主演：ヴィクトリア・ソン(宋茜)、ホアン・ジンユー(黄景瑜)、シュー・カイチョン(徐开骋)
2018年　全25話
いしゃーしゃ的オススメ度：★★★★★
公式サイト「千年のシンデレラ～Love in the Moonlight～」

2020年を振り返ると、とにかく華流ドラマを見た年であったが、中でも俳優別にドラマの話数で数えると、一番多かったのはこの主人公ホアン・ジンユーだろう（2019年度はジェリー）。『ハイロイン』も既に観ていたが、とにかくこのドラマでの彼のかっこよさにハマってしまった。
相手役はイケメン俳優との共演が多すぎる(笑)元K-POPアイドルのヴィクトリア。『働く女子流ワタシ探し』ではソン・ウェイロン(宋威龙)と、そしてもうすぐ公開される「Broker」ではロー・ユンシー(罗云熙)と、イケメンばかりと一緒である。まあ彼女も美人だけど（しかも歌もダンスも上手い）。
2番手には『旦那様はドナー(奈何BOSS要娶我)』で華麗にリンBOSSを演じたシュー・カイチョン。こちらのドラマもすっかり”ナーハイ・ガールズ”の一人となってシーズン１＆２とハマったが、これについてはまた別の機会に。

狐族という異星人

ドラマ幕開けの舞台は900年前、宇宙人狐族の父と人間の母から生まれたホーランは盲目の少年であった。そこに貧乏な家庭からフーヤンという女の子がホーランに嫁ぐためともう一つのある目的で買われてくる。二人は次第に仲良くなり、恋に落ちるが。。。
時代は変わって現代。雑誌社でジャーナリストを目指して働くグァン・ピピ（ヴィクトリア）。しかしうだつが上がらず、恋人ジャーリン（シュー・カイチョン）にもちょっと邪険にされ、なんとなく気の晴れない毎日を送っている。そんなところに盲目の男性ホーラン（ホアン・ジンユー）と知り合う。狐族という異星人のホーランは、死ぬことがなく、900年前から思い続けているフーヤンの生まれ変わりを探し当てては、近づいて、何度も結婚していたのであった。そしてグァン・ピピが現代のフーヤンの生まれ変わりであった。

ファンタジーだけど、現代のラブストーリー

昔は金持ちの男性にプロポーズされれば、あるいは家族が取り決めて、女性はすぐに嫁いだが、現代ではそうはいかない。恋人もいて、仕事もしているピピは、ホーランのアプローチにもなびかない。見兼ねたホーランの狐族の護衛二人組（田中圭が中国ドラマに出てたとは知らなかった！と思うくらい一人が似てる）が、ピピの親友にアプローチし、一緒に協力しながら二人を近づけようとする。
さらには狐族の長の座を狙うチャオ・ソンも登場し、狐族内の権力闘争、ピピの恋人の留学などいろいろなストーリーが折り重なって、物語が進み、あっという間の25話であった。ファンタジーや時代劇は苦手なのであるが、これはそんなことも一切忘れさせてくれるくらい、ストーリーが面白かった。
個人的にはどのドラマでもホアン君の嫉妬する姿を見るのが大好きなのであるが、ここでもシュー・カイチョンに対して文字通り火花を散らしていた。

舞台はバンコク

第1話目ですごいカーチェイスのシーンがあるのであるが、これどこ？？とびっくりした。街並みが中国には見えなかったし、車のナンバープレートが違ったので、調べてみたらこのドラマは全てバンコクで撮影。よくわからないが、監督のこだわりらしい。それからよく観ていると、みんなが食べるスナック菓子が、タイドラマに出てくるのと同じようなものだし、大学のキャンパスもタイドラマで見るのと同じ感じ（笑）。ピピの実家は美容院で、これも唐人街に古くからあるようなお店の作り。実際に中国系が多く住む地区なのだろう。

この曲はエンディングテーマだったようだが、記憶なし（汗）。でもドラマのイメージをこのMVで味わえる。