで、
最下位にはなっていないが地味に普通に弱いという状況だ。

コロナ感染やケガによる離脱もありながらも、
よくやっているという意見もあるが、それはどのチームも同じことだ。
そういった事態も想定して準備をするのが強いチームの条件なんだろう。

ただ、実際のデータが気になったので、
今回は主力の抜け方が勝敗にどの程度関係しているのかを確認してみた。

まず私の独断の主力がこちらだ。
多分大体のファンが同じ意見だと思う。

投:今永
捕:伊藤、戸柱、山本、嶺井
一:ソト
二:牧
三:宮崎
遊:大和、柴田
左:佐野
中:桑原
右:オースティン

この主力を欠いた人数と勝敗の対称がこちらだ。
※投手は除く

■主力-1:勝率0
 
勝:0 敗:2
■主力-2:勝率0.54

 勝:6 敗:5
主力-3:勝率0.36
 勝:4 敗:7

サンプルがまだまだ少ないので、
信ぴょう性に欠けるデータではあるが、
主力が三人減ると勝てる可能性が20%近く下がるようだ。

ただ、主力が-1、-2の場合を合わせると勝率は0.46になり、
主力-3の場合と10%のみの違いになる。

10%の違いの大きさをどう判断するかだが、
主力がいるいないが勝敗にあまり影響していないようにも感じられる。

残念ながら、
元々弱いと言ってしまってもよいのかもしれない。


ベイスターズに必要だったこと

今のところどうやら弱そうな今年のベイスターズ。
思えば昨年最下位だったが、チームはほとんど補強をしていない。
主な補強は新外国人投手のクリスキー、戦力外で取った大田、藤田のみだ。

ドラフトで新人をとっているが、
ドラフト一位は高卒投手で即戦力としては使いにくい。
(実際投げたら、ほかの一軍投手よりも抑えそうな気もしてしまうが、、、)

でも最下位だったのにほとんど補強をせずとも、
ファンが、このチームに期待していたのは、
冒頭でも述べたコーチたちが来たからだ。

今思えば、なんとなくごまかされてしまっていたのかもしれない。

実際にプレイをするのは選手であり、コーチではないことを忘れていた。

最下位のチームが補強をしなければ、上にいかないのは当然だった。

もちろん若手の成長やけが人の復帰によって、
去年よりも戦力が充実する可能性はある。
だが、去年もそれに賭けてダメだった。

まだ今シーズンをあきらめたわけではないが、
もしも今年も昨年のような結果になるなら今年のオフは、
大型な補強をしてもらいたいものだ。

比較的安価で済む他チームの戦力外や、
有名なコーチを呼ぶのではなく。

さて、明後日は初めて神宮に観戦に行く。
どんな試合を見せてくれるのか楽しみだ。
いってきます。

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