大学院生の自分語り(3/3)

はじめまして。桜井幸太郎です。

前回の続きになります。
自己紹介を兼ねた自分語り最終章です。

前回の話

  • 晴れて大学に合格

  • 専門分野の授業が少なくやる気を無くす

  • 専攻の研究室の紹介を眺める

桜井幸太郎ってどんな人?

・現在修士2年の大学院生
・生物系の研究室に所属
・博士号を取得して研究者になることを目指し、研究室に籠る毎日
・美術館巡りと旅、読書が好き

今の研究室に来るまでの話

入学前に想像していたような専門性の高い授業は、実際のところほぼ無い。
そんなことで、私はやる気を失いかけていました。
そこで、研究に対するモチベーションを保つべく、専攻の研究室を紹介しているサイトを眺めていました。
すると、自分が興味を持っていた分野の研究をしている先生がいることに気が付きました。

私は、早速メールを送りました。
その先生からすぐに返信があり、見学においでとおっしゃってくださいました。

先生の部屋に行くと、ホワイトボードや書類の山など、いかにも教授室という雰囲気に興奮しました。
先生はそのホワイトボードを使って、どんな研究をしているのか話してくれました。
先生の話は面白く、あっという間に30分が過ぎていました。

最後に研究室内の見学をさせていただき、初めての研究室見学は大満足でした。
一通り見学が終わり学生居室に入ると、先生から最後に一言
「この机を使っていいよ」

まさか自分が今すぐ研究できるとは。
私にとって嬉しい誤算でした。
高校時代に夢見ていた最先端の研究の始まりだ!
当時の私は舞い上がっていました。

その研究室では、実験に必要な試料調製やミーティングの見学をさせていただきました。
論文を読むのも初めてで、全てが新鮮でした。
試料調製や備品の管理なども、研究の第一歩と考えると苦ではありませんでした。
教養科目の授業後に研究室に通う日々が始まりました。

しかし、そんな時間は長くは続きませんでした。
大学生には刺激の強い、様々なイベントが待ち受けています。
バイトやサークル、旅行、その他にも今しかできないと思うような馬鹿騒ぎ。
私は怠惰で誘惑に弱い人間でした。
研究以外に割く時間が増え、次第に研究室に通わなくなってしまいました。
…本当に後悔しています。

しばらく他の事をしたものの、やっぱり研究がしたいという気持ちがありました。
しかし、研究室に通い難くなってしまった私は、研究に対する意欲を持て余していました。
自ら手放したものの、研究ができる環境はどこかにないものか…

そんなときに新しく着任された先生が学生募集をしているとのメールが届きました。
メールには「研究意欲のある学生に、研究をする機会を用意します」とありました。
まさしく私が探していた環境です。
迷わず私は連絡することにしました。

連絡した生徒は複数おり、研究紹介の場が設けられました。
研究紹介を聞いた後、個別に先生と面談をする機会をいただきました。
この面談の結果によって、研究を任せるか決めると先生は言っていました。
果たしてどんな内容を話せば研究を任せたいと思ってもらえるのか…
その時の私は、どのテーマに興味があるか、研究に本腰を入れられるか、将来どうしたいのかを話しました。
結果、新しく研究室にお世話になることになりました。

新しい研究室ではテーマを綿密に相談し、人生で初めて「研究」をしました。
実験器具の高額さに驚いたり、進捗報告の難しさに悩まされたり、細胞を可愛がったり。
授業後、日付が変わるまで研究室に籠もった日もあるほど、楽しく研究をさせていただきました。

授業と研究をしながら過ごしていると、卒業研究の時期を迎えました。
カリキュラムの都合上、私は別の研究室に移る必要がありました。
しかし、授業後の研究だったため成果が出揃っていませんでした。
しかし、卒業をするために、成果をまとめることもないまま、泣く泣く別の研究室に移ることとなりました。

卒業のための研究室は、実習が面白かったところを選びました。
しかし、研究を始めると先生と話が合わないことがわかってしまいました。
雑談の内容、聞かれるプライベートなこと、前の先生には感じたことのない違和感がずっとありました。
そうして、移った先の研究室では研究テーマに対しても興味があまり湧いてこず、やる気の出ない毎日を過ごしてしまいました。
なんとか卒業させていただきましたが、この研究室ではうまくいかないとこばかりでした。

興味の薄い内容では、自分は研究に身が入らない。
この反省から、卒業後はより自分の興味に近い研究室でしっかり腰を据えて研究しようと考えました。
いくつかの研究室を訪問し、最終的には現在所属している大学院へ進学しました。


以上、私が現在の研究室に拾っていただくまでの話でした。
自分の怠惰からくる、計画性のなさと調査不足が露見している話です。
この2つは特に、しっかりと克服したいです。

次回、noteを始めてみて思うこと

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日はこの辺で。

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