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どこにふるさと納税しようかな

昨今ニュースを賑わすふるさと納税であるが、いまの制度のうちに一通りやっておくことにする。ということで、兵庫県豊岡市を選んだ。

豊岡は前職のプロジェクトサイトで、「やり手市長」の中貝宗治さんのことを強く覚えている。何人かfacebookでやりとりのある役場の方や当時のプロジェクトメンバーもいるし、視察したときに伺った、田んぼの生き物を活用した教育はいいなーと思ったし、5年前からメインの鞄は豊岡のだし。「思い入れがある」と言いながら、関西に越してから豊岡に行ったのは神鍋高原にスキーに行った一度だけ。城崎温泉も、竹野の海岸も、出石のそば処も、家族と訪れてみたい。

ほかに思い入れのある自治体といえば、山添藤真町長の京都府与謝野町(うち、お米はいつも与謝野の豆っこ米を30kg単位で買ってる)。ユニークなリーダーがユニークなまちづくりをしている地域は、応援したくなる。本当の生まれ故郷はあんまり関係がない気がするし、関東の一時居住都市は全然「ふるさと」じゃない。仕事・プロジェクトを通じた関係というのはけっこうディープなので、同僚の中には、岐阜の飛騨古川や長野の諏訪に強い思い入れがある人も少なくなさそう。

ふつうの人は「思い入れのある自治体」なんてないと思うけれど(自分のは職業病だ)、返礼品の「金額」だけではない理由で、ふるさと納税の先を選ぶ人がいるとすれば、ひとつひとつの物語を聞いてみたい気がする。生まれ、暮らすまち以外の地域と、どんな風に関係が生まれ、刻まれていくのだろう。

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