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8歳と京都のアートフェスBORDER!へゆく

京都みやこめっせで開催されたアートフェス BORDER!2019 by SHAKE ART! に3年生の娘と行ってきた。

アート系イベントがあると、つい子連れで行ってしまう今日この頃。BORDER!はマルシェ(物販)中心&クレヨンづくりなどのワークショップもあり、小学生にも程よく楽しめるイベントだ。8歳が気に入ったポイントを中心に、イベント2日目の模様を紹介する。

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ライブペイント

ひときわ目を引いたのが4組の大学生によるライブペイントだ。2日目のお昼前なので大枠ができていて見応えがあった。キャンバスがでかい。

娘「筆じゃないやつ使って描いてはる!!」

アクリルをコテでぼんぼん置いていくスタイルの紙透みふさん(大芸大)。少し離れると女の子の表情が見え、近づくと絵の具の質感がよく見える。パワーのある世界観だ。

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つづいてそのお隣……

娘「おやゆびでパレットくいって持って描いてはる!」

古生物をいっぱい描いている府高航平さん(成安造形)。これ細部の描き込みクオリティはんぱないわ。8時間半でこのサイズ……!

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このお二人には投げ銭してきた。ライブペイント企画は、金額自由の投げ銭を推奨するシステムなのだ。これがとてもよかった。それぞれのクリエイターが目標金額1万円とか5万円とか)を掲げているのだけど、集金用の瓶にはお札がぽんぽん入ってていい感じ。

noteで投げ銭慣れしている身からすると、まとまった額を支援する選択肢があると嬉しい。府高さんは「1万円の投げ銭で色紙をプレゼント!」をやっていて、うまいなと思った(1万円はちょっとひよった)。


活版印刷体験

ライブペイントブースの隣、京都でおもしろい印刷をやってる修美社さんの活版印刷体験。なんと500円で活版印刷体験をさせてもらえる。娘は自分の名前6文字+菱形の記号を選んでピンセットでつまみ、組版してもらい、栞の紙を選んで機械にセットし、ガシャンガシャンと持ち手を動かしてみる。

『銀河鉄道の夜』でジョバンニが拾ってる「活字」ってこれのことやで……!

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本の虫の娘、名前入りの素敵な栞がもらえてご満悦。黒インクの発色も綺麗で、通りがかりのおばあちゃんも一緒に大喜びだった。


戦利品

本日の購入品などはこちら!

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🔸左上は野波らるさんの缶バッジ。銅版画でを描いたっていうやつ(あ、ごめんなさい上下反対だ……)。京芸の版画専攻で、モチーフが「内臓」。。。かなりの変化球。。。瀬戸芸のトートバッグにつけてみたけど肺活量増えるかな?

🔹左列中段のつばめは、ペーパークイリングという技法で「世界一になってきました♪(イギリスのThe Quilling Guild AGM2019で3連覇)」という、Nauvey's Castle なべかわゆきこさんの作品。マグネットになってて冷蔵庫に貼れる。娘が見ていたらその場でクルクルっと細い紙を丸めて葉っぱ→ハートをつくってプレゼントしてくれた。


🔸左下の『一匹狼』はペン画書きのY.Yさん。ブースでもずっとペン画描いてた。隠し絵でいっぱい狼がいる。わにの作品もよかった。

🔹中央上は、紙透みふさんのライブペイントに投げ銭してもらったアートブック。

🔸右下はブース番号1番、AMANEさんの「えぐみ町」めがねふき。この子、『悪魔くん』の百目にちょっと雰囲気似てるな……(古い)。この「アイちゃん」がかたつむりを拾って育てる新しい絵本が新しくできるそう。絵柄がかわいくて8歳もお気に入り。

🔹右上が修美堂の活版印刷でつくった栞。

もっと色々買っちゃえばよかった!絵画系の人はポストカードが多く、造形系の人はイヤリング/ピアスを並べているところが多い印象だった。


値付けに関する雑感

ちょうどヤマシタマサトシさんがデザフェス出品作の値付けについてnoteを書いていた。これ、めちゃくちゃいい指摘&提言だと思う。「市場」の相場を見つつも、自分の価値を上げていく価格設定をすること。

1枚150円のポストカードを積極的にぼんぼん買っていくスタイルも良いんだけど、もうちょっとお金出したいんだけどTシャツは着ないしなー……という気持ちに対して、段階的な価格帯のアイテムがあると、おじさん的には嬉しい。

・500円ぐらいの(お気軽)
・1000円〜2000円ぐらいの(お手頃)
・3000円〜5000円ぐらいの(やや奮発)
・10000円前後の(大奮発!)

中高価格帯のアイデアについてはぜひヤマシタさんの上記note(100円)を買って!(回し者)

noteのサポートも、「目安」が3段階ありつつ任意の設定もできて(けっこう200円とか小刻みにもらったりあげたりしてる)、そこが使いやすいポイントだと思っている。

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ともあれ、こういう人と作品と出会う機会は、いちアート好き京都人として、心から楽しみにしている。次回もぜひ!

実行委員会とSHAKE ART!の皆さん、大変おつかれさまでした!


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