『劇場版 ソードアート・オンライン-プログレッシブ- 星なき夜のアリア』感想🎞

プログレッシブシリーズはアスナの視点からこれまでの物語を描き直しており、兎沢深澄というオリジナルキャラクターが登場する。

キリトに出逢うまでのアスナがsaoの中でどう過ごしていたのか。
兎沢深澄というキャラクターを登場させる事で納得が行くアスナの歴史が生まれたと思う。
しかし約1時間半と短い上に、話の大筋はそのままな為、イマイチ兎沢深澄の魅力が伝わって来ない。

Blu-ray&DVDの完全生産限定版では原作者である川原礫先生の書き下ろし小説『ソードアート・オンライン メモラブル・ソング』が特典として付属しており、どうやらそこで深澄の深堀りが行われているようだが、ファンとしては嬉しくも、ある程度の深堀りは映画の中で完結させて欲しい。
そうでなければ深澄というキャラクターの存在意義が分からなくなってしまう。

現に『ソードアート・オンライン メモラブル・ソング』を読んでいないだろう視聴者による「兎沢深澄は要らない」という意見は、インターネットで散見されている。

上記の特典や続編を前提に作っているのならばむしろ映画の中でしっかりと新キャラクターの掘り下げを行う事で、より一層の興行収入ないしはBlu-ray&DVDの売上に繋げる事が出来るのではないだろうか。

「兎沢深澄の掘り下げが物足りなかった」という人はぜひ続編の『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』を見てみて欲しい。

追記:すっかり忘れていたが、アスナの入浴シーンをじっくりやるくらいなら新キャラである深澄の掘り下げをもっとやるべきでしょう・・・。

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