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医療保険の種類と保険証確認ポイント

医療保険の種類

医療保険は大きく3つに分けられ、それとは別に制度が1つあり、それぞれ加入対象者が異なります。以下、()内名称で記載していきます。

被用者保険(社保)

加入対象者:会社員、公務員やその扶養者

国民健康保険(国保)

加入対象者:自営業、無職の方など

前期高齢者医療制度

加入対象者:70歳から74歳
医療費負担を調整するための制度であり、主保険(社保・国保)の他にもう一枚「健康保険高齢受給者証」というものが交付されます。あるいは、「兼用」とされ主保険と受給者証が一枚になっている保険証もあります。
割合負担が記載されており、70歳〜74歳は必ず窓口で提示をするようになっています。

後期高齢者医療制度(後期)

加入対象者:75歳以上
※後期は全ての人が75歳の誕生日から対象となります
また、65歳以上の一定の障害がある人も、認定を受けた日から後期の対象となります


それぞれの保険証の確認ポイント

  1. 保険者番号

  2. 記号

  3. 番号

  4. 枝番

  5. 本人・家族

  6. 資格取得日・認定年月日

  7. 有効期限・資格喪失日

この7つのポイントをしっかり押さえるだけで保険証の重要な部分を漏らさず確認できるようになります。各画像黄色い下線が今回の確認ポイントです。

社保保険証の見本
国保保険証の見本
後期保険証の見本

保険者番号

社保:8桁
国保:6桁
後期:39から始まる
前期高齢者:70歳〜74歳までが所持しており、負担割合が記載されています。

記号

企業や団体、自治体ごとの番号が記載されています。
空白または「/」や「ー」の場合は入力不要です。

番号

被保険者ごとに振り分けられます。
家族も同じ番号になります。

枝番

本人は00
以降は家族は資格取得の順に01〜振り分けられます。
※後期には記号・枝番はありません

本人・家族

社保:本人(組合員)・本人(被保険者)・家族(被扶養者)が記載されます。
国保:氏名と世帯主が同じ場合は本人、異なる場合は家族となります。
後期:後期には扶養という考えがないため必ず本人となります。

資格取得日・認定日

資格取得日:被扶養者(本人)が保険に加入し、資格を取得した日
認定日:被扶養者(家族)が保険の被扶養者として認定された日
交付日:保険者が保険証を作成した日
よって、資格取得日・認定日から保険が有効となります。

有効期限・資格喪失日

有効期限:記載されている日付まで、保険証が有効であることを示しています。
資格喪失日:資格がなくなる日であるため、前日までが有効期限であることを示しています。

認定日が未来の保険証、有効期限が切れている保険証は保険証としての効力がありませんので、医療保険を使用することができません。

まとめ

医療保険は大きく3つに分けられる
70歳〜74歳までは前期高齢者制度が適応され、別途保険証が発行される
保険証の確認ポイントは7つだけ

次は保険証にまつわるトラブル対応のお話をしようかな〜
それではまた次回^^


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