見出し画像

タイヤ交換を自分でやろう!軽トラのタイヤ手組みと走行テスト


軽トラのタイヤの組み換えを自分でやりました。自作の木製ビード落としと最低限の工具を使ってDIYでやりました。ホイールバランスはとらずに高速走行テストをしました。。

1年以上前にキャンピングシェルのバンクの前部分を斜め45度に切り落としましたが、その効果も調べました。結果として、100km/h走行時でも特に不安な要素はなく、うまくいったと思います。

軽トラのタイヤを自作のビードブレーカーで新品に組み換えました。キャンピングシェルを積んでホイールバランスをとらずに100km/h走行しましたが問題なかったです。

こんにちはいるかです。
軽トラのタイヤ組み換えを自分でやろうと思います。
交換と言っても履き替えではなく組み換えのお話です。

もともとのタイヤは5年ほど前に裏返ししました。
裏返しっていうのは外側と内側を逆にすることですね、はめなおして、
それでもサイドウォールのひび割れがかなり進んでいます。
製造時期はへこんだ刻印の4桁の数字でわかります。5013と刻印があります。
下2桁が西暦の下2けたです。だから2013年。
前の二桁は何週目かという数字。50週目なのでこれはつまり12月。
2013年12月製造です。溝はまだありますがもう交換します。

ヤフオクでブリジストンのK370の4本組を買いました。
軽貨物用の新品タイヤです。
送料合わせてで1万1千円ほどだったと思います。
安いです。せっかく安いので自分で交換して安上がりにしようと思います。

ラップでまとめられてそのまま送られてきます。
4桁の数字が0221なので今年2021年の2週目つまり1月製造のタイヤです。
80/78N というのが 耐荷重を表しています。LTはライトトラック軽トラ用です。

必要な工具は
タイヤレバー、大きいやつと小さいやつです。2本あればいいです。
バルブインサーター あれば便利ですが、
めったに使わないのに買うのが無駄と思う場合は
自転車の部品で代用できます。
自動車のバルブのねじは普通は自転車のバルブと同じなんです。
それで、M8の8㎜の穴の開いた平ワッシャを入れて、
自転車の虫を止める手回しのバルブのねじで
ワッシャが抜けないようにして、
あとは14㎜のスパナをワッシャの下に入れて
ホイールのふちでテコが効くように木切れなんかを挟んで
引っ張ればいいと思います。
自転車のバルブの根っこにはめる、ナットでもいいです。
自動車に自転車の部品が使えるのは意外だと思いますがそういうもんです。
それと虫回し。これは安いものなので買えばいいと思います。
後は消耗品ですが、ビードクリーム、これは中性洗剤でもいいと思います。

数年に1回とかめったに手組みしない場合なら
ビード落としはわざわざ買わなくてもツーバイフォーで簡単に自作すれば
全然問題なくビードが落とせます。
1mちょっとぐらいの2×4の、端から40cmくらいのところに
35cmくらいの2×4をコーススレッドで垂直に取付けて
三角のコンパネで補強すればそれでOKです。

まず3mぐらいのロープをふたつ折りにして重ねて2×4の下に通します。
タイヤを持ってきて、ロープの両端をタイヤのホイールの穴に通します。
ビード落としの先にロープをかけて先端のUの字に終端を通して
引いて解ける形のひと結びにしています。
まあどう結んでもいいと思います。
そして反対側をおさえますが、
もちろん先に空気を抜いておかないと絶対にビードは落ちません。

虫回しでバルブの中の虫を回して外します。
このとき虫が飛んでいかないように注意します。
ビード落としで、できるだけホイールの近くを押さえます。
木なのでタイヤやホイールに傷がつきにくいのがいいところです。
タイヤを回してまんべんなくビードを落とします。
1か所落とせば後は簡単です。踏んでも落ちるぐらいです。
全体が落ちたらビード落としを抜いてタイヤを裏返します。
ロープは一度長さを決めて緩まなければ最後までそのままでいいです

タイヤを外します。
ビードクリームをホイールの内側に塗ります。
タイヤレバーの反りを上向きにして差し込みますが
この時差し込む位置の反対側のビードを
ホイールの溝に落とし込むというか、はめこまないといけません。
ホイールというのは必ず 真ん中あたりがへこんでいるので
そのへこんだ溝のところに足で踏んで 反対側のビードを落とします。
これをやらないと絶対にビードが外にはずれません。
それをやらずに無理やりこじるとペキペキという変な音がして
ビードがキレそうになったり、ひどい場合にはホイールが傷ついたりします。
それでも全然はずれないです。
必ず反対側のビードを溝に落とし込んではめこまないといけません。
それはもう絶対です。
タイヤの手組でそのことは一番大事なことだと思います。
ビードを外すときは外す反対側をホイールの溝にはめる
そうしないと絶対一生外れないです。
逆にこれさえ分かっていれば全然難しくないです。
一箇所 ビードが外れればあとは簡単です。
その近辺をもう一本のタイヤレバーで外していきます。
その場合も反対側を踏んでビードをホイールの溝に落とすことが大事です。
半周ぐらい外れたら手で外れます。

