人の振り見て我が振り直せと思った
大雪です。連日、朝から除雪。
いやぁ……年始までは雪が少なくて、アスファルトが見えており、今季は楽だと思っていたのです。
油断していたところで、一気にドカッときましたよ。
北海道だけか雪国全般かはわかりませんが、道民の中ではわりとあるあるな話で、雪はワンシーズンでみると、降雪量プラスマイナスゼロ。
どんなに少ない年でも、帳尻合わせかのようにドカドカ降り、春がくるころには例年通りになるという……。
年末に友達に会ったときに「なんだかんだで帳尻合わせにくるんだから、少しずつこまめに降ってもらいたいよねー」なんて笑いながら話してたのです。
案の定というかなんというか……。
こんちきしょー!!まとめて降りやがって!!だからこまめに降れと!!
まぁ……そんなこんなで、一度に大量に降るものだから、市の除排雪が間に合わず(というか、入ってる?やっている?というレベル)で、大きな道以外はどこもガタガタボコボコ。
その影響で住宅街で車のスタックが起きるのです。今日も2台スタックを救助したのだけれど……。
毎シーズン何度かあることだし、なんとも思わないのですが、今回は良くも悪くも印象的だったので書いておきたいと思います。書きなぐりです。
ここから先は愚痴成分強めなので、嫌な人はそっ閉じしてくださいませね。
1台目の救出
うちの向かいには団地の1棟のような大きな社宅があります。
そこの社宅の人間は除雪をまったくしない。定期的に除雪が入るからいいと思っているのか、自分たちが車で通る道を除雪する気が皆無。
なんだったら、車に雪をのせたまま発車して、社宅の敷地内からでるときに勢いつけて曲がり、道路に雪を落としていきます。
そんなことするから轍が余計に深くなってスタックしやすい状況に。
宅配便の車や幼稚園バスなども通る道なので、そのままにしておくと被害がでる。ということで、しかたなしに父親やわたしが除雪しています。
今日も今日とて、ぐちゃぐちゃ。
特に出入り口付近の敷地内側がひどく、それでも除雪をせずに車をだそうとするからスタックしたわけですよ。
「あぁ……やったやった」と思い、自宅の車庫前を除雪してた手をとめて、救助に向かいました。
運転手さんはわたしよりずっと年上と思われる男性。
「いやーこれくらいで埋まるわけないし動くはずなんだけど」とボソボソとつぶやく。
わたし的には「それだけぐちゃぐちゃの場所よく突っ込んだな。」です。
こちらの方を見ようともせず雪をよけ始めたので、何となくわたしも無言。車が出られるよう這いつくばって車の下の雪をかき出し、脱出のお手伝い。
これくらいで行けるかな?というところで、手をとめて運転手さんも運転席に乗り込み車を動かす。
車が動き、無事脱出。そのまま走り去っていきました。止まること無く。わたしの存在もスルー(笑)。
「え……???」ってなりましたよね。
急いでいたのかもしれないけれど、そのまま行く??道ぐちゃぐちゃにしたまま??
