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道の駅の車中泊問題~にんにんさんを支持する理由~

【好きなことで生きていく それで 何がわかる?】
この文章はにんにんさんに承認を受けたわけでもないし、全て私の主観で勝手に書いている事です。
「好きなことで生きていく」のがユーチューブ。しかし現実には生きるか死ぬかの綱渡りを強いられることもあります。大げさなことを言っているわけではない。我々のような弱小チャンネルは、吹けば飛ぶような個人事業でやっている喫茶店のようなものです。すべての責任は自分にある。自分の判断でどんなことでもする覚悟がなければ、ちょっとした力で簡単につぶされます。生き残るために自分で考えて自分で決める。生きるか死ぬかは自分で決断できるかにかかっています。
にんにんさんがなぜ「車中泊」という言葉に異常にこだわるのか。道の駅でそれがグレーだと言われることに極端に反応して完全な「白」だと言い張るのか。それには理由があります。
にんにんさんは2019年の一時期、車中泊という言葉を使わずに「車中仮泊」という妙な言葉を使っていました。それはある人気ユーチューバーから「車中泊」という言葉を使うなと言われたからだということです。事情はよくわからないが、人気ユーチューバーに嫌われるのも得策ではないと、にんにんさんは思って「車中仮泊」という言葉を使って「車中泊」の動画を作っていました。結構たくさんです。実は後に、「車中泊」という言葉をその人気ユーチューバーが商標権登録申請していることがわかりました。その頃、車中泊がブームになっていましたが、2019年の半ば頃から比較的影響力のあるユーチューバーやブロガーが、マナーの問題と結びつけて道の駅の車中泊は禁止であるという主張をし始めました。それはある大御所ユーチューバーが道の駅で車中泊や車中飯を楽しんでいるような動画を上げることを良しとせず、そういうことをしているユーチューバーやにんにんさんにも圧力をかけてきたからだと思っています。なぜそういうことをしたのか。私が思っていることは、あります。ただし何かを言ったとしても憶測です。しかし、なぜ私がにんにんさんを支持するのかという理由は、これを言わなければ全く理解してもらえないでしょう。だから説明します。簡単に言えば車中泊関連業界の野望があったという事です。近年の車中泊ブームによって車中泊関連の市場は非常に大きく成長しました。そしてキャンピングカーやトラック・バンのコンバージョン関連企業、駐車場を車中泊施設として活用斡旋する企業、それらが属する協会、それに加えて車中泊系ユーチューバーがこれらの企業とタッグを組めば車中泊関連業界は莫大な利益が得られると考えられたのです。すでに車中泊スポットとして認知されていた道の駅に、キャンプ場や車中泊施設が積極的に併設されました。そうして車中泊する人々の受け皿がある程度整った時点で道の駅でのマナー問題が多くのウェブサイトやユーチューブで取り上げられました。さらに車中泊系ユーチューバーの中でも大御所と呼ばれていたユーチューバーが道の駅で車中泊を楽しむ動画を上げていたユーチューバーに、そのような動画は控えるように圧力をかけたり、道の駅で車中泊してはいけないという風潮を作っていくような動きがありました。同じ頃「車中泊」という言葉が商標権申請されていました。それが認められれば「車中泊」という言葉の使用が制限されたり、「車中泊」という言葉の定義が勝手に確定される懸念がありました。それら一連の動きの目的は車中泊関連業界に利益を誘導するためです。車中泊の定義が確定し、道の駅の車中泊が禁止になれば、併設される車中泊施設やキャンプ場に顧客を誘導できるという事です。企業であれば利益誘導は経営努力として大事なことかもしれませんが、その手段としてユーチューブなどのWeb媒介を通して多くの良心的な視聴者を欺くことは決して健全とは言えません。さらにこのことは、当時西日本を中心に多数の道の駅の車中泊動画を上げて徐々に人気が出てきたにんにんさんにとって、まさに死活問題でした。車中泊という言葉を使うなと言われるだけならまだしも、道の駅で車中泊するなと言われたら「にんにん&にん太の旅」はおしまいだ。にんにんさんは、今度もまた言われるままに従っていたら、自分のチャンネルのコンテンツが終わると思ったのではないでしょうか。だからにんにんさんは一連の動きに反旗を翻したという事です。私が思っていることはこういう筋書きです。そう考えれば説明ができるという事実はいくつかあります。しかし想像の域を出ない部分もあります。単なるフィクションや陰謀論と一蹴されるかも知れないです。ところが、ある日突然、にんにんさんは無謀にもその大御所に丸腰で噛みついて滅茶苦茶に暴れるという選択をしたのです。それまで我慢してきたことの全てをぶちまけました。失礼な言い方かもしれませんが窮鼠猫を嚙むという状態です。非常に危険どころではない絶望的な行動を起こしました。その頃のにんにんさんを視聴者として見ていて、私は覚悟を感じました。彼は完全に退路を断つ覚悟をした。生き残るために最後の攻撃をする決断をした。尋常な事ではない。捨て身でそこまでして彼が訴えた情熱を受け取った人の誰しもが、これは単なる陰謀論ではないと確信したのです。
にんにんさんが「車中泊」という言葉に込めた覚悟は半端なものではありませんでした。ところがある人気ユーチューバーはその騒動を評して「趣味なら楽しもうよ」とツイートしました。しかしそれはにんにんさんの一番近くに居る編集のちーちゃんの逆鱗に触れました。いったい
「何がわかる?」
