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めまいと早とちり

家が、決まらなかった。

Twitterで散々ほにゃほにゃ言ったのだけど、我が家からの入居申し込みより先に、仮押さえが入ったそうだ。

なんだ、仮押さえって。こちとら本気で決める気なのだ。はよ決めておくれよと勝手なことを言いたくなる。

だって、嬉しくなって色んな人に「海のそばで暮らすんだぜテヘ」と喜びをばら撒いて半日過ごしてしまったのである。早とちり、早合点と言われて生きてきたこの恥ずかしさは年に何回も味わっていて、人生で100回は己の浮かれように唇を噛んでいる。わたしが阿呆なだけだけれど、居心地が悪いので、ほんと。早く申し込ませてほしい。

今日は2時半に仕事を切り上げて病院へ行くつもりだった。

しかし、行ってみようと思っていた病院に念のため電話し、症状を伝えて受診していいか聞いたら「専門外だけど来ます?」って感じの返答だった。いや、それなら、いいです…。どうせ診てもらうなら「専門外だけど、心配なら診せに来て」と言われたいのだ。

ワガママなわたしは当然その病院に行く気にならず、なんとなく辿り着いたガストの四人席にひとりきりで座っている。

症状というのは、めまいだ。回転性のめまい。頭を動かすと本当にぐるんと視界が回る。以前にもめまいで受診したらメニエールと診断されたことはあるものの、今回はあのときほど症状が重くない。くるーん、て感じ。以前の病院は遠く、しかも待合室には30人ほどがぎゅうぎゅうに座っているような病院だったから行きたくない。だから、新しい病院を開拓しようと思ったのだけど…。まあよい。少しずつめまいも減ってきたし。

夫に頼まれた用事も済ませた。
なんだかんだ文章も書いたし、こーんな感じでアップしちゃうぜと思っていたら不動産会社からメールが来た。

「審査に入る」とのこと。これはつまり、仮押さえがキャンセルになったということだ。

やった。よっしゃ。わーい。

ここはガストだけど、四人席に一人で座ってにやにやしている。

いやしかし。早とちりもこれで終わらせたいものだ(慎重になっています)。

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