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季節の染め⁑コセンダングサ

庭に、コセンダングサの花が咲いている。
秋になると黄色の花をつけて、
種になるとくっつき虫と言われ、
気がつくとあちこちに種がひっついている。

慌てて服にくっついた種を取って、
下に落とすと、
そのうちそこから芽が出てくる。
その辺に沢山茂っているのも納得。
植物の子孫を残す方法は、
つくづくよくできている。
種を四方八方にはじけさせて飛ばしたり、
プロペラみたいなものをつけて、
遠くに飛ばしたり。


コセンダングサの花には、ミツバチや
色々な虫が飛んできて、
蜜を吸っている。
それぞれ生き物には役割があるんだなぁと
感慨に浸りつつ、
これだけ沢山のコセンダングサがあったら、
くっつき虫だらけになってしまう。
ということで、
ありがたく染め物に使うことに。

一度試しに染めてみた時には、
アルミ媒染でよくある黄色に染まった。
よくあるというのは、
草を煮出してみると、
黄色に染まることが多い。

今回はよくある黄色を回避して、
重曹を入れて染液を作った。
こうすると、赤茶色系の色素が
出てくることが多い。
橙色に染めている人がいたので、
それを参考に。

実物は写真よりも明るい橙色
カーテンにする晒し

2年ほど前に、
父親に草木染めのバンダナをあげたら、
今でも使っていた。
もうすっかり色が変わって
薄くなっていたから、
代わりのバンダナを染めてみた。

輪ゴムで模様付け

父からは、
最近は後ろを結ぶだけで簡単に止められる
バンダナがあるから、
そういうのが良いんだけどなんて言われた。
多分こういうタイプ↓

希望には沿えないけれど、
まぁ良いことにして。

草木を煮出す時に、
重曹を入れたり、クエン酸を入れたりして、
pHを変えると、
出てくる色素も変わってくるから面白い。

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