高みの見物をしていて、何がわかる?そしてにんにんさんは自分よりも遥かに大きな影響力のある複数のユーチューバーに次々と噛みついていったのです。私は、これが道の駅の車中泊問題勃発の動機だと思っています。自分のチャンネルが大きな力でつぶされそうになった時、それを阻止するための反逆。生き残るための決断。これが直接の動機だと思っています。そのように、にんにんさんがチャンネル生命をかけて、理屈ではなく身を挺して「道の駅の車中泊は完全な白である」という主張を貫いたことに私は心を激しく動かされたし、自分には無いもの、欠けているものが示されたと思いました。もはや仮眠であろうが休憩であろうが屁理屈であろうがどうでも良い。「完全な白」それは信じる価値のあるものだと思いました。なぜならそれは生き残るための手段だったからです。それを正義として戦うしか生き残る道がないなら、何が何でもそれを貫いていくというにんにんさんを全面的に支持するしかありません。私の心の動きを茶化す人にわかってもらおうとは思わない。自分のチャンネルを守ることがどういうことか。靴箱の中に隠れて茶化している人には金輪際絶対にわからない。
その頃のにんにんさんは物凄く尖がっていて「車中泊禁止」という言葉にとにかく攻撃的でした。それもそのはずです。チャンネル生命がかかっているのですから。必死にぎりぎりの状態で戦っていたのだと思います。しかしそんなにんにんさんの様子に、にんにんさんの支持者も危なっかしさを感じていました。そして善意で意見した人も何人か居ましたが、にんにんさんがそれを聞き入れることはありませんでした。死ぬまで一人で矢面に立つ。頑張れ以外は聞こえない。それほどぎりぎりの状態でした。自分の意思がチャンネルそのものだからです。その気概がなければ大御所にたてついたチャンネルはこの先とても維持できない。そんな様子の彼に誰も意見などできるはずがない。支持者の中でもこれをきっかけに距離を置くようになった人も居たと思います。もちろん、大御所ユーチューバーの支持者からは、ことごとく批判を受けました。全ての動画におびただしいBADが付き、ツイッターや掲示板では数知れない怒号が飛び交いました。お互いにとても悪い言葉の言い合いになったと聞いています。怒号の応酬に費やされた損失や消耗は計り知れません。私はその内容を把握していませんが、今も禍根を残している点で問題があったのだと思います。しかし、本気の激しい衝突があったからそうなった。避けられなかったとしか言えません。その内容の良し悪しについてよく知らない私が何か言うことはありません。今も基本的にその状態は変わらないですが、にんにんさんは自分で蒔いた種を裁判という形で自分で何とか決着を付けようとしているので第三者である私が何も言うことはありせん。私ができることは陳述書を書くくらいのことです。時間はかかりますが、いずれ決着がつくと思います。
この一連の騒動を起こしたことで、にんにんさんは大切にしていた多くのものや人間関係を失いました。しかし私は、それだけ多くの代償を払ってまでしても「車中泊」という言葉を利権から守ったすごい人だと思っています。私はにんにんさんの信者であると思われてもいいです。実際そうだからです。彼の行動がなければ今頃は大半の道の駅で車中泊が禁止されていたことも想像に難くありません。にんにんさんの行動は現在多くの不特定の人が当たり前に道の駅で車中泊できる事に間違いなく貢献しています。それは公益に資することです。もともと自分のチャンネルがつぶされそうになった事を阻止するという、いわば「私益」が動機であったとしても、これほどまで多くを失ったことはとても割に合う話ではないです。それを勘案すれば何の「私益」もありません。マイナスでしかない。決して賢い選択ではない。しかし私にはとても真似できないすごいことだと思う。それを単なる私益と言うことは失礼極まりない。にんにんさんの現在の活動は紛れもなく立派な社会貢献になっていると思います。だからにんにんさんや私も含め、にんにん派の人は「車中泊」という言葉と、道の駅でのそれが完全な「白」であるということにとことんこだわるのです。グレーでは大きな力と戦えなかった。理屈ではなく、白でなければつぶされるしかなかったからです。のちに電話でにんにんさんと少し話した時、彼は言いました。
「あの動画(大御所に反旗を翻した)を出した時点で、もうだめですね。」
そんなことは絶対にないと私は言いました。それを横で聞いていたカミさんも声をそろえて言いました。
「頑張ってください。応援していますから。」
退路が断たれている以上、後戻りはできない。前に進むしかありません。しかし、何かを変えることができる人間がいるとすればその人はきっと大事なものを捨てることができる人だと思います。何も失わず安全なところに居る人には何も変えることができない。
一連のにんにんさんの行動で私が感じることは彼の純粋で素朴な人柄です。私は実際に彼に会って何時間も話をしました。そして私は彼のことを信用できる素晴らしい人物だと思っています 。奈良公園で鹿に襲われた見知らぬ人とその人が連れていたダックスを守ろうと、にん太君のリードをふり捨てて走っていった姿に彼の誠実な人間性を感じました。その他にも彼のカッコをつけない何の演出もない行動で勇気づけられたことは何度もあったし、実は意図しないそれらのことが私のチャンネルのポリシーにも大きく影響を与えています。若い頃は自分も持っていたかもしれないが、今では消え入りそうな光。それはまだ消してしまう時ではないよと示してくれた。私はその事に感謝しています。にんにんさんは常に私が目標とするべきことを示してくれていて、ユーチューバーとして尊敬しています。この気持ちはこの先もずっと変わらないと思います。そしていずれにんにんさんのチャンネルはものすごいチャンネルになるはずです。
私と妻は、にんにんさんと編集のちーちゃんに会ってそのことを確信しました。

▼道の駅の車中泊禁止問題とは何か(にんにんさんの6本の動画)▼
https://youtube.com/playlist?list=PLHULbY2O3Z2e4qT__jGMOnrJXXXoeIvp8
▼道の駅の車中泊マナーについてのライブ(にんにんさんも参加)▼
https://youtu.be/MOaRtmiwZjE


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