状況によるとは思いますが、大体の場合は無事抜け出せたあとは大丈夫なところに車を止めて、一旦降りてくる人が多数。
良かった良かったーなんて話をしながら救助したみんなで、ぐちゃぐちゃにした道を少し整える。みたいな雰囲気になることが多いのです。
それが当たり前とかマナーとは思っていないけれど、なぞの置き去り感を味わいモヤモヤ(笑)。
モヤモヤはしたけれど、ぐちゃぐちゃのままにしておいたら二次被害待ったなしなので、社宅の出入り口の道路側のぐちゃぐちゃを修正。
社宅の駐車場出入り口に関係者以外立ち入り禁止ってなっているので、社宅側はやりませんよ。不法侵入いたしません。
出入り口側を直したあとに、自宅の車庫前の除雪を再開。そのときガス会社の車が通りました。
2台目の救出
社宅の点検にきた模様。
社宅の敷地内に入ろうとしたところ、さっきの車がぐちゃぐちゃにしたまま行ったから入れず。
このまま進んだらスタックすると思ったのでしょう(というか確実にスタックする状態)。
バックしたところで、轍から外れてしまい車のお腹がつっかえてスタック。
本日2度目の救出に向かいました。
車からすぐ降りてきた運転手さん。「すみません!!大丈夫です!!」と、ひとりで掘り出そうとしていたけれど、ひとりでは大変すぎる埋まり方。
「お気になさらず!」と返事をして、救出作業にあたりました。
進めていくにつれ、わたしだけ手伝っても無理だと感じ、ほかの場所を除雪していた父親を呼び3人で作業。
ちゃんと会話ができる人だったのでコミュニケーションとりながら、こっちを掘ればいいねとか、あっちがから回っているとか見ながら作業をすすめました。
それでも救助できず。
わたしの車で引っ張れたらよかったのだけれど、車周りの除雪が済んでおらず、動かせる状況ではありませんでした。
結局、ガス会社の人に連絡して引っ張ってもらうことに。
近くにいるはずだからと電話したところ、30分くらい離れたところにいると判明。とはいえ、どうしようもないので来るまで待機。
その間も車庫前除雪を手伝ってくれる運転手さん(ありがたや)。
車庫前の除雪が終わったタイミングで、申し訳ないのだけれど、会社の人間こないし車このまま置いておいて、仕事してきていいですかと。
わたしからしたら「ドウゾ!ドウゾ!」ですよ。うちの除雪してないで仕事いってきてくださいと思っていました(笑)。
そんなこんなで車を見守りつつ、道路の除雪。
仕事から戻ってきた運転手さんは、仕事道具を置いて除雪しようとしたので、いいですよー車で休んでてください!からの、いやいやそういうわけには!みたいなやり取りをしているときに、ガス会社の車が到着。
様子みながら調整して、後ろに引っ張り無事に脱出!
抜けた先で2台車停めて、ふたりともスコップを持って戻ってきました。
そして、頭をさげて「ありがとうございました!」と言って、ぐちゃぐちゃになった車庫前を直しだした!
救助にきたガス会社の人(後輩さんなのかな)が「おれ、ちょうどこのあと休憩時間だし、ここやっておくので行ってください」なんて話している!
いやいやいや、ふたりともお仕事&時間を無駄にしているはず。
なにより、ちゃんと除雪しているからそんなに酷い状態ではなかったし、今は車庫に車が入っていないので、多少は問題なしなのです(笑)。
父親とふたりで「いやいやいやいや!うちの車庫は大丈夫なので行ってください」と伝えて送り出しました。ふたりともスタックしませんようにと願いを込めながら。
抜け出せて本当に良かったと心底思ったし、感じの良い方たちだったなぁとしみじみ思いました。
2台の救出を終えて
送り出して、除雪を再開。
近辺の道路と愛車の救出をして除雪終了!
家に入ってドッと疲れが……。それとともに、モヤモヤ感が復活!
1台目の2台目の人の対応が違い過ぎ!
よくよく考えたら、1台目の人はなんだったんだと。
感謝されたいとか、そういうのは一切無く!
「スタック!助ける!当たり前!」くらいに思っているけれど!!
大人の対応としてなんだかなぁって思いました。
コミュ障のわたしが言うのもなんですけど、こういうとき少しはコミュニケーション取ろうよと。
人の振り見て我が振り直せ……じゃないけれど、コミュ障でも挨拶と「ありがとう」と「すみません(ごめんなさい)」は常に言える人間であろう!気をつけよう!と思いました。
挨拶ができなかったり言葉が足りなかったりで人様にモヤモヤ感をあたえることはしたくないです。できる限り努力しようと思います。
わたしにそんなところがあったらズバッと教えてください。気づいてないだけで、そんな人間になっているかもしれないと……。気をつけます。本当に。
グチグチ長くなってしまい……反省しつつ、ここまで読んでくれた人には大感謝です。ありがとうございました!
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