次は裏側からホイールを完全に外します。
タイヤの裏側の内側に ビールクリームを塗ります。
ホイールの表側の内側に塗ってもいいです。
ややこしいですが、要するにこすれるところです。
結構外しにくい場合があるのでよく塗っておいた方がいいです。
タイヤレバーの反りを下にして
裏側から差し入れて 表側に引っ掛けるようにします。
この工程が一番 ホイールを傷つける可能性が高いので
まあアルミホイールで普通にやれば絶対に傷が付きます。
これは鉄チンですのでそんな気を使わなくていいですが、
それでも大事をとってタイヤレバーとホイールの間に紙を挟んでおきます。
ダンボールでやっていますが新聞紙の方がいいです。
タイヤレバーを起こして 裏返して
ホイールが外れている 境目のところのビードを
ゴムハンマーで叩いて 外れている部分を増やしていきます。
この場合も反対側のビードは完全に溝に落ちていないといけません。
1/3周ぐらい外れれば手で引っ張ってはずれます。

ハンマーで叩いてもなかなか外れてこない場合があります。
その場合はタイヤを 立てた状態でタイヤレバーを完全に反対側までこじって
股に挟んで体重をかけてゴムハンマーで叩きます

こじりすぎると タイヤレバーが外れるので注意します。
また、この方法、たたいているときにタイヤレバーが外れ易いので
そうなるとタイヤレバーが飛んで危険なので注意します。
タイヤレバーの戻る力が無くなってきたらもう手で外れます。

古いバルブをカッターナイフで切ってはずします。
バルブは安いものなので、裏返しも含めてタイヤを組みなおすときは
新しいバルブに交換します。
バルブにビードクリームを塗ります。
裏からさして表からバルブインサートツールの先をバルブにねじ込んで
あとはてこの原理で引っ張ればかんたんに装着できます。
前に言いましたが自転車のバルブナットとワッシャとスパナでもできると思います。

新しいタイヤをはめます。
一応最初は軽点の黄色い印や製造年月のへこんだ刻印のある方を表として
外側、見える方ですね、そっちの方になるようにはめます。
裏側と言いますか内側、見えない側の外側のビードのあたりにビードクリームを塗ります。
その向こう側はタイヤの内側にビードクリームを塗っておきます。
表を向けたホイールにかぶせて、膝でホイールの溝にビードを落としこみながら
反対側は、手で押さえて体重をかければ比較的簡単に裏側のビードがはまります。
はめる場合もこのように先にはめたビードはホイールの溝に
落とし込んでおかないと絶対にはまりません。

次に軽点の黄色いマーク、これはタイヤの一番軽い位置ですが、これを
ホイールの一番重いであろうと思われるバルブを取り付けた位置に合わせて
かかとでビードをホイールの溝に落としこみながら足の裏でビードをはめていきます。
軽点をバルブに合わせても仕方ないとも言われますが、
鉄のホイールの場合は比較的精度良く作られているらしいし、
このあとバランス調整もしないつもりなので一応合わせておきます。
例によってはまっていない方の反対側のビードは
必ずホイールの溝にはまるようにします。
すり足で足踏みするようにはめていけば結構あっさりはまります。
ビードが溝にはまったままだと空気を入れてもスカスカで入らないので
タイヤを立てて体重をかけてタイヤの幅を横に広げるようにします。
空気を入れると普通は裏表2回ビードの上がる音がします。
2回でも上がりきっていないこともあるので4㎏/㎝2ぐらいでしょうか、
かなり高めに空気を入れます。
そのあと空気を抜いて3kぐらいに落としました。
この後キャンピングシェルを積んだ状態で高速走行テストをするので
ちょっと高めに入れておきました。
撮影しながらなので4本脱着するのに、半日ほどかかりましたが
慣れれば多分1時間から1時間半くらいでできるんじゃないでしょうか。
軽のタイヤはホイールが12インチで幅も狭いから簡単だと思います。
普通車でもあんまり大きくなくて扁平でもなければ結構同じような感じで
簡単にできると思います。
出来そうだと思う人はぜひぜひやってみてください。
意外と簡単で、出来たら楽しいです。
ホイールバランスについては、この後走行テストしますが、
もしハンドルが震えたりして
気になったらその時点で合わせればよいのではないかと思います。
とりあえずはこのままバランスは取らずに走ってみます。

久々にキャンピングシェルを積んで走行します。
バンクの前の上の部分を45°に切り落としてから
高速走行テストをしようとずっと思っていましたが、
もう1年以上になりますが
コロナの影響もあって車中泊に出る機会がなく
 全然テストできていませんでした。
今日は新品タイヤの高速走行テストですが 良い機会なので
バンクをカットしたキャンピングシェルの 高速走行テストも
兼ねたいと思います。
高速で走ると 前からの風圧が かなり強いので
後ろのアオリを取った状態では危険なのではないかという
コメントも頂いていましたので
後ろにもロープをかけるようにしました。
横のアオリの後ろの方にU ボルトのガイドを取り付けて
出入り口を塞がないようにロープをかけました。
これで後ろに落ちることはまずないと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?