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OSTでテーマをどんどん出す促し方のコツ

きょう、学校の全体集会(100人ぐらい参加する回)で、盟友PさんのファシリテーションでOST(オープンスペーステクノロジー)を実施した。

OSTは、ひとつの大テーマに沿って「参加者自身が話したいお題を提示し、分科会を形成する」という流れがあるが、最初にお題を提示するハードルが高い。

しかし、今日は「待ち時間ほぼゼロ」で1つ目のテーマが出てきて、そのあと計18テーマ(9枠×2セット)がすぐに埋まった。このスピード感は、完全に予想外だった。

この流れを実現する進行のキモはこれだ:

最初に全員にA4の紙を2〜3枚配り、皆で「話したいこと」を書く、という短い個人ワークの時間。

これをやらずに流れの説明をすると、テーマ提示のハードルが上がる。
これをやることで、「テーマを出してください」と振る場合、既に手元に話したいことを書かれた紙があるので、前に出てそれを読み上げるだけでいい。

実は、書籍『OST実践ガイド』では、進行の流れを説明したあと、前に出てテーマを書くという流れになる。これはわずかな段取りの際に見えて、「雲泥の差」である。今回の場では、このアレンジが大正解だった。Pさんの経験値に、脱帽だ